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医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
人の身体にはイボと呼ばれるものが突然できてしまうことがあります。できてしまう原因は何でしょうか? 放置しても問題ないのでしょうか?
今回は、イボについて医師に話を聞いてきました。

そもそもイボとはなんですか?

イボとは皮膚のできものの俗称であり、以下の二つの定義が考えられます。

1.半円状に盛り上がったふくらみ
伝染性軟属腫(水いぼ)、ウオノメ、老人性角化腫などです。

2.ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染で起こるふくらみ
ウイルス性疣贅(ゆうぜい)と呼ばれることもあります。

どちらの定義によるかにもよりますが、基本的にイボは身体の皮膚表面のどこにでもできます。

イボが身体にできた場合、どうすればいいですか?

原因によって対応が異なりますので、なぜできたのかはっきりしない場合、まずは皮膚科を受診し、伝染性か、処置が必要か、日常生活上の注意が必要かなどの診断を受けましょう。

イボはうつることがあると聞きましたが…?

イボの種類によってこれも異なりますが、以下の場合だと感染するおそれがあります。

1.伝染性軟属腫(水いぼ)
プールなどで水いぼのある人と皮膚が接触することにより、感染することが多いとされています。
特に子どもの場合、完全に防ぐことは難しいことですが、身体を拭くタオルを共有しないなどでリスクを下げられます。

2.ヒトパピローマウイルスによる感染症
ヒトパピローマウイルスの種類は、100種類以上と非常に多く、尖圭コンジローマのように性感染症もありますので、安易に不特定多数の方と性交渉をもつと、感染のリスクが上がると考えられます。

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イボをとりたい場合、どうしたらいいですか?

イボは自然に治るものもありますが、時間がかかることも多く、治るまでの間に他人にうつしてしまう危険性もありますから、以下のような治療を要する場合があります。

1.液体窒素による治療
一般的な方法のひとつとしては、液体窒素でイボのある部分を凍結させるというプロセスを繰り返す方法があります。局所に炎症を起こさせるので、痛みが強い場合が多いようですが、効果的です。

2.漢方薬による治療
「ヨクイニン」と呼ばれる漢方薬を服用する方法があります。

液体窒素や漢方薬による治療は、健康保険の適応があります。それ以外ではレーザーを用いた方法、外科的に手術を行ってイボを取り除くこともあります。

最後に医師からアドバイス

イボは「そのうち治るかも」と放置されがちですが、皮膚の腫瘍や他人に感染させる場合もあるので、原因がはっきりしなければ、皮膚科を受診しておくと安心でしょう。

(監修:Doctors Me 医師)

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