参議院議員選挙で与党が3分の2を取れば憲法改正?

このようなツイートが至る所で流れています。しかし、参議院議員選挙で改憲派の勢力が3分の2を超えても憲法改正ができない事を皆さんご存知でしょうか?

憲法改正に必要な事

憲法改正へのプロセスはどうなっているのか?総務省のWEBサイトに記載があったのでご紹介します。

日本国憲法第96条
1 この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行われる投票において、その過半数の賛成を必要とする。

2 憲法改正について前項の承認を経たときは、天皇は、国民の名で、この憲法と一体を成すものとして、直ちにこれを公布する。

出典 http://www.soumu.go.jp

簡単に説明すると参議院と衆議院両方の議会において3分の2以上の賛成で憲法改正刷る為の国民投票が行われるのです。英国のEU離脱の国民投票と同じなのです。EU離脱が決まりましたが、あれは国民の意思を表している物です。

その国民投票において賛成が過半数が超えた時に憲法改正が決まります。決まったら、天皇陛下が国民の名で発表するのです。

憲法改正の国民投票は各項目ごとに行う

 憲法改正案は、内容において関連する事項ごとに提案され、それぞれの改正案ごとに一人一票を投じることとなります。

出典 http://www.soumu.go.jp

安保関連法案の時のようにセットで全部通すという事はできません。各項目ごとに信を問う形になります。


例えば、国民の過半数が賛成して憲法9条を改正したとしても、徴兵制が復活する事はありません。何故かと言うと憲法18条と同じく22条1項で禁止されていると解釈できるからです。

日本国憲法憲法18条
何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない。又、犯罪に因る処罰の場合を除いては、その意に反する苦役に服させられない

日本国憲法22条1項
何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する

犯罪を犯した場合を除いて、苦役に服させられないという18条と居住や移転の自由、職業選択の自由を記している22条1項である。これもまとめて変えない限りは徴兵制は不可能なのです。

憲法改正反対の人は野党4党へという嘘

ここまで読んでもらえば、憲法改正反対であれば、民進党や共産党、社民党、生活の党と山本太郎となかまたちの4党に入れなければいけないと言う事が嘘であるという事はおわかりいただけたと思います。

英国のEU離脱が確実の物となり、スコットランドの独立騒動が再燃し、更には、スペインやイタリア、フランスと言ったEUへ反感や不信が見え隠れする国が今後の英国とEUの動向次第では、悪夢のように離脱する可能性もあるのです。

そうなれば、世界経済は非常に不安定になってしまいます。伊勢志摩サミットで安倍首相が言っていたリーマン・ショック前夜や経済危機と言っていた物が現実のものとなってしまう可能性もかなり高いのです。

ギリシャに振り回され、英国の離脱という大きな打撃を受けるEUというヨーロッパの大連合は崩壊へと向かっているそんな時に、憲法改正反対や安保関連法案廃案というだけで連合し、他の政策がバラバラではこの危機を乗り越えられるかと問われると少々心配になる思います。

他の政策も見て決めるべきです。

何も民進党や共産党に入れないようにと言うつもりはないのです。しっかりと他の政策もみて、どの政党が良いかという事を選ぶべきです。一時のブームや1つの政策で決めてはいけないのです。

ストップ3分の2だけでは、これから起こると考えられる世界経済の危機を乗り越える事はできないのです。

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いつか笑って過ごせる日までと申します。 起業家でフリーライターです。政治からゴシップネタまで幅広く手掛けています。 残念ながら今はまだ貧乏人です…。

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