・大切なあの人との再会

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アナタには「大切な人」がいますか。その大切な人と離れ離れになり、月日が流れてしまったらその人のことを忘れてしまうものなのでしょうか。

・「私のこと、覚えてる?」

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「私のこと、覚えてる?」そう相手に投げかけているのはリンダ・コーブナーさんです。彼女は約20年ぶりにある「大切な友人」に会いにきました。

・彼女の視線の先にいたのは…

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彼女の視線の先にいたのは人間ではなくチンパンジーでした。「大人になったわね」と笑いながら話す彼女、彼女の友人とはチンパンジーだったのです。

・動物実験に利用され監禁されていた

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このチンパンジーは20年前、研究施設に監禁され、肝炎研究用の実験動物として使われていました。そして肝炎の薬が完成すると彼らは研究所からもう必要のない存在となったのでした。

人間にいいように使われて、彼らは酷く傷ついていたのです。

・コーブナーさんに命を救われたチンパンジー

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そんな中、彼女に救われたのは3匹のチンパンジーでした。名はそれぞれスウィング、スパイキー、ドールといいます。彼らは何年間も太陽の光を浴びずに、外の風を感じず、土を踏まずに実験動物として扱われ過ごしてきたのです。

そんな彼らをコーブナーさんはフロリダの保護地域に返すために活動し、彼らと4年間生活を共に過ごしたのです。

・始めは檻から出るのも怖かった

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実験動物としての立場から解放され、保護施設に移されることになった彼らですが、長年冷たい檻の中で過ごしてきたため非常に臆病になっており、最初は外に出ることすらできなくなっていました。ビクビクと人間を怖がる姿、そんな彼らにそっと寄り添い、愛を注いだのがコーブナーさんでした。

・一緒に過ごした4年間

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檻の前で怖がっているチンパンジーに、「怖くないよ」と優しく触れ合うコーブナーさん。彼女の愛によって彼らは次第に外の世界に慣れていきました。

そして、彼らは自立し別れの時が来ました。それから約20年の間、コーブナーさんとチンパンジーは顔を合わせることはありませんでした。

・そんな彼らが再開

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そんなコーブナーさんは18年ぶりに、保護施設を訪れました。そして、「私のこと覚えてる?」とスウィングに話しかけました。「本当に久しぶりね。立派になって」と声をかけます。

・笑顔を見せたスウィング

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20年近く顔を合わせていないのです。もしかしたらもうチンパンジーたちは彼女のことを忘れているかもしれない…そう思った方もいらっしゃるでしょう。しかし、彼女がゆっくり近づいていくと、ニカッと笑顔を見せたスウィング。

・そして寄り添う

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ドンドン二人の距離は近づきます。

・抱きしめ合う

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スウィングはコーブナーさんに抱きつきました。そして、そこにドールもやってきて加わります。

・全身全霊で抱きしめるチンパンジー

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コーブナーさんに会えたことが本当にうれしかったのでしょう。彼らは彼女をギュッと抱きしめました。彼女と過ごした思い出は18年たった今でも忘れることなく彼らの記憶の中に残っていたのです。

・「彼らは私たちを許し、きちんと回復してくれた」

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あんなに人間に酷いことをされていたのに、スウィング達は私たちを許してくれ体調も回復してくれたのだと語るコーブナーさん。スウィング達と再会した時彼女の頬には涙が流れていました。

・チンパンジーは人類に最も近い種

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この実話から考えさせられることは、一部のチンパンジー達が人間の手によって苦しめられているという事実です。

チンパンジーは、人類に最も近い種であり、最近はチンパンジーを「ヒト属」に入れるべきだという科学者の意見も出ています。その結果、これまでヒトの身代わりとして肝炎やエイズの研究などに「動物として」使ってきたチンパンジーの実験は、ほとんど「人体実験」同様と考えられるようになり、もはや倫理的に許されないという動きが国際的に高まってきています。

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チンパンジーのDNAは98.8%が人間と一緒と言われ人間に最も近い生き物とされています。そのため薬品やワクチン開発の動物実験としては理想的として扱われてきました。

・人間と同じように感情がある

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しかし、人間と似ているという事は逆を言えばチンパンジーも人間と同じように感情があるということになります。人の身代わりになって動物実験をさせられているチンパンジーは、人間と同じように苦しんでいるということになるのです。

・国際的にも非難の声が高まる

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こういったチンパンジーへの待遇に非難が高まっています。

・法律上禁止された国も

イギリス、ニュージーランドではすでに実質上、大型類人猿の実験が法律で禁止されており、また、ドイツでは動物の権利が憲法に盛り込まれ、大型類人猿のみならず動物実験自体の存続が疑問視されています。

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チンパンジーを含めた大型類人猿の実験が法律で禁止された国も増えてきています。

・アメリカでも社会的問題に

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スウィング達の実話にあるように動物実験として使われたチンパンジーの飼育をどうするかがアメリカでは問題となっています。

・故意にAIDSに感染させられたチンパンジーの行く末

アメリカでは1986年に政府が打ち出した計画により、AIDS研究利用目的でチンパンジーを繁殖しましたが、長い年月と莫大な税金を費やしたのち、チンパンジーがAIDS研究の動物モデルとしては不適格であることが判明しました。この結果、現在アメリカ国内にいる実験用チンパンジー千数百頭の多くは余剰とされ、ただ施設で飼育されているだけの状態です。

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アメリカではAIDSの研究のためにチンパンジーが多く利用されました。AIDSウイルスを故意に注射され感染させられるなど残酷な実験をされました。しかし、人間と同様の末期症状まで進むことはなかったことから、実験はうまくいかなかったと結論付けられたのです。

・30年間光を浴びたことがなかったチンパンジーの解放

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こちらはAIDSの実験で30年間も監禁されいたチンパンジーたちが解放されたときの様子です。中には檻の中で生まれ一度も太陽の光を見たことのないチンパンジーもいたと言います。非常に心打たれるニュースとして、世界中で話題となりました。

・日本では…

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これらの話は海外のニュースですが、日本も他人事ではないのです。

一方、日本では、国内にいるチンパンジーの3分の1(百数十頭)が実験施設で飼育されているというのに、このようなことが公に議論されたことはほとんどありません。

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日本にも動物実験として使われているチンパンジーがいます。故意に病気に感染させられたり、化学物質を投与されたり…人間にはダメな行為が何故チンパンジーには許されるのでしょうか。人間の身勝手だとは思いませんか。

・いかがでしたか。

出典 YouTube

スウィングとコーブナーさんの再開はこちらの動画でご覧ください。皆様はこの話を聞いてどう感じられましたか。
チンパンジーの豊かな表情を見ると人と変わらない愛のあふれた動物であることがわかります。こんなにも優しい生き物が動物実験として扱われてよいものなのか。あらため人と動物との共存について考えさせられる動画でした。

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