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医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
アイドルグループ『AKB48』チームK、篠崎彩奈さんがバセドウ病と診断され、劇場公演を休演することが公式ブログで発表されました。

まだ20歳の篠崎彩奈さんをおそったバセドウ病とは、どういう病気なのでしょうか。篠崎彩奈さんのニュースを元に、バセドウ病について医師に話を聞きました。

バセドウ病とは、そもそもどのようなことでしょうか。

バセドウ病は、甲状腺の機能が亢進して、甲状腺ホルモンが作られすぎてしまう病気です。

原因としては、自分の甲状腺を「異物」と認識して攻撃する自己抗体が作られてしまうことが挙げられます。
本来脳から分泌されて、甲状腺ホルモンの量を刺激する甲状腺刺激ホルモンに代わって、自己抗体が甲状腺を刺激してしまい、甲状腺ホルモンを作らせてしまいます。

バセドウ病が起こるとどのような症状が現れますか。

バセドウ病では、甲状腺の腫れ、眼球の突出に加え、甲状腺ホルモンが過剰になることによって以下の症状が起こります。

・頻脈
・動悸
・イライラ感
・手足の震え
・体重減少
・多感
・下痢
・皮膚のかゆみ

症状の出方は人によって異なり、すべての症状が出そろうことは珍しいです。

バセドウ病とわかったら、どのような治療が行われるのですか。

バセドウ病と診断されたら、過剰になっている甲状腺ホルモンを作らせすぎないようにするため、以下の治療を行うことになります。

・抗甲状腺薬を用いた薬物療法
・放射性ヨウ素を用いたアイソトープ治療
・甲状腺を外科的に切除手術

治療方法の選び方としては、継続的に服薬ができる方は薬物療法、薬が効きにくかったり、副作用が強く出たり、急いでなおしたいという方はアイソトープ治療や切除手術をするなど、その方の状況などに合わせることが多いです。

バセドウ病がかかりやすい層はありますか。

バセドウ病患者は、女性が多く、男性のおよそ4倍です。年齢層は20代から30代に多く、50代以降になってから発症するケースはあまりないようです。

また、遺伝が関係するのではないか、と言われています。

バセドウ病は妊娠・出産に影響はありますか。

バセドウ病によって、甲状腺機能が亢進しつづけていると、生理が止まったり、減ってしまうことがあります。

甲状腺ホルモンが極端に多い状態で妊娠すると、流産、早産しやすいといわれていますので、妊娠は甲状腺の状態を安定させてからすることが大切です。また、バセドウ病の治療薬には、妊娠を希望する場合に使用できないものがあります。

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バセドウ病を予防できる生活習慣はありますか。

バセドウ病を引き起こす根本的な原因がはっきりしていないので、これをすれば予防できる、といったものはありません。

そのほか「バセドウ病」についてまとめ、アドバイスなど

バセドウ病は、意外と身近な病気です。
最近動悸や発汗が多い、首に腫れがあるといった場合は、ぜひ内科を受診してみましょう。

(監修:Doctors Me 医師)

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