小学校で持久走大会が行われた時のことです。持久走大会は、自由参観という形で、見に行ってもよいので、応援に行ってきました。


長男に、
「練習で、順位はどれくらい?」
って聞いても、さぁ?と首をひねっていたので、速いのか、遅いのか、楽しみにしながら、見に行ってきました。


1年生は、にこにこ笑顔でスタート。親の前だと、びゅーんってダッシュ(笑)そのあと、テロテロ走ったり、でも最後はダッシュをかけたり、もっと速く走れたのでは?という子が多数いました。


長男も、私の前だとダッシュ、そして、ゆっくり走って、最後には、ラストスパートをかけていました。後で聞いたら、
「もうちょっと、速く走れたはずで、悔しくて、ないしょで泣いた。」
そんな、エピソードもかわいい。13位でした。真ん中より、ちょっと前でした。

出典Satomi Nakano

次女は、1年、2年と3位だったので、今年も3位を死守すると言っていました。
3位までは、オリンピックでも銅メダルをもらえることから、3位まではスゴイと思っているようでした。
「作戦は、最初にダッシュして、最後は我慢。我慢して、抜かされないようにする!」


次女は、とっても几帳面な子。宿題は絶対にやってから遊ぶし、ピアノの発表会でも、英語の練習ノートを持って行ったり、隙間時間にちょこちょこ勉強をしています。疲れて宿題をしないで寝ちゃっても、夜中に1人で起きて宿題をするんです。勉強だけでなくスポーツにも、負けず嫌いを発揮。学校では、頑張っているのか、帰ってくると、夕ご飯の前に寝ることが多いです。小学校で、かなり、頑張っているのでしょうね。


次女達の学年が、走る番になりました。次女は、校庭では4位くらいを走っていました。2周走って、校舎の裏へ。


そのうち1位の子が、校舎を回って、トラックに帰ってきました。ぶっちぎりの速さでした。半分くらいの子がゴールしても、次女は校舎裏から出てこない。最後の子がゴールしても出てこない。転んじゃったのかな?

出典Satomi Nakano

やっと、姿が見えたと思ったら、顔を手で覆って、泣きながら歩いてきました。棄権するかと思ったのですが、先生が隣を走ってくださって、歩いていたのが、小走りになって、泣きながら、私の前を走っていきました。



周りの親御さん達の拍手。先生や生徒の声援。そんな中での、ゴールでした。

出典Satomi Nakano

走った後は、泣き崩れていました。怪我はしていないなと、膝などを見てホッとしました。



足が悪くて、ゆっくりゆっくりゴールを目指した子。
太っている子は、長距離を走るのは、すっごく苦しいでしょう。
それでも、走った。
走る選択もあれば、走らない選択もある。
スタートを切らなければ、ゴールはない。
スタートを切れば、1位になる可能性もある。
スタートを切らなければ、ビリにだってなれない。
自分に向けられた周りの人の、声援や拍手が聞こえた?
ゆっくりでいい、ゆっくりでもいいからゴールを目指して。
ビリでも、何位でも、ママの中では、ピカピカの金メダルだよ。

家に、帰ってきた次女に、
「転んだの?」
聞いてみました。


「ううん。途中で気持ち悪くなったの。ビリで悔しかった!ビリの21位の賞状だったのね。さっき、先生が、賞状を大事にしなさいって渡されたの。」

「ビリビリに破いて、学校に捨ててきた。」

破り捨ててきたって、あなた・・・いやー、その話聞いて、大笑いしちゃいました。


私は知っています。3位にこだわっていたのに、今年は、3位になれないとわかって、走るのをやめてしまったことを。次女は、4月生まれ。保育園のかけっこはずっと1位でした。勉強もできる方です。ですから、今回の持久走大会は、初めての挫折だったと思います。すっごい、すっごい悔しかったのだろうなぁ。負けず嫌いだから、ビリが許せないし、ビリの賞状を、持っていたくなかったのでしょう。だから、学校で破いてきたんですね。ビリでも、あきらめないこと。頑張っても負けることがあるということ。学んだ1日だったと思います。


さて、次の年、次女は6位でした。3位になれないからと、途中で走ることをやめず、走り切りました。何位だっていい。ママには、ピカピカの金メダルが見えるんだから。

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