東京・お台場の先にある「日本科学未来館」をご存知でしょうか?「科学?ちょっと縁がないな」なんて言わないで下さい。もちろんサイエンス系の展示や催しもありますけど、アートや音楽系のイベントもあり、子供から大人まで楽しめるところなんです。

”日本科学未来館”とは?

”日本科学未来館”は、科学技術への理解を深めるための拠点として国際研究交流大学村内に建設され、2001年に開館した国立の科学館です。お台場という、東京の中でもリゾートっぽい場所に位置し、付近には各国からの留学生の滞在している村もあり、インターナショナルな雰囲気に包まれています。館長は元宇宙飛行士の毛利衛さん。

日本科学未来館は、いま世界に起きていることを科学の視点から理解し、私たちがこれからどんな未来をつくっていくかをともに考え、語り合う場です。

出典 https://www.miraikan.jst.go.jp

自分自身で触れて楽しむことのできる展示をはじめ、実験教室やトークイベントなど多彩なメニューを通し、日々の素朴な疑問から最新テクノロジー、地球環境、宇宙の探求、生命の不思議まで、さまざまなスケールで現在進行形の科学技術を体験いただけます。

出典 https://www.miraikan.jst.go.jp

"日本科学未来館”の展示物とは?《常設展》

”日本科学未来館”の常設展の展示物には、世界をさぐる、未来をつくる、地球とつながる、という3つのテーマがあり、それぞれ興味深い展示物があります。

「スーパーカミオカンデ」疑似体験

例えば、ニュートリノを観測する装置「スーパーカミオカンデ」の一部が10分の1モデルで作られていたりします。「スーパーカミオカンデ」は、岐阜県神岡町の地下1000メートルに実際にある施設ですが、中に入るのは一般人ではもちろんNG。ニュートリノがセンサーをとらえる瞬間は、ここお台場の”日本科学未来館”でしか体験できません。

「国際宇宙ステーション」住居棟の模型に実際に入ってみる

日本科学未来館の内部には、「国際宇宙ステーション」の住居棟の模型があり、実際に中に入ることが出来ます。実際に地上から高度 400kmに浮かぶ国際宇宙ステーションは本来ヒトが住むことが出来ない環境に各国のテクノロジーを駆使して挑戦した結果であり、研究者をはじめ、宇宙飛行士、地上の運用管制官などの協力により運行されています。

よくロケットが国際宇宙ステーションとドッキングして、宇宙飛行士が宙に浮いている映像を見るでしょう。まさにあの空間に入ることが出来ます。欲を言えば、無重力状態まで体験できたらいいのですが。。

100億人でサバイバル 実際に起こった災害の被害をリアルに体験

このコーナーでは、さまざまな災害が起こるしくみやその被害を理解することができます。特に地震大国日本が抱える「災害対策」は今一番の問題です。リアルな写真展示やわかりやすい模型展示で、21世紀の地球に生きる私たちが、この地球で生き延びていくために、今、何をすべきなのかを考えずにいられない展示物です。

「生命の神秘」を理解する~胎児のつくられる仕組みや未来の治療法を見る

「日本科学未来館」では、細胞分裂を繰り返し、細胞から胎児が作られていく過程なども実物大の模型で見ることが出来ます。生命の基本単位である細胞を見ていると、自分も細胞から作られているのだということを実感します。また、病気や怪我に直面する場面を例にとって、近年の新しい研究iPS細胞の応用をわかりやすく説明してくれるシアターもあります。

最先端の医療技術が疑似体験できる

医療現場は恐ろしいスピードで進歩していますが、1人ひとりの体質にあった、負担の少ない治療法や病気を防ぐ医療などは近い将来、かなえられるのでしょうか。このコーナーでは、ロボット技術を使った腹控鏡手術などを実際に疑似体験することが出来ます。実際に体験してみると、自分には遠い存在に思えた最先端の治療法が身近に感じるから不思議です。

地球環境と「わたし」の関係性をとらえ直す機会

環境問題が叫ばれるようになって久しいですが、地球はその誕生以来46億年のうち、この1万年が「奇跡的に」安定した気候だったそうです。その間に文明を著しく発展させてきた人間ですが、こんどは自らの手でその環境を破壊しようとしています。「循環」という地球のしくみに着目しながら、循環するものづくりや、循環を乱さないエネルギーの実現方法を学ぶ、貴重なコーナーです。

「企画展」にはどんなものがあるか?

テオ・ヤンセン展(2010年)

出典 YouTube

「日本科学未来館」は常設展も非常に魅力的なのですが、なんといってもその醍醐味は「企画展」にあるといってもいいでしょう。例えば、2010年に行われた「テオ・ヤンセン」というオランダのアーチストの展覧会は、風力だけで、まるで生き物のように床を歩いていくオブジェを実際に日本科学未来館の館内で再現しました。

動力などを全く使わないのにまるで生命を宿しているかのようなその「生物」はほんとうに不思議かつ魅力的でした。

チームラボ「踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」展(2014年)

出典 YouTube

プログラマ・エンジニア(UIエンジニア、DBエンジニア、ネットワークエンジニア、ハードウェアエンジニア、コンピュータビジョンエンジニア、ソフトウェアアーキテクト)、数学者、建築家、CGアニメーター、Webデザイナー、グラフィックデザイナー、絵師、編集者から構成されている、チーム・ラボ。これだけのスペシャリストが集まっていると、展覧会もカラフルで凝っていて楽しいです。インタラクティブ・インスタレーションを中心に、子供たちが目を輝かせて、先端アートと戯れる姿が印象的です。

Björk Digital ― 音楽のVR・18日間の実験

2016年6月29日(水)から7月18日(月・祝)の期間、アイスランドの歌姫、Björk
(ビヨーク)による、実験的なVRの展示プロジェクトが行われます。展示内容はVRコンテンツ、音楽と自然、テクノロジーの融合を探求した「Biophillia」アプリを通しての体験、プロジェクトにあわせて特別に選曲・リマスタリングされたミュージックビデオの鑑賞となります。特にオープニングパーティには、ビヨーク本人がDJとして出演が決定しているので、こちらもどんなアクトになるか楽しみです。展示のみ2500円(税込)、オープニングパーティー9,000円(税込)

いかがでしたか?子供たちにはおなじみ、大人には密かなブームの「日本科学未来館」をご紹介しました。世界の歌姫ビヨークも来て、DJをやるとはすごいですね!

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