記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
年齢を重ねるにつれて、体のあちこちに疾患や、若い頃とは同じようにいかない部分が出てきます。それは当然のことですが、人には相談しづらく本人は深刻な悩みを抱えてしまうことがあります。今回のテーマ、尿トラブルもそのひとつです。

今回は加齢による尿トラブルについて、気になる質問を医師に聞きました。

Q.加齢による尿トラブルは普通のこと?

人は年齢を重ねるとともに尿トラブルが増えていきます。
大きな病気が原因というよりも加齢による変化と思ってよいでしょう。それは男性にとっても女性にとっても言えることです。原因は性別によって異なることが多いです。

≪男性の場合≫
男性の尿トラブルの原因は前立腺肥大症という病気がメインです。
また、尿道から尿を出すときにその周囲に存在する前立腺が肥大していることで、排尿の時に抵抗となり尿が出しにくくなり、残尿感を感じるようになります。 日本人では60歳以上の男性では約半数が前立腺肥大症があるとされています。

≪女性の場合≫
女性の尿トラブルの原因は膀胱を支える筋肉や尿道を締めている筋肉が弱くなってしまうことが原因となるケースが多いです。

Q.加齢によりトイレの回数が増えるのは、なぜ?

トイレの回数が増える理由として、膀胱の機能過敏になりすぎてしまう病態である「過活動膀胱」という状況になりやすくなることが挙げられます。
40歳を超えると膀胱への神経の支配が徐々に弱くなること、糖尿病などの生活習慣病が原因として考えられます。

Q.夜間頻尿と加齢の関係について知りたいです。

夜間頻尿とは、夜寝ているときに2回以上尿意のせいで起床してしまい、自分でその症状に困っている症状のことを指します。
原因としては、加齢により自律神経の調整が下手になりそのために体内の水分調整力として昼よりも夜に腎臓の尿産生が増えてしまうことにあるようです。

Q.自分でできる加齢による尿トラブルの対策ありますか?

まずは、筋力のトレーニングとして散歩など有酸素運動を行いましょう。

・膀胱周囲の筋力を保つことができる
・体内の余分な水分を効率よく汗として出せる
・自律神経の安定化 など
嬉しい効果があり、夜間頻尿までも改善してくれます。

また、よくある間違った認識として、水分を多くとることが健康に良いと考えている方が多いように思います。とはいえ、飲みすぎると尿に最終的になるため頻尿に結びつきます。1日の水分量は多くて1L程度でよいでしょう。

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医師からのアドバイス

どんな病気もそうですが、予防として健康的な生活を送ることが第一です。
特に散歩のような有酸素運動は、尿トラブルだけでなく、健康管理のためにも大きなメリットがあるといえるでしょう。無理のない範囲ではじめてみてはいかがでしょうか。

(監修:Doctors Me 医師)

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