日本が世界に誇るコンテンツとなったアニメ。私たちも小さい頃から沢山のアニメを目にしてきたと思います。学園もの、ファンタジー、SF、歴史ものなど一言で「アニメ」と言っても様々なジャンルや設定が存在します。

そんな数多くあるジャンルや設定のなかで学園アニメ作品において、主人公(または主要キャラ)は決まって「教室の後ろ窓側の席」に座っています。これは学園アニメでは”当たり前”のように登場するシーンで特に気に留めていない方も多いと思います。しかし、主人公が「教室の後ろ窓側の席」に座ることにはちゃんとした理由があったのです。

作品例

では、実際に「教室後ろ窓側の席」に主人公または主要キャラクターが座っている作品を見てみましょう。

スラムダンク

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涼宮ハルヒの憂鬱

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ラブライブ!

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けいおん!

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新世紀エヴァンゲリオン

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窓際の席に座って外を眺めながら物思いにふけるキャラクターというのは、学園アニメでよく見かけますよね。では、なぜ「教室後ろ窓側の席」に座るのか?これについてこんな考察をされている方もいらっしゃいました。

照明のテクニックとして人物や物体をポートレート風に見せる際に、ななめ上から光を当てるというテクニックが確かあったと思います。窓際というと、大体公社などの建築物は、南向きに建てられていると想定されるため、朝の教室は、東から上がる日光が鋭い角度で教室を照らし、逆に夕方になると反対の角度から、長ーい大気を抜けて赤身かった印象的な光がこれまたななめ上から下に入ってくるのというのが一般的な構造かと。。

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当然、一番前の席だと、先生と超近くなるので、あいうことや、こういうことや、目があうとかみたいなシチュエーションはプロットを練る上でも無理がでてきそうです。それから、勉強もできず、でもなぜか、幼馴染とか、委員長などに羽目を掛けられるような設定のラブコメ主人公は、大体の場合、授業中も、ぼんやり窓の外をみるというシチュエーションが描かれたりするのです。そしてこれまたたまたま、別のクラスの委員の人が手を降ったり見たいなおいしいシーンの演出なども可能となるわけですね。

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これまた良くあるパターンですが、教室から、学校でもぴか一の女の子とかが、なぜか、主人公のところにちょっとした裏事情で用事があり呼びに来るシーンなどがあるのですが、廊下側に主人公が座っていた場合、その女の子が教室を横切り、教室にいるいるであろうモブ連中の「えっ○○さんが何の用?」みたいなドヤ演出ができなくなってしまうのです。

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確かにこの方が考えているように「物思いにふけるシーン」や「グランウンドなど外の誰かを見るシーン」で使いやすいからなどの理由もあるとは思うのですが、製作サイドにはもっとしっかりとした理由があったのです。

作画の手間を省くため

教室後ろ窓側の席にすることで、背景には教室の壁や後ろの黒板、窓などの作画だけで済み、机や他の生徒を書く量が減るためなのです。

もちろん「物思いにふけるシーン」などのシーン映えも理由のひとつです。

みんな納得

大人事情と言ってしまえばそうなのですが、ただ、作画の手間を省くだけではなく、そのシーンに対するキャラクターの見え方などのしっかりと考えられているわけです。これも学園アニメを書く際の「先人たちの知恵」とも言えますね。

逆に主要キャラクターを教室の中央や前の方に配置し、机や他のキャラクターをたくさん書いてある作品は「頑張ったんだな」と思ってみてください。

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長野県出身の30代2児の父。ゲーム、アニメ、マンガ、スポーツ、夢の国が好きです。
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