【1】巨星、逝く

先日、訃報が伝わってきました。ボクシングの元チャンピオン「モハメド・アリ」氏が亡くなったとのことです。享年74歳。

反逆のカリスマは帰らず-。プロボクシングの元世界ヘビー級チャンピオンで、20世紀を代表するカリスマ的英雄だったモハメド・アリ(本名カシアス・クレイ)さんが入院先の米アリゾナ州フェニックスの病院で3日死去した。74歳だった。家族が声明を出したと時事などが報じた。史上初めて3度王座に君臨、差別とも戦い、社会に言葉のパンチを繰り出した。

出典 http://www.chunichi.co.jp

2016年6月5日 中スポWebより。

アリ氏が始めてプロチャンピオンになったのは、今から50年ほど前の1960年代です。かなり昔の話なのですが、それでもニュースになる・多くの人が彼を知っている…という辺り、いかに彼の活躍が凄かったかという事が伺えます。

また、アリ氏は「リング外でも戦い続けた人」として有名です。ベトナム戦争への徴兵を拒否してアメリカ政府と争った事や、黒人差別を批判したことでも知られています。

【2】「蝶のように舞い、蜂のように刺す」

アリ氏のボクシングスタイルは、「Float like a butterfly, sting like a bee」という言葉でよく知られています。
日本語に訳すと蝶のように舞い、蜂のように刺す」。現役時代のアリ氏を知らない方でも、この言葉は知っているという方は多いのではないか?と思います。

アリ氏は、「WBAとWBCのヘビー級チャンピオン」でした。ヘビー級は、最も体重が重い部類の選手が集まる階級です。体重が重いということは、身体も大きくパワーもある選手が大勢いるということ。迫力みなぎる試合になります。

しかし裏を返せば、「体重が重い・身体が大きいという事は、動きが鈍重である」「スピード感溢れる試合は、ヘビー級では見られない」という事になります。

その常識を覆したのが、アリ氏だと言われています。現在でも「ヘビー級で最速は、アリ氏」との呼び声が高いです。そのスピードで相手を翻弄し、ここぞという場面で鋭いパンチを放って、相手を退けてきました。そのスタイルは、正に「蝶のように舞い、蜂のように刺す」。

【3】憎まれっ子、世にはばかる

アリ氏は、試合内容だけでなく、リング外でも話題になる人でした。「試合前の会見や取材などで、話題になる挑発をする」という特徴があり、評判を高める術に長けていた模様です。

現代の日本では特にそうですが、「組織のボス・スポーツのチャンピオンなど、地位が高い人物は、謙虚であるべき」という風潮があります。

日本には「実るほど 頭を垂れる 稲穂かな」という言葉があります。同様の意味を持つ言葉は、英語圏にもあります。「何かに強い人は、人格も高く保たれなくてはならない」という思いは、国や地域を越え、多くの人が同意する事なのでしょう。

そこをうまく突いたのが、アリ氏です。不遜な態度で大口を叩き、世間の注目を集め、「なんて憎たらしいヤツだ」「負けてしまえ」と多くの人に思わせます。しかし、試合には勝ってしまいます。このギャップが、世間の注目を集める一因になっていた事は確かでしょう。

【4】大口の中に、名言が混じる

しかし、いくら結果を残したとはいえ、中身の無い大口では人々の印象に残りません。薄っぺらな言葉しか放たない選手は、「ケンカは強いが、頭は弱い」という印象を、多くの人々に与えてしまうでしょう。

アリ氏がそうならなかったのは、その言葉には説得力があり、スジの通ったものがあったからだ…と筆者は考えます。

アリ氏の名言はとても沢山ありますが、ここではひとつだけ紹介します。

Impossible is just a big word thrown around by small men who find it easier to live in the world they’ve been given than to explore the power they have to change it. Impossible is not a fact. It’s an opinion. Impossible is not a declaration. It’s a dare. Impossible is potential. Impossible is temporary. Impossible is nothing.”

出典 http://www.notebooms.com

「不可能とは、自らの力で世界を切り開くことを放棄した、臆病者の言葉だ」
「不可能とは、現状に甘んじるための言い訳にすぎない」
「不可能とは、事実ですらなく、単なる先入観だ」
「不可能とは、誰かに決めつけられることではない」
「不可能とは、通過点だ」
「不可能とは、可能性だ」
「不可能など、何でもない」

出典 https://ja.wikiquote.org

この言葉は、アディダスのCMにも使われた言葉です。アリ氏は「Impossible(不可能)」という言葉が大嫌いだったそうで、あちこちで上記の様な発言をしていたそうです。

アリ氏の場合、この言葉の素晴らしさに加えて、試合での結果が伴っているので、より含蓄のある言葉として映えます。

【5】まとめ と 余談

アリ氏の生き方や名言は、多くの人々の心の糧となり、これからも語り継がれる事でしょう。筆者も参考にしたいと思います。

なお、中東・トルコの隣の国「アゼルバイジャン」で、アリ氏の切手が出された事があるそうです。その理由は「切手にでもならない限りは、誰も私を舐めることはできない」との発言があったからだとか。

筆者がしっかりした裏づけを取れなかったので、当記事では「うわさ程度」の話に捉えておきますが、なんとも面白い話です。こういう話が出てくる事自体、彼が多くの人に愛された証拠…と言えるのではないでしょうか。

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