2016年6月1日【再婚禁止期間を100日に短縮する民法改正案】が参議院で可決・成立しました

Licensed by gettyimages ®

以前筆者が勤務した職場の部下の女性で、夫とは離婚前提の別居で冷え切っていて、次の男性との交際が始まっている状態であったのに、書類上の離婚が色々な調整で長引いたため、話し合いが整い離婚となった際に、次の男性との結婚を半年待たなくてはならないから大変だという相談のようなものを聞きました。

離婚してから半年は、要は誰の子どもか分からないから、女性は半年待ちなさいという趣旨のようですが、男女の関係という意味では、書類上の婚姻関係がある間は、その関係がどれだけ冷えていて別居であって、次の交際相手と性的関係が出来ていても、婚姻関係にある人と性的関係を持ち続けているかのような法律の解釈に、釈然としないものを筆者も感じていました。

その法律では、まるで離婚する日までは、婚姻関係のある男性とは必ず性的関係があるみたいに感じますし、現在であれば、離婚時に妊娠していた場合でもDNA鑑定の精度は相当高まっていて、概ね父親を特定できると思われますので、男性と同じく、離婚したら直ぐに再婚可能ということで良いのではないかと筆者は考えていました。

今回の投稿では、いくらかですが女性の再婚に関する法律が緩和されたようですので、そのことについて考えていきます。最後まで是非宜しくどうぞお付き合い下さい。

先ずは直近でどういう流れであったかというと…

(再婚禁止期間) 第七百三十三条 女は、前婚の解消又は取消しの日から六箇
月を経過した後でなければ、再婚をすることができない。
2 女が前婚の解消又は取消しの前から懐胎していた場合には、その出産の日か
ら、前項の規定を適用しない。

出典 http://archives.mag2.com

明治時代に作られたという、この法律(民法)がありまして、それが運用されていたのですが…

このような動きがあったことにより進展

最高裁判所は2015年12月16日、「再婚禁止期間」を6か月間とする民法の規定について、憲法に反する(違憲)という判断を下しました。
正確にいうと、再婚禁止期間6か月のうち「100日を超える部分」が違憲とされました。つまり再婚禁止期間は100日までは憲法に反しないと判断されたともいえます。
憲法は最高法規ですから、これに反すると判断された法律は変更を迫られることになります。
ですから、今後近いうちに再婚禁止期間が100日になるように法律改正がなされることになるでしょう。

出典 http://trendersnet.com

引用させて頂いた上の文章は、2015年12月20日のものだそうです。

筆者は【再婚禁止期間を100日に短縮する民法改正案】が6月1日に参議院で可決・成立したというニュースを知り、「100日ってなんだろう?」とは思いましたが、あまりにも現代人の生活に合わないと言わざるを得ない古い法律が、いくらか改善されたのか?という印象を受けました。読者の皆様は、いかがお考えでしょうか?

このようなこともあるみたいです

67歳以上の女性については妊娠の可能性がなかろうということで、法務省の通達によって、再婚禁止期間の規定は適用せず、すぐに再婚することを認めていました。

出典 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

なぜ67歳なのでしょうか…。閉経の年齢には個人差があるでしょうが…

「前夫とは1年以上も関係がなく、再婚男性とは1年以上前から関係をもっていた」かどうかが分からないので、画一的に100日は再婚禁止としています。

出典 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

これが先述した筆者の部下の女性の例と近いですね。確かにそう言われればそうですが、100日っていうのもよく分かりませんし、DNA鑑定があるのではないかと思ってしまいます。

そして、このことに関する簡潔な回答を見つけました

嫡出推定が重複して、どちらの子かわからなくなることを避けるための期間です。

① 嫡出推定の期間です。
② 嫡出推定の期間が縮まったり延びたりするので、調整のための再婚禁止期間が変更されます。嫡出推定期間が廃止されれば、DNA鑑定に一本化するってことなので、再婚禁止期間も不要になります。

出典 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

そうですよね?再婚禁止期間で父親は誰かという考え方は少々時代遅れな気がします。

繰り返しますが、「DNA鑑定」が信用性を増した現在では、父親の特定は技術的に可能でありますし、再婚禁止期間は、それを用いれば不要になります。

最終的には、そういう方向になるという話も見聞きはしますので、今後も注目したいと思います。

いかがでしたか?

Licensed by gettyimages ®

筆者には離婚経験がありませんので、それぞれの当事者の気持ちは分かりませんが、聞くところによると、離婚というのは大変エネルギーのいる消耗することだといいます。

色々な手続きなどが済み、その時に次の恋愛が始まっていたら、その人の元に行きたいと考えるのは女性として、ごく普通の事な気がします。

それが、この期間があるが故に冷えていく恋愛もあるかも知れませんし、女性本人は勿論のこと、待たされる男性にとっても、なんとも嫌な時間だと思います。

今回、やや緩和されたとは言え、まだまだ実情との距離はあります。今後も継続的に国会などで扱って頂き、夫婦別姓問題なども含め、それぞれの当事者の暮らしやすくなる法整備を願わずにはいられません。

最後までお読み頂き有難う御座います。

この記事を書いたユーザー

奥村裕二 このユーザーの他の記事を見る

東京都大田区大森生まれ。立正大学附属立正高等学校、尚美学園短期大学音楽ビジネス学科、放送大学教養学部生活福祉専攻卒業。STAY UP LATEオーナー。 ライター業と、セミナー講師、司会業も実質少々。江戸川区在住、一児の父。愛猫家。

得意ジャンル
  • マネー
  • 動物
  • 国内旅行
  • おでかけ
  • グルメ
  • 恋愛
  • 美容、健康
  • キャリア
  • おもしろ
  • 音楽
  • 社会問題
  • 育児
  • コラム

権利侵害申告はこちら