近年、10歳未満でも自分の性について疑問に思う子供もいるようですが、わずか3歳という幼い年齢では「ただ好きだから」という理由でディズニーキャラクターのコスチュームを身に着ける子供の方が多いのではないでしょうか。

例えそれが女の子の衣装であったとしても子供が着たいというなら着せてやればいいじゃないか…イギリスのケンブリッジ在住の30歳のヘイリー・ベイゼンさんはそんなママでした。

「息子のザックがクイーン・エルサのドレスを着てプレ・スクールに行きたい、先生や友達に見せたいし『Let It Go』の歌も歌いたい、そう言うから着せたんです。」基本、息子の着たいものを着せてあげることに反対をしないヘイリーさんだったので、それが女の子の衣装であったとしても3歳の息子に「不適切」だとは考えなかったのです。

ザック君は普段からコスプレが好き

出典 https://www.facebook.com

ディズニーキャラクターの衣装を着ることが大好きなザック君。特にエルサのドレスが好きというわけではなく、どんな衣装も着たがるお年頃なんだそう。

Pinned from metro.co.uk

パイレーツの格好だって大好きなザック君。でも、たまたまその日はエルサのドレスでプレ・スクールへ行ったのです。するとバス停である一人の女性がザック君のドレス姿を見て「お母さん、男の子にそんな格好をさせてるのって何かの罰なの?」と聞いてきたそう。

ヘイリーさんは見知らぬ女性から言われた言葉にショックを受けました。「息子が着たいから着ている」のにも関わらず「親が無理やり着せている」と受け取られたのです。しかも男の子に女の子の服を着せるのは「罰なのか」と。

「全く見知らぬ人がどんな格好をしてようと、私ならその人の1日を台無しにはしないわ。」とヘイリーさんはFacebookで怒りをぶちまけました。

「男の子用だから、女の子用だからと選んではいない」

Pinned from metro.co.uk

更にヘイリーさんは「私が息子に何かを買う時は、息子が好きなものを買っているんです。男の子用とか女の子用とかいうことで決めてはいません。男の子がドレスを着るなんてみっともないというふうにその女性は私に言いました。でもみっともないのは、そんな意見を見知らぬ人に言うあなたではないですか?」と投稿。

正直、ジェネレーションギャップは否めません。年を取れば取るほど、昔ながらの男女の考えが根付いているために「ジェンダー問題」は受け入れられないと同時にきっとちんぷんかんぷんなのでしょう。「男は男」「女は女」というステレオタイプの思想で時代を生きて来た人たちに「今は違いますよ」と言ったところで、なかなか受け入れにくいもの。

だからきっとヘイリーさんに声をかけた人も悪意があったわけではないのかも知れません。明らかに男の子とわかるような子供がディズニーキャラのドレスを着ていたら、筆者なら「そのキャラクターが好きなんだな」と思うでしょう。でもそう判断できない人もいるのです。

ここで私たちが学べるのは二つ。誰であれどんなファッションをしていてもそれはその人の自由。そして万が一自分のスタイルのことで何かを誰かに言われても、サラリと交わせるだけの余裕のある人間になることが大切。

ヘイリーさんはFacebookで怒りをぶつけると、ユーザーたちからは「よく言った」「子供に好きなものを着せるなんていい母親」という称賛の声が寄せられていますが、LGBTQが社会問題になっているこの時代だからこそ、ついていけない年齢の人たちも存在するという認識が大切なのではないでしょうか。

「うちの子、このアニメのキャラクターが大好きなんですよ。着るって言い張って…」ぐらいの返しをする方が逆に「あらそうなの」となるのではないでしょうか。

バス停で会話をしてくる人というのは、ひょっとしたら単にフレンドリー、もしくはちょっと寂しいのかも知れないな、ぐらいの心でいた方が何かと日々ストレスも貯まりにくいというのが最近になって悟ってきた筆者。きっとヘイリーさんもそのうち、こんなことぐらいでは目くじらを立てなくなる日が来るでしょう。

この記事を書いたユーザー

Mayo このユーザーの他の記事を見る

公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

得意ジャンル
  • 話題
  • 社会問題
  • 動物
  • 海外旅行
  • 育児
  • テレビ
  • カルチャー
  • 美容、健康
  • ファッション
  • 感動
  • コラム
  • おもしろ

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス