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「胃が重たい……」
そんな朝は絶望を感じてしまうものです。重たい胃を抱えてもう一度寝ることはできない、そんなときはどうしたらいいのでしょうか。

今回は「朝の胃もたれを解消する4つの方法」ということで、医師に朝の胃もたれを緩和させる方法を聞きました。

Q.そもそも、胃もたれとはどのような状態ですか。

胃もたれは食べたものが胃の中に残り続けることで起きます。

胃や消化管として胃より先にある小腸のぜん動運動能力が滞ったり、胃内に胃酸の調整不良ことによって食後にきちんと消化されないことで起こります。

朝に胃もたれが生じるのは、夜に食べた食事が早朝の胃に残っているためだと考えられます。

Q.朝の胃もたれ、起きてから軽減する方法を教えてください!

胃もたれを感じている場合、胃内の食べ物をしっかり送り出す必要があります。
朝の胃もたれを緩和させる方法を2つご紹介します。

≪気持ちをリラックスさせる≫
胃腸のぜん動には自律神経が関わっています。
リラックスした時に優位に働く副交感神経の作用によって、小腸のぜん動はよりはたらくようになっています。起きてからリラックスすることやストレスのない生活と過ごすが大切です。

具体的には起きた時に、胃を温めてゆったりさせるように温めたミルクを飲むことをおすすめします。

起きてすぐに出勤するなどと慌てた生活でなく、起きてからゆっくりとした時間を過ごすことも大切です。(目安として、出かけるまでに1時間ほど余裕を持てるといいですね。)

≪薬に頼る≫
朝の胃もたれの原因として胃酸の調整が不良なことがあります。
この場合、胃の痛みが伴うことが多いです。もたれに痛みが伴う時には胃酸を調整する薬を朝に飲むことも手段のひとつです。
(胃もたれや痛みが続く場合、胃炎や胃潰瘍の心配もあります。薬でごまかさず、医師に相談しましょう。)

Q.朝の胃もたれを軽減させるために、寝る前にできることはありますか?

翌朝の胃もたれを予防するには、前日の夜の過ごし方が大切です。
ここでは朝の胃もたれを予防する方法をご紹介します。

≪寝る前3時間は食べない!≫
朝起きた特に胃もたれを感じにくくするには、睡眠につくときには胃の中のものがほぼなくなっていることが理想です。
食べたものが小腸のぜん動によって胃の中から送り出されていくには、約4~5時間が必要と考えられています、夜寝る前、約3時間ほどは食べないことが、翌朝の胃もたれにならないための鉄則です。

≪消化しやすいものを食べる≫
夕食のメニューは胃への消化の負担を減らすことを心がけましょう。
揚げ物や脂っぽい食事を少なくして野菜や穀物を中心としたバランスの良い食事にすることやタンパク質を肉から過剰にすることは控えたほうがいいです。例えば納豆を食べる、ほかにも海藻類や山イモなどの粘着性の多い食事をとることで胃の粘膜の保護もされると言われています。

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最後に医師からアドバイス

胃もたれと生活習慣は密接な関係を持っています。まずは生活習慣を見直しましょう。

ただ、胃炎や胃潰瘍、逆流性食道炎といった病気が隠れていることもあります。
腹痛や胸やけなどが続くときには一度消化器内科へ受診してみることも考えてください。

(監修:Doctors Me 医師)

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