誰でも簡単に手に入ってしまう銃

アメリカでは、銃乱射事件が毎年のように全米各地で起きている。自由の国アメリカは、犯罪大国でもあり、州によっては、身分証明書を出せば、銃を合法的に手に入れられるため、銃による事故、犯罪が当然のように起きてしまう。

また、ネットでも銃が購入できるため精神的トラブルがあり、本来なら許可がおりない人でも、いとも簡単に銃を手にすることができるという。

更に最悪なことに、合法的でなくても銃の販売はいたるところで行われているため、これが凶悪な事件へと拍車をかけている。

銃に蝕まれた国

このアメリカでいったいどれだけの銃による事件が起きているのか?

特に2009年3月は連続的に乱射事件が発生した記録が残っている。1ヶ月以内に起きた乱射事件を新しいものから順番に下記に表示してみる。 驚くべきことは、この記録をとっていた途中でも乱射事件のニュースが飛び込んでくるという現実だった。

まったく、アメリカは銃に蝕まれているとしか思えない。。あくまでここで取り上げるのは、大虐殺へと発展した乱射事件であり、その他多数の銃犯罪は全米各地で毎日のように頻繁に起きている。

銃によるわずか1か月間の事件 (複数の死傷者が出たものだけ抜粋)

2009年4月4日:James Harrison、35歳ワシントン州Grahamの自宅で父親が5人の子供たちを射殺、 容疑者は自殺。

2009年4月4日:Richard Poplawski、23歳ペンシルバニア州ピッツバーグで、
家族からのDV通報を受けて駆けつけた警官3人を射殺、 他、警官2人が撃たれる。容疑者は逮捕。

2009年4月3日:Jiverly Voong、42歳(ベトナムからの移民)ニューヨーク州BinghamtonのAmerican Civic Association(移民局)で、13人を射殺、他3人が撃たれる。 容疑者は自殺。

2009年3月29日: Robert Stewart, 45歳 ノースキャロライナ州CarthageのPinelake Health and Rehab(養護ホーム)で入居者7人(78歳~98歳)と看護士1人を射殺、 計8人が死亡、他3人が撃たれる。警察官1人も撃たれて負傷。 容疑者は逮捕。

2009年3月29日:Devan Kalathat, 42歳カリフォルニア州Santa Claraの自宅で2人の容疑者自身の子供と3人の親戚を射殺、計5人が死亡、容疑者の妻も撃たれて重症。 容疑者自殺。

2009年3月21日:Lovelle Mixon、26歳カリフォルニア州オークランドで パトカーから車の停止命令を受け、発砲。 警官1人を射殺、もう1人の警官が重症、後に病院で死亡、その後、車を降りて逃走、建物にたてこもり スワットチームと打ち合いになり、チームの2人を射殺、 計4人の警察官が死亡。 容疑者はスワットチームによって、射殺された。

2009年3月10日:Michael McLendon, 28歳アラバマ州コーフィー郡Kinstonの自宅で母親と ガールフレンド、更に愛犬を射殺、その後ジェニーバ郡サムソン地区の親戚宅で祖父母と叔父、叔母の4人を射殺、 更に隣人の妻と子供を1人射殺(他の子供1人は重症)、Highway 52を移動しながら運転しながら車の中から すれ違った人たちに発砲、2人を射殺、計10人が死亡、 数人が撃たれて負傷。容疑者は自殺。

人間が抱える新たな病のように

いったい今後、どれだけの銃犯罪によるこのような犠牲者が出るのだろう。恐ろしい事実である。その人自身の恨みをかった犯罪でもないし、金銭目的の犯罪でもないこれらの乱射事件は、異常だとしか思えない。もしかしたら、解明されていないし、気がついてもいないが、これが人間の抱えた新しい病なのかとさえ思ってしまう。

恐怖の体験

実際、筆者は過去に銃口を向けられ、狙い撃ちされるという経験をしている。 幸い、弾は当たらなかったが、初めてのことで体が硬直して動けなかった。その時は動けなかったことが幸いした。 もし、一歩でも動いていたら、弾は確実に私に命中していた。目の前を弾が掠めていったのだ。

あの時の恐怖は今でもよく覚えている。 マンハッタンの歩道をただ歩いていただけで、通りすがりの車から乱射された。あの時、異常なカーチェイスの音が予め聞こえていた。だが、まさか自分が巻き込まれるとは考えてもいず、 普通にそのまま歩いていた。まだ、音は遠いと思っていたのだ。 異常な音が聞こえてすぐにどこかに避難していたら、あんな恐怖は味わうことはなかっただろう。

でも、アッと言う間にパトカーに追われている容疑者の車が私の横に来た。そして助手席から身を乗り出した男が、歩道にいた私めがけて笑いながら発砲してきたのだ。数発。。パンパンパンと乾いた音がした。そして車はアッと言う間に走り去った。その後をパトカーが何台も追いかけて行った。

私の斜め前にあったマクドナルドのゴミ箱に弾は命中していた。

異常な空気や音を一瞬でも早く察知することが我が身を助ける

この時の教訓として、 常に周りに注意して、異常な空気、音を一瞬でも早く察知することが自分自身を守ることになると言うことを学んだ。それでも、事件に巻き込まれてしまうケースもあるだろう。

アメリカという銃社会で生活している限り、 誰にでも突然、恐怖の瞬間が訪れる可能性はあるのだ。だからといって、護身用に自分自身が銃を持ちたいとはけっして思わなかった。それは悪循環でしかないと思う。 銃自体がこの世から無くなることを心から願う。

世の中、安穏(あんのん)なれ

人が人を殺さなくても、この大自然は天災を起こすし、病原菌もあふれているし、事故も起き、 毎年、たくさんの人間が犠牲となっている。なのに、何故、人が人を殺す必要があるのだろうか。 人は皆、いつか必ず死を迎える運命にある。 誰にも他人の限りある人生を奪う権利はない。これ以上、このような事件で犠牲者が出ないことを願いたい。

この記事を書いたユーザー

さくらまい このユーザーの他の記事を見る

最後まで読んでいただきありがとうございました。

得意ジャンル
  • 話題
  • 動物
  • 社会問題
  • 美容、健康
  • コラム
  • 感動
  • ニュース

権利侵害申告はこちら