社会人でなくてもバイトなどで働いているという人も多いと思います。辞めさせてもらえない。体調が悪くても辞められないなどという労働トラブルの多くがそのバイトで起こっているようです。

正社員などと違い、時間給で働いており、いつでもクビになる非常に弱い立場にも関わらず、それ以上の責任を負わされているというケースも多いようです。私自身自営業専業になる前は、正社員、契約社員、アルバイトなど様々な仕事を経験してきました。

自営で働きながら他の仕事をしていた時期も結構あります。フリーライターという仕事上普通のアルバイトよりは色々知っているということもあり、おいおい、順法してないだろうと思う事も多くありました。

結構当たり前のように行われている事が違法行為という事は多くあるのです。

有給に理由は必要ない。

○○を理由に有給を取得します。というメールを上司に送った。言ったと言う方も多いと思います。日本では、結構理由を伝えて、休むという事をしますが、法律的には有給に理由は必要ありません

有給は法律で認められた権利なのです。6ヶ月以上同じ職場で働いており、その全労働日の8割に出勤した労働者に対して10日間の年次有給休暇を支給しなければならないのです。

その権利を行使する事に理由は必要ありません。アイドルやバンドのライブに行きたいであろうと体調不良であろうと彼女とデートしたいであろうが、理由はなんでも良いのです。親が急病などなら認めるけど、子供の運動会は認めないなどの制限を会社が行う事は認められません

これに対して企業として認められている権利が「休暇時季の変更権」です。その有給を認めると仕事が立ちいかない場合に使用できます。ケースとしては、繁忙期で忙しい場合や有給の申請が重なり、全員休んだら仕事が回らないという場合です。ただし、変更権ですので、常時人が足りないからずっと認めないと言った事はできません。

トラブルを防ぐ意味でも、忌引や急病以外の場合はなるべく早めに申請しましょう。

休むなら代わりを自分で用意しろは違法

よくあるのが、休む場合は自分で代わりを見つけろという物ですね。コンビニやスーパーなどの小売店でよく見られる制度ですが、実はこれ違法なのです。誰かが休む場合、代わりを探すのは管理者の仕事です。具合が悪くてしんどい人が探すという事で違和感を感じる人もいると思いますが…。法律的に駄目なのです。

もちろん、これを悪用して、当日気が乗らない、遊びに行きたいなどで頻繁に休むというのはモラル的に問題ですが…。

遅刻欠勤の時の罰金などペナルティーも違法

遅刻欠勤の時に罰金を課す事はもちろん、わざとや重過失ではないミスに対して罰金を課す行為も違法です。

罰金制を求める意見が多いのも確かですが、このような罰金は、無茶な出勤などを助長させ、病状の悪化など起こさせる可能性があります。先程も言ったモラルの問題は年々問題化しているのも確かですが、だからといって罰金などで真面目な人間を萎縮させる方法は許されません

病院に行くなも違法の可能性

これは私の居た職場でもありました。熱がある場合病院に行けばインフルエンザと診断される可能性があり、診断された場合出勤すると違法になるのです。だから、体調が悪くても病院に行くなという誤ったルールがあったのです。いくら人が足りていなくてもこのような法律逃れのような事が許されてはいけません

労働安全衛生法違反の可能性もあり、非常に悪質な物です。これが原因でインフルエンザが職場で蔓延しバタバタと仕事仲間が倒れていった事もあり、良い事はありません。

個人的な印象ですが、こういう事をいう管理者に限って自分はすぐに病院に行って休むのですよね…。

退職を無理に止めるのは違法

意外と知らない方も多いようですが、会社を辞めるまでに最低限必要な日数は2週間です。これを超えて不当に引き止める行為は違法なのです。

退職届けを出してから実際に退職するまでに最低限必要な期間は2週間です。
会社が引き止めようとしても、これ以降は拘束する事が出来ません。辞めたいと思ったら退職日の最低でも2週間前までには届けを出しておきましょう。

出典 http://www.roudousha.net

2週間後に辞めますで、基本的にはOKなのです。会社の就業規則で1ヶ月前などと決まっている場合もありますが、こちらは、妥当な期間と判断できる場合は有効となります。すなわち、1年前に申し出る事などは、よほど特殊な勤務でない場合は普通は妥当な期間とは判断できませんので無効となります。

ただし、期間契約である場合などは、止む得ぬ場合を除き法律的には損害賠償などを求める事が出来る場合もありますので注意が必要です。一部の例外を除き、1年以上の契約期間の場合は、1年をすぎれば通常の労働と同じ扱いになります。

ちなみに、止む得ぬ場合とは、労働条件が契約時と違う等の他、いじめやセクハラが酷い場合や体調を崩して働く事ができないや家族が倒れてしまって看病が必要などという場合に認められる事が多いようです。

いじめやセクハラが酷い場合は、対処する義務が会社側にもありますので辞めずに戦う手もあります。

意外と違法と言うのは多い

当たり前のようにやっている事も意外と違法という事は多いのです。日本人の場合責任感もあり、真面目な性格の人が多い為違法だとわかっていても、迷惑を掛けない為にやってしまうことも多いようですが、更なる惨劇を起こさない為にしっかりと適法に行う必要があるのです。

皆さんも法律をしっかり守って、気持よく労働できるようなに日本の労働環境を変えていかねばならないのではないでしょうか。

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いつか笑って過ごせる日までと申します。 起業家でフリーライターです。政治からゴシップネタまで幅広く手掛けています。 残念ながら今はまだ貧乏人です…。

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