安倍首相率いる自民党政権鳩山、管、野田がそれぞれ率いた民主党政権。片や安定した長期政権を築き上げ、片やドタバタと入れ替わり差し替わり3人でなんとかかんとか約3年という印象ではないだろうか?

どうしてこんなにも差が着いてしまったのだろうか?

在任期間を比べてみる

民主党政権(累計1200日)
鳩山由紀夫 266日
菅直人 452日
野田佳彦 482日

安倍自民党政権(2012年~)
安倍晋三 1250日(2016年5月19日時点)

これを見ると3人足しても安倍晋三率いる自民党政権よりも短い。

これだけ見るとドタバタと変わっていたんだなと思ってしまうが、歴代62人いる総理大臣の中でみると

鳩山由紀夫 46位
菅直人   39位
野田佳彦  38位

と真ん中寄りは低い物のそこまで低いものではない。
更にその前の3人と比べて見ると

- 位 安倍晋三365 注※1
42位 福田康夫 365
43位 麻生太郎 358

注釈※1
累計在任数ランキングのため順位なし、2006年9月26日-2007年9月26日までの第1次安倍内閣及び第1次安倍改造内閣のみの日数

鳩山氏を除けば民主党政権になる前の自民党政権の3人より長いのである。

コツコツ安全運転の安倍政権と派手にやらかす民主党政権

どうしてこんなにも評価が違うのか?あっという間に支持率が下落して、コケていった民主党政権と安定している安倍自民党政権の違いは何なのか?

最初に結論を言うと、安倍総理は野球で言えば地味なバントや犠牲フライ、そして、堅実な守備で手堅く運営しているのに対して、民主党政権の3人…。特に管氏と鳩山氏は派手にホームランを打とうとして失敗し、守備もエラーだらけ…。社民党や小沢一派(生活の党)の離脱という目も当てられない大惨事を繰り広げたのである。

いや、安倍政権も結構やらかしているぞと思うかもしれないが、閣僚個人の不祥事を除いて何か印象に残る事件を挙げてみて欲しい。一部の国会ウォッチャーであれば、色々な失言などを上げれるだろうが、そうでなければ、野党に強引と言われる安保関連法案の採決熊本の震災の激甚災害指定が遅かった位ではないだろうか?それもそんなに遅かったわけではない事は下のリンクを見てもらえればわかるはずである。

その後も特定非常災害の指定を4例目として認定。これも東日本大震災に比べれば遅いが他の2例より早い。その後も5月10日に大規模災害からの復興に関する法律第2条第9号に規定する非常災害に認定を閣議決定し、13日に公布。と情勢を見極めやると決めたら矢継ぎ早に指定したのである。

これに対して、民主党の3人はどうだっただろうか?


鳩山由紀夫氏

沖縄基地問題で最低でも県外やトラストミーと発言した挙句辺野古へ決定し、問題をこじらす。

・埋蔵金と称して行った事業仕分けで必要な科学技術振興費など数々の経費を強引に削減したにも関わらず大した金額を絞り出せず失敗。あまり知られていないが、この際、災害対策予備費、学校耐震化予算、地震再保険特別会計なども削減した為、後に大問題へと発展する。

宮崎の口蹄疫問題で初動対応が遅れ大惨事に…。

菅直人氏

尖閣諸島中国漁船衝突事件で弱腰外交に終始し、海上保安庁の撮影映像をひた隠しにするなど、隠蔽しようとして失敗。多くの国民の怒りを買うこととなった。

・東日本大震災の時に、初動対応をアピールするあまり、状態も把握できていない2日後に激甚指定などの指定を行う。更には、原発対応中の東京電力へ強行突撃を行い、対応を邪魔するという大事件を起こしてしまう。

野田佳彦氏

最初から彼であれば、もしかしたらうまくいったかもしれない…。今更たらればを話しても仕方がないが民主党政権の中では最も功績を焦らなず、ミスのない政権だったのではないだろうか…?

民主党政権と安倍政権のやりたかった事

安倍政権
「アベノミクス」景気の回復
「日本を取り戻す」憲法改正・安保関連法案の改正など

民主党政権
「官から民へ」無駄遣いの削減
「国が育てる」子ども手当
「最低でも県外」沖縄基地問題の解決

なぜ、自民は支持され、民主は落ちぶれたのか?

民主党政権が無駄遣いの削減に失敗し、国債の発行額が増え、基地問題を解決するどころか失敗し余計悪化させた。子ども手当もパチンコに使った親がいるなど結局あれは何だったのだろうかと思わせる事態になってしまった。

派手な政策がすべて裏目に出てしまったのである。その点安倍政権は、アベノミクスは成功と言えるかと言うと微妙ではあるが、景気が回復したような気分を味わった。安保関連法案は戦争法案とさんざん叩かれながらも可決、憲法改正へもあと一歩と言うところまで来ている。

こういう風に書くと自民党がすごいように見えるが、正直な話、そこまでとてつもない差はないのである。しかし、民主党は、やるぞと意気込み成果のないうちにバンバンと大風呂敷を広げた上で失敗したのに対して、安倍政権はその失敗の後で、大きなミス無く地味に政権を運営し、どうしてもやりたい事を小さな成功の後に、ちょっとずつ推し進めているのである。

表現するなら、民主党政権はノーアウト満塁から三者連続三振で観客をイライラさせるのに対して、安倍自民党政権はノーアウト2塁からバントで3塁に送り、犠牲フライで地味に点数を取り続けて観客はなぜかわからないけど勝っているので、大きな喜びもないが、イライラもしないのである一部の人を除いては…。。

野党第一党の存在

民主党政権時代であれば自民党。今の安倍政権であれば、民進党(民主党)が野党第一党である。民主党時代は谷垣自民党といういつでも政権を変わる事のできる強力な野党がいたのである。対して、安倍政権は、民主党政権で不信を持たれた民主党がそのまま野党第一党になった為、民主党よりは安倍政権の方がマシという状態になってしまった。

維新の党と合体して、民進党になった今でも、民進党のイメージは回復していない。そればかりか、共産主義色の強い共産党やいつ消し飛んでもおかしくない社民党や生活の党と山本太郎となかまたち等と野党連合を組んでしまって何やら得体のしれないもののイメージまで植え付けてしまった

政権交代というイメージ戦略で政権交代を実現して以降、民主党(民進党)はイメージ戦略で負け続けているのである。

民進党の結成の失敗

民進党が本当にもう一度政権交代をしたかったのであれば、民進党=民主党というイメージを本来であれば、民進党結成時に一新するべきだった。そして、改革結集の会(略称:結集)が5人中4人が合流しているにもかかわらず、あまり全面には押し出されなかった上に民主党の党名変更で民進党を作った故に、民主党が名前を変えただけというイメージになってしまったのである。


党の幹部ポストでも元の数が多かった民主党が優位にポスト取りを進めた

27のポストがある中での出身別の人数は

民主 21人
維新  5人
結集  1人

代表や幹事長は民主党の代表岡田氏と幹事長の枝野氏がそれぞれ横滑りする形になった。更には重要ポストである政務調査会長(山尾志桜里氏)や国会対策委員長(安住淳氏)、選挙対策委員長(玄葉光一郎氏)などもすべて民主党の出身者が抑えているのである。

どう見ても名ばかり新党である。個人的には嫌いな政治家だが、みんなの党から結いの党を経て維新の党に合流した江田憲司氏辺りに党首をやらせて、新党感を出すなど工夫が必要だったのではないだろうか?

江田憲司氏に関してはこちらを見ていただければどういう人物かわかるのではないだろうか…。

簡単にいえば、プチ豪腕プチ壊し屋…。小沢一郎の小規模版と言ったところである。ちなみに彼が民進党の代表になれなかった理由は、恐らくこれである。

みんなの党時代も含め散々民主党批判をしていたのですよね…。上の第三極終焉や維新崩壊の記事でも書いているが、彼が居なければ今頃、橋下氏や石原氏率いる日本維新の会が、野党第一党になっていたのではないだろうか…。

今となってはそれが良かったかどうかはわからないが…。

安倍自民は堅実な運営

閣僚や国会議員などの不祥事があるのは安倍自民も民主も一緒である事を考えると一見派手に見える安倍政権が実に堅実に地味に政権運営を行っているかがわかるのではないだろうか?

民主党政権で手堅くまとめたのは野田氏ぐらいである事を考えると如何にすごいかがわかるのではないだろうか…?良いか悪いかは別として…。

「ルーピー鳩山」「イカンアカン管」「ドジョウ総理野田」「独裁者安倍」
という渾名を並べるだけでも印象的にね…。うん…。後ろ二人はまだ政治家とわかるけど、前の二人はプロレスラーかお笑い芸人みたい…ですもんね…。

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