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医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
頻尿や夜間頻尿、または尿もれについての悩みは、多くの人が抱えています。尿もれは、特に女性に多い病態です。病院に行くか悩んでいるかたも多いでしょう。

今回のテーマは「尿漏れで病院に行ったら」です。尿漏れで病院に行く場合、どんなこと聞かれるのでしょうか。泌尿器科の医師に話を聞きました。

Q.尿もれは、どうなったら病院に相談すべきでしょうか?

尿もれ自体は、命を脅かす病態ではありません。
QOL(Quality Of Life)と言われる"患者の生活の質"を低下させるものです。
実際には漏れる量が多くても、オムツを履くことが苦でないのであれば、そのまま生活することできます。

ただ、尿漏れが原因で生活の質が下がって悩んでいるのであれば、病院で相談することをおすすめします。
漏れてしまう量のおおよその目安としては、尿もれパットを1日に3回以上変える程度と考えておくといいです。

Q.泌尿器科を受診するとき、医師に何を伝えるといいですか?

まずは以下の点について、お聞きします。
・38度台の発熱の有無
・尿に膿のようなものが混ざっていないか
・排尿痛や血尿など、膀胱の炎症による症状

併せて症状についてもお伺いします。
・尿もれ以外の頻尿症状
・尿が出そうで出ないといった排尿困難
・排尿後に残尿感がないか

尿漏れが気になる場合は、これらを日ごろからチェックしておくといいです。

Q.尿もれ症状の日誌とはどのようなものでしょうか?

泌尿器科の診察で「いつ、どれだけ、どのくらい」という排尿記録のことを『排尿日誌』と呼んでいます。

実際に、尿もれや頻尿の患者には受診前3日間の日誌をつけるように言われることが多いです。
多すぎる日誌は見きれないし、1日だけでは傾向が読み取れないので、3日間の日誌を記載して持参すると、医師が診察がスムーズに行うことができます。

そのときは以下の点について記録をお願いしています。
・昼と夜に分けた排尿時間と量
・尿もれの量

ただし、医師によって記録をお願いする内容は異なることもあります。診察の際に相談して決めましょう。

Q.排便についても記録しておくといいのでしょうか?

記録するといいでしょう。
便秘を感じているときに、尿をうまく出すことができなくなることがよくあるからです。

この場合、尿をした後にもたくさんの尿が膀胱の中に残ることがあります。そこに新しい尿が蓄えられることで膀胱の容量を超えてしまうため、にじむように尿もれすることが起こりうるからです。

Q.泌尿器科以外を受診すべき場合もあるのでしょうか?

尿が出にくくなるような例として、精神科や心療内科の一部の薬の副作用があります。

他の病気で医療機関を受診している場合は、まずそちらで相談しましょう。

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最後に医師からアドバイス

自分の生活の質が落ちるような尿もれは、泌尿器科での治療適応となります。
悩んでいる場合、まずは泌尿器科を受診して相談してみましょう。

(監修:DoctorsMe 泌尿器科医師)

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