時代錯誤!? 女性蔑視!?

「女性蔑視だ」とネット上で話題になってしまった歌詞があるのをご存知ですか?
古い歌……ではありません。現代のアイドルの新曲で、のハナシです。
「アインシュタインよりディアナ・アグロンそれが、タイトルです。

アインシュタインは、ご存知の方も多いでしょう。20世紀最大の物理学者です。
ではディアナ・アグロンとは?
アメリカの女優さんです。高校を舞台にしたドラマ「glee」で一躍有名になりました。
才色兼備でチアリーダーで学園の人気者であるクインを演じました。

歌詞が女性差別的でどうにも時代錯誤……なのはどうしたことでしょう。

確かに、学生時代は恋もしたいし、お洒落もしたい。モテたいし、楽しいこといっぱいしたい。
だけど、それだけではないですよね。

志望校受験に向けて勉強だって頑張るし、時事問題に興味を持つ。
大事な試合や大会に向けて練習にだって励む。
しかも、これは男女共通していることでしょう。
なのに「女の子はこうである!」「女の子はこうであれ」と伝えていると受け止められない歌詞。
これは非難されても仕方ないでしょう。

ちなみにわたしはこれまで「女性は(いろんな意味で)賢くあれ」と教えられてきました。
バカでいい、頭からっぽでいい、可愛ければいい、などと言われたことは一度としてありません。
男女の別なく、それぞれの立場で賢くないと、これからの時代は生きて行けないからです。

ディアナ・アグロンてどんな人?

さて、わたしは、この歌詞で取り上げられている「ディアナ・アグロン」及び「クイン・ファブレイ」と実像のズレも気になりました。

もちろん、歌詞内で直接、海外ドラマ「glee」のことだと書いてあるわけではありませんが、ディアナの名前と「グリー」という単語をみれば、ファンならすぐにわかってしまいます。

ディアナ・アグロンは、たしかにとても美人です。
ですが彼女が、恋愛やお洒落だけに興味を持っているとは思いません。
社会に関心を寄せ、女性の生き方に関心を寄せている人物です。間違っても「女の子に知性はいらないよ」というタイプの女性ではありません

クインも、歌詞とは正反対のキャラクターです。
グリー部を潰すために入部したはずですが、そこで様々な人たちとふれあい、自分の身に起こる難題を努力で乗り越え、人間的に成長して最後は名門校に進学します。
なによりgleeは「自分らしく生きよう」というメッセージを発しているドラマです。
この歌詞に引っ張ってくるには無理があります。gleeファンが怒ったのも、無理からぬことと思います。

問題点は2つ。

HKTの新曲として発売されて以降、あちこちで炎上しています。
その問題点は、

1、歌詞が女性差別的であること
2、「非知性的」の象徴のように(まったくそんな人物ではない)ディアナ・アグロンとクイン・ファブレイを使用したこと

でしょう。
歌い手へのバッシングもあるようですが、それは少し違う気がします。

たかが歌詞、されど歌詞。
このご時世、我が娘に歌詞のような女の子に育てと願う親はいるのでしょうか?
皆無ではないと思いますが、少数派でしょう。そういう意味でも「時代錯誤・時代遅れ」と言われても致し方ないでしょう。

誰もが、アインシュタインのような物理学者にはなれないかもしれません。
ディアナ・アグロンのように、美貌と知性を兼ね備えた女優にはなれないかもしれません。
しかし、わたしたちはどちらの道を選んでも良いのです。その自由があります。
アインシュタイン「より」ディアナ・アグロン
ではなく
アインシュタイン「も」ディアナ・アグロン「も」
なのです。
アインシュタインのようになりたい、ディアナのようになりたい、そう思って努力することこそが大切だと思います。

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