このような事故が起こるとよく言われるのが何十億円物損害賠償を請求されて一家離散するという物ですね…。

どういう場合に請求されるのか?

基本的には故意に電車を遅らせた場合などに請求されるようです。急病人などの場合は基本的には請求されないのが基本的な対応のようですね。

踏切内の緊急停止ボタン

踏切などの緊急停止ボタンを押すとぶつからなくても多額の損害賠償を受けるという都市伝説があります。こちらは、そんな訳はないというのが実情のようです。

JR北海道のWEBサイトにも掲載されていますが、踏切で車が停止してしまった場合など緊急の場合に緊急停止ボタンを押して、電車や人に被害がなかった場合は損害賠償を行わないという事があります。

電車が停まった場合の損害ってどういうものがあるの?

電車が停まった場合どのような被害が出るのでしょうか?

・振替輸送などに掛かった費用
・対応に取られた人件費

ぶつかってしまった場合はこれに加えて
・車両などの修理費
・死傷者への賠償の費用

これらが想定されます。また、特急列車や新幹線等を止めてしまった場合は2時間以上遅れが出た場合払い戻しが発生する為その費用も請求される場合があります。

電車は遅延してもお客さんに損害賠償を払う事はない

実は電車というのはどこまで輸送するという契約になっており、時間に対する取り決めはない契約になっているのです。電車が遅れても、それに伴って被害を受けた乗客の被害金額に関しては鉄道会社では支払っていません。

電車が遅れたから取引が無くなったと言う場合でも鉄道会社は一切責任を負わないのです。戻ってくるのは特急料金と通常の運賃のみです。ただし、その時点で乗っている人に関しては、平行して走っている鉄道やバスによる振替輸送やタクシーなどによる代行輸送を行う義務があります。

実際の請求は?

2008年にJ-CASTが記事にしているので引用させていただきます。

「ご遺族もおられることですし、(損害賠償を求めるかなど)どんな方針をとっているかを含めて、外部に公開はしておりません」(JR東日本)
「どんな損害があるかを含めて、公表しておりません」(東武鉄道)

と、一様に口が堅い。
ただ、重い口を若干開いたのが、京浜急行電鉄だ。
「詳しい内訳は公表していないのですが、損害額自体で1件あたり200万円ぐらいです。車両も、そんなに大きく壊れる訳ではありません。基本的に損害賠償は求めていく、という方針なのですが、実際の請求額は、高くても100万円いきません」(広報宣伝担当)

出典 http://www.j-cast.com

外部公開はしていないという会社が多い中、損害額は200万円くらいで請求する金額は100万円いかないと京浜急行は話しているようですね。

もっとも、事故の大きさや状況によっても代わりますし、各鉄道会社により変わるのが実情のようです。

多額の損害賠償を請求されるケースも…。

1審名古屋地裁は、「目を離さず見守ることを怠った」と男性の妻の責任を認定。長男も「事実上の監督者で適切な措置を取らなかった」として2人に請求通りの720万円の賠償を命じた。2審名古屋高裁は「20年以上男性と別居しており、監督者に該当しない」として長男への請求を棄却。妻の責任は1審に続き認定し、359万円の賠償を命じた。 

■JR東海認知症事故訴訟 平成19年12月7日、愛知県大府市で徘徊症状のある男性=当時(91)=が電車にはねられて死亡した。男性は当時「要介護4」の認定を受けていたが、同居していた当時85歳の妻が目を離した隙に外出していた。事故後、JR東海と遺族は賠償について協議したが合意に至らず、22年、JR側が「運行に支障が出た」として遺族に720万円の支払いを求めて提訴した。

出典 http://www.sankei.com

当時介護の負担が増えると社会問題になったので覚えておられる方も多いのではないでしょうか?359万円という多額の損害賠償が認められたケースです。720万円という金額がJRとしての損害額だったと考えられます。

<事故内容>
 1992年9月14日、千葉県のJR成田線大菅踏切で、ダンプカーの側面に列車が衝突。原因はダンプカーの過積載運行で、最大積載量の4倍という大量の山砂を積載していたため、現場付近の下り坂でブレーキが効かなくなり、停止できず踏切に突っ込んだ。列車の運転士1名が亡くなり、乗客67名が重軽傷を負った。

<判決>
 事故を受け、JR東日本はダンプカーの運転手などを相手に物損に関する民事訴訟を起こした。その結果、運転手や山砂の運搬を依頼した荷主、山砂を積み込んだ砕石会社などに損害賠償金1億1347万6892円の支払いが命じられた。内訳は、列車車両廃車費用約3400万円、列車車両修繕費用約3770万円、線路・通信設備修繕費用約1710万円、事故に関する人件費約1660万円、乗客の代行輸送費用270万円等となっている(1998年10月26日千葉地裁判決)。

出典 http://life.oricon.co.jp

この事例のように過失がある場合は事故の規模に応じて億単位の損害賠償がくだされるケースもあります。恐らく鉄道を止めたら億単位の損害賠償で一家離散という話はここから来ているのではないでしょうか?

電車の路線などでのトラブルは…

自殺でなくても何らかのトラブルで踏切に取り残された場合や誰かが線路に落ちたという事は誰にでも起こり得ることですよね。その場合速やかに緊急停止ボタンを押すなどの処置を取りましょう。遅延してしまうよりもぶつかってしまう方が遅延時間なども伸びてしまいます。

遅延を起こしてでも事故を防止する方がすべての人にとって良いのです。ただし、いたずらで押すのは絶対にやめましょう。法律でも禁止されています。

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いつか笑って過ごせる日までと申します。 起業家でフリーライターです。政治からゴシップネタまで幅広く手掛けています。 残念ながら今はまだ貧乏人です…。

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