アメリカ人は傘をささない

私が米国に住み始めた頃、不思議だと思ったことがある。

それは雨が降ってもみんな変わらぬ歩調で歩いてること。  傘なんてさす人があまりいないこと。 突然のスコールでも、みんなそ知らぬ顔で歩いてる。 走り出す人がいないということ。

その光景が不思議で不思議でたまらなかった。

雨が降れば濡れるのは当たり前、濡れたらいつか乾く

ある日、米国人の友人に「なんで傘ささないの?」って聞いたことがある。

そしたら、彼は私に逆に 「え?なんで傘さすの?」って聞き返してきた。

「当然、濡れるからでしょ。」と私は当たり前のように答えた。

すると彼は「当たり前さ!雨が降れば濡れるのは。それがどうかしたの? 濡れたらいつか乾くし、 嫌だったら家に戻って着替えればいいだけのこと。」

傘さすと片手が塞がる、持って歩くと荷物になる

彼曰く、傘をさすと片手が塞がる。 傘を持って歩くと荷物にもなる。 その方が濡れるよりずっと不自然なんだって。

そうなんだ。。

それでも私は雨が降りそうなときは 傘を予め持って歩いたし、 雨が降れば傘をさしていた。 やがてそれがどんなに面倒なことなのか、 どんなに無駄な抵抗なのかが身に沁みた。

強い雨と風で傘はすぐに壊れた

安物の傘はすぐに壊れる。 米国で強いスコールが降るときは風も強い。 傘はなにも意味を成さない時がある。

いったい何本の傘が壊れて、買いなおしたかわからない。。 建物に入っても、日本みたいにご親切に、傘の袋なんて置いてないし、傘立ても当然のように置いてない。だから濡れたままの傘を持ち歩くしかないのだ。

まさに彼の言うとおりである。やがて私もだんだん傘を刺すのが面倒になってきた。

そして、私も傘をさすことがなくなった

そして気がつけば私も傘をめったにささなくなっていた。

雨に濡れて歩くのもまた乙なもの。


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