出典 http://www.odditycentral.com

日本では一年間に3万人の自殺者がいるといわれています。交通事故での死亡者が4千人弱こう比べると想像以上の人々が尊い命を自らの手で絶っていることに驚きます。

オーストラリア・シドニーにも自殺の名所と呼ばれる場所があります。それがこちらの画像・自殺者が絶えない場所でもある通称「ザ・ギャップ」誰もが敬遠するこのエリアに住み続け「天使」との愛称で親しまれたおじいちゃんが今話題になっています。

天使と呼ばれたおじいちゃん

出典 http://www.abc.net.au

この写真の紳士はドン・リッチーさん。ちょっと変わったおじいちゃん。誰もが住むことを拒む自殺の名所「ザ・キャップ」に住み続けたおじいちゃんです。

ザ・キャップは週に一度は自殺を図ろうとする人が現れると言われるくらい有名な場所。そんな場所になんと50年も住み続けたというおじいちゃん。一体なぜ?

出典 http://www.smh.com.au

1964年に移り住んだリッチーさん。自宅はザ・キャップからほんの50メートルしか離れていません。毎朝、自宅の窓から海を眺めるのが好きなリッチーさん。そんな彼が自殺志願者をみつけるのは自然なこと。自殺を図ろうとして飛び降りそうな雰囲気を察するとリッチーさんは家出てその人物に近寄り微笑みながら「僕に何かできることはない?」と話かけるのだそうです。

娘のスー・リッチー・ベレニーさんによると、リッチーさんは第2次世界大戦に海軍下士官として従軍し、戦後は企業のビジネスマンとしてキャリアを築いた。自宅の窓から海を眺めるのが好きだったが、悩みを抱えた人にとても敏感だったという。

出典 http://www.afpbb.com

『やさしい言葉と笑顔の持つ力を見くびるな』と父は言っていました」と、ベレニーさんは豪紙シドニー・モーニング・ヘラルドに語った。

出典 http://www.news.com.au

出典 http://www.odditycentral.com

自殺志願者に優しく話しかけるとリッチーさんは彼らを家へ招き、お茶を飲んだり時には朝食を共に食べ会話をするようにしていたそうです。

私はいつも、彼らに選択肢を与えています。そしていつもフレンドリーに接するのです。

長年に渡って、たくさんの自殺志願者と話してきましたが、彼らに話しかける方法はいつも一緒です。実にシンプルなのです。

ここに住んでいれば、たくさんの人を救うことができるのです。素晴らし いことだと思いませんか?

出典 http://www.abc.net.au

以前、受けたインタビューでのコメントです。自殺の名所でもあるザ・キャップに住み続けるリッチーさんはいつの頃か「天使」と呼ばれるようになりました。今にも飛び込みそうな人にはタックルをして止めたことも、女性を止めに入り慌てて一緒に落ちそうになったことも、窓から見た姿に異変を感じ急いで駆けつけるも残されていたのは松葉杖だけ…救えなかった命もありました。

2006年今までの功績が認められ政府から勲章を与えられました。他にも名誉市民賞、英雄市民賞も与えられたリッチーさん。残念なことに多くの命を救った天使は2016年5月31日家族に見守られながら天国に旅立ちました。

地元紙はリッチーさんの功績を称え「シドニーの悩める市民は天使を失った」とその死に哀悼の意を表しました。

政府からもその年にメンタルヘルスにもっとも貢献した人に送る「ドン・リッチー賞」を設けました。リッチーさんが救った命は公式に160人といわれていますが、もっといると思われています。

「僕に何かできることはない?」この一言から彼らを思い止らせ、新しい人生を歩む背中をそっと押し続けたリッチーさん。

彼のような真似は中々できませんが、あなたの身近な人達が大切な人達が落ち込んでいたりふさぎ込んでいたり、悩んでいたときに優しく笑顔で話かけるだけで救える何かがあるのかもしれません。

Thanks for reading to the end.

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