子供の頃に食べた美味しいものの記憶

私がまだ小学生の頃から、母はよく、様々なアイデアで工夫した手料理や 自家製のお菓子などの美味しいものをたくさん作ってくれた。

お菓子なら、シュー生地をオーブンで焼いて、中に天然の黒いさやから剥いたバニラで香り付した、カスタードクリームをたっぷり入れた シュークリームや、バターとミルクの香りがいっぱいの自家製キャラメル、干し葡萄やドライフルーツを入れたパウンドケーキ、オレンジやクルミ、梅酒や葡萄の寒天ゼリーなど、まだまだ思い出せばキリがない。

母の手料理はどんなものよりも 最高の美味しさ

母の作ってくれた手料理も、小さい頃にはよく手伝って作ったし、出来上がった御馳走を家族みんなで仲良く楽しい話をしながら美味しく頂いた。

大きな鶏もも肉を丸ごと焼いて、マンガ肉みたいに豪快にかぶりついたり、大量の餃子を包むのを手伝って、お腹いっぱい食べた記憶、お肉の代わりにカニ缶を入れたカレーライスは、とてもしょっぱかったけど、今思えばすごく豪華なカレーだったということも思い出す。

お遊戯なんて、大嫌いだったけど

幼稚園に持って行くお弁当も、大好きなウインナーと、ふっくらした大きな卵焼きは、毎回必ず入れてくれていたから、お遊戯なんか、けったクソ悪くてやってられやしないと、絶対に壇上に上がって歌い踊ることを拒否し続けた、幼稚園に行くのが嫌な思い出さえも美味しく楽しかった記憶に塗り替えてくれるのに十分な力を発揮してくれた。

母を手伝って 一緒に作る手料理の楽しかった想い出が有るから、現在の私も手料理を作れるし、つい最近までも、私が天ぷらを大量に揚げては、母と一緒に美味しく食べたし、カレーはもちろん、様々な具材で工夫した鍋料理、お好み焼きやたこ焼きも、ホットプレートで色々作っては、二人でよく食べたものだ。

全国各地のお土産も

父は父で、仕事で出張に行く度に、全国各地の美味しい銘菓や、珍しい食べ物をお土産に買ってきてくれたのを、今でもよく覚えている。

山形の梅羊羹やミルクケーキ、仙台の胡桃柚餅子とか、どこのお土産か知らなかったが鯨餅や黄粉たっぷりの五家宝、今では有名な横浜の大きな月餅や、以前も書いたがツァーサイの漬物や龍眼の缶詰も記憶にしっかりと残っているし、横濱名物のシューマイも、カラシをたっぷりかけて、父と母が微笑ましく見まもっている中で、あっという間に平らげたという『 伝説 』さえも残っている。

伊勢志摩の大あさりを食べた時には、こんなに大きなアサリがこの世に存在するのかと 驚いたもので、焼いても酒蒸しにしても、素晴らしい磯の香りと味を堪能できたし、
神戸のゴーフルも、独特のおしゃれで上品な香りがして、バニラやストロベリー、コーヒークリームも、どれもとってもハイカラで西洋的な味わいが、何とも気品のあるお菓子だなぁと感動したものだった。

粉物のルーツは東京だったそうで・・・

録画した大量のテレビ番組は、観終わったら即、消去してしまうから、いちいちいつの何という番組で放送していた内容なのか、正確には覚えておかないが、昨日か一昨日ぐらいに、たしか5chの女子アナの出演していたバラエティ番組の中で、大阪のお笑い芸人が、例によっていつものように『お好み焼き』自慢をしていたが、実は粉物の発祥の地は大阪でも広島でもなく東京で、『 どんどん焼き 』がそのルーツだという、専門家の意見が紹介されていた。

べつにそんなにこだわってないし

東京の人間にとって、というか東日本の人間の多くは、おそらく粉物のルーツやお好み焼きの発祥の地などは、別にどこだろうと気にしないだろうし、何も必死でお好み焼きやたこ焼きに拘らなくても、それ以外の美味しいものはいくらでもたくさんあるから、なにかと東京に対抗心を抱く大阪人の『 お好み焼き VS もんじゃ焼き 』の執拗な比較話は聞き飽きているのだが、いつもいつも何でもかんでも、東京に必死で対抗心をあらわにされていると、たまにこういった話を聞くと、大阪人の東京に対する無駄な対抗心をギャフンと言わせられて、久々に小気味が良くなるのはここだけの話である。

まぁ、そもそもお好み焼きともんじゃ焼きは、全く別の食べ物だし、どう贔屓目に見てももんじゃ焼きは食事ではなく、子供のおやつの域を脱していないということも、一応内緒の話ということにしておこう。

ゆべしには、やっぱり胡桃が入ってたほうがおいしい

そういえばその番組で、胡桃柚餅子も、東北が発祥とばかり思っていたのだが、諸説はあるものの、柚子の産地の たしか和歌山だったか、ゆずの皮にみそやもち米などを入れて作ったのが始まりで、それが東北に伝わったのだが ゆずの香りが苦手だったために、柚子の代わりにクルミを入れて作ったのが、胡桃柚餅子の始まりだということだった。

まぁ、それに関しても、美味しければどちらでも構わないし、無駄に拘るつもりもさらさらない。
いずれにしても、この先宇宙人が攻めて来て喰われようとも、何か天変地異が起きようとも、地球の食料資源が枯渇して火星に移住しようとも、生きてるうちにせいぜい美味しいものを食べられれば それで幸せだし、楽しかったことも美味しかった味覚も、経験したからいいけれど、小さい頃からお土産にもらって食べた柚餅子には、やっぱりクルミが入っていた方が、歯ごたえと香りがいいように感じる。

またいつか、そのうち東北に行って、美味しいものでも食べてこようかと思う今日この頃である。

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