般若心経の超訳ではなく、現実的訳

これはぼくなりの般若心経の解釈です。僕はいろんな訳の般若心経があると思いますが、どれも真理とか事実を含んでいると思います。そのうえで、今回自分なりの現代語訳を作らせてもらいました。超訳の類ではなく、原義もある程度組み入れてますので、仏教的な知識がないと難しい部分もありますが、仏教に関する最低限の知識があれば読めるようにはしたつもりです。

超訳版は素晴らしい役です。あちらも参考にしつつ、現実の文脈に即して読んでいただけると幸いです。

現代語訳般若心経(超訳)

出典 YouTube

般若心経の前半部ーマントラ(真言)まで

般若心経ー完全な知恵の完成と心の教え

悟った人はこう言った。すぐれた本当の完全な知恵は心の教えにある。
自己の中に菩薩(悟りの本性)があるのを感じて、完全な知恵の完成を行おうとしたときに、心身の五要素(五蘊)と呼ばれるものは、すべて空(むなしい幻)と明らかにして考えて(悟って)、一切すべての苦しいことや厄介なことをいったん忘れて立ち止まってみよう(判断停止してみてみよう)。

仏陀の残した教えを受け継いだシャーリプトラがこういった。(後にこの思想をナーガルジュナが発展させ、大乗仏教に繋がる)
色(物質的存在、現象)は空(むなしい幻)と全く変わらない。空(むなしい幻)も色(物質的存在、現象)と全く変わらない。すなわち、現象(物質・色)とは、むなしい幻(空)のことである。むなしい幻、つまり空とは、現象とか物質的存在のことである。
受(感じること)、想(思うこと)、行(行動すること)、識(知ること)の五蘊の他の4つの要素もまた、むなしい幻、つまり空である。

シャーリプトラがこういった。このすべての真理は、中道、もしくは縁起すなわち空である。すべては生じることもなく、滅することもなく、汚れてもおらず、清らかでもなく、増えることも減ることもなく、それゆえに、むなしい幻、つまり空の中には、色(現象や存在)もなく、他の心身の4要素も空の中にはない。目、耳、鼻、舌、身体、意識も空の中にはない。さらに、色(現象)や、声、味、触れること、法(真理)も空の中にはない。現象だけの世界(唯物論的世界)も空の中にはない。さらに、意識だけの世界(唯心論的世界)も空の中にはない。空の中では、知恵の火の明るさだけがある。また、空の中では無知が何事かを作ることはない。さらに、空の中では、老化して死ぬことがなく、さらに老化とか死が何かを作り出すこともない。空の中では、四聖諦(苦・集・滅・道)すらもない。空の中では、知恵すらない。また、空の中では損得もない。空の中では所得がないことで、それゆえに悟りを開いた人は、完全な知恵の感性を行う。そのため、心に傾く余地(よろめくこと)すらない。傾く余地(よろめき)がないため、恐怖があることを知らない。悟りを開いた人は、一切すべての何かに熱中しすぎて、そればかりを思うことから遠く離れて、涅槃(ニルヴァーナ)、中道の世界を極める境地にいる。
三世、つまり過去と現在と未来のすべての仏、悟りを開いた人は、完全な知恵の完成により、その故に、正覚、つまり正しい悟りを得て、ゆえにすべてを知ったのだ。まことに優れた知恵の完成は、神の呪い、別の言い方をするとマントラ、真言である。これが明らかな真言である。このマントラは、この上ない呪いだ。これに等しいマントラはなく、すべてよく一切の苦を取り除き、真実にして、虚、すなわちただのむなしさではない。

般若心経のマントラ(真言)の解釈

ゆえに、この完全の知恵の完成の呪い、マントラ、真言を唱えよう。
この真言を唱えて、こう言おう。

羯諦羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶 般若心経
gate gate paragate para-samgate bodhi svaha.iti Prajnaparamita-hrdayam samaptam.Namas Sarvajnaya!

行け行け、完成を目指せ、完全に完成したものこそ、悟り(enligntment,聡)そのものである。めでたき知恵と心の教え!

これが直訳だ。

最後のマントラの解釈は様々だが、マントラとは元来そういうものだと解したほうがよい。つまり、いろんな読み方ができ、アナグラム的に読んでも解釈できてしまうことがあるのだ。

さて、僕がネットでいろいろみて、特に注目に値した訳は次の訳だ。これは極めて弁証的な解釈だ。

ありたくないとありたいからこそ、あるのだ。

この解釈は特に奥が深い。僕が心に浮かんで置き換えたのは、まず次のことば。

完成したくないと思うからこそ、完成するのだ。

そして、ここから三段の弁証法で文を昇華しよう。①と②がテーゼとアンチテーゼの関係、③がジンテーゼだ。

①すべて消滅してほしくないと思うからこそ、消滅するのだ。

②すべて消滅してほしいと思うからこそ、消滅するのだ。

③ ①と②はともに全称命題であり、論理的にしか存在せず、実際の命題ではありえない。すなわち、だからこそ、どちらの意見があることも見据え、さらに無関心な意見も含め、すべてを見る必要がある。都合のよい一面ばかりを見るな、すべてを見て考えよ。すなわち、現実とその可能性をすべて受け入れよ!そして、ありがたい(=存在が奇跡である)という気持ちを忘れるな。

これが僕が般若心経から読み取ったメッセージである。簡単なことだが、そういった考えができないと、前に進めない時代がきた。感謝の念を込めつつ、人類全体で前に進みましょう。よんでいただき、ありがとうございます。確かに、すべて人、つまりあなたがたとの出会いが良いものだと私は確信できました。

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高橋聡(宮里高橋通信) このユーザーの他の記事を見る

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