いつかブログで紹介したいと思っていた「金子 みすゞ」の詩があります。

「金子 みすゞ」にも娘がいたようですが、いくつになっても「母親」の心は子に向けられているんだな、と思います。

「こころ」

おかあさまは おとなで大きいけれど
おかあさまの こころはちいさい
だって おかあさまはいいました
ちいさいわたしでいっぱいだって
わたしはこどもで ちいさいけれど
ちいさいわたしの こころは大きい
だって 大きいおかあさまで
まだいっぱいにならないで
いろんなことをおもうから

出典金子 みすゞ童謡集 『わたしと小鳥とすずと』より

東日本大震災の時、テレビCMの自粛ですべての広告が放送されなくなり、代わりに「ACジャパン」のCMだけが流れた時期がありました。

その時に「金子 みすゞ」の『こだまでしょうか』という詩が有名になりました。東日本大震災の時のことを思い出します。

「遊ぼう」っていうと
「遊ぼう」っていう。

「馬鹿」っていうと
「馬鹿」っていう。

「もう遊ばない」っていうと
「遊ばない」っていう。

そうして、あとで
さみしくなって、
「ごめんね」っていうと
「ごめんね」っていう。

こだまでしょうか、
いいえ、誰でも。

出典「金子 みすゞ」『こだまでしょうか』

「金子 みすゞ」の生涯

「金子 みすゞ」(本名:テル)は20歳から詩を創作し始め、全部で512の詩が残っているそうです。

明治36年に山口県で生まれた人で、4つの雑誌に一斉に詩が掲載されるようになり「若き童謡詩人の中の巨星」と呼ばれました。

ところが昭和初期になって結婚していた夫との間に悩みがあり、「みすゞ」が26歳の時、服毒自殺を図り若くして亡くなってしまったそうです。

結婚し、娘も生まれ、創作する詩は少女のような感性を持った女性でしたが、とても残念なことでした。

代表作の「「私と小鳥と鈴と」の中にある「みんなちがって、みんないい」というフレーズは、NHKの子供番組「にほんごであそぼ」「みんなのうた」などでくり返し取り上げられ、子供も大人も口ずさむようになりました。

「わたしと小鳥とすずと」

私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、
地面を速く走れない。

私が体をゆすっても、
きれいな音はでないけど、
あの鳴る鈴は私のように、
たくさんな唄は知らないよ。

鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。

出典金子 みすゞ「わたしと小鳥とすずと」

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