2015年ドラフト1位 今永昇太

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生年月日 1993年9月1日 年齢 22才
年数 1年 出身地 福岡県
身長 177cm 体重 80kg
投打 左/左 ドラフト 2015 / 1位
北筑高-駒澤大-横浜DeNA(16年~)

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ドラフト1位指名。今までのベイスターズには少なかった左腕の先発候補・今永昇太投手。昨年頭角を現し始めた石田投手・砂田投手と並び「左の三本柱」として開幕前から期待が高まっていました。

開幕は惜しくも敗れる…しかしここから悲運が…

3/29のジャイアンツ戦でデビュー。本塁打を3発浴びてしまうも7回を投げて被安打5、自責点3と先発投手としての責任はしっかり果たしました。

このデビュー戦で今永を援護するベイスターズの得点は9回にあげた2点のみ。つまり今永が投げている間の得点は「0」。思えばここから今永の不運が始まっていたのかもしれません…

試合後の今永のコメント
「緊張するかと思っていましたが、普通に試合に入れました。ホームランでの失点、特にランナーを溜めてのギャレット選手のホームランは良くなかったです…」

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5試合で4敗。勝ち星なし。打線の援護は…

4/5 中日戦 0-1で敗戦 7回 自責点1 今永投球中の援護点0
4/14 阪神戦 2-5で敗戦 5回1/3 自責点2 今永投球中の援護点1
4/22 巨人戦 1-1で引き分け 7回 自責点1 今永投球中の援護点0
4/29 阪神戦 1-2で敗戦 6回2/3 自責点2 今永投球中の援護点1

ここまでの5試合。33回を投げて自責点は9。つまり1試合平均で3点取られていない内容です。もう先発投手としては素晴らしい成績です。普通に打線が機能していたら全部の試合が勝ち星につながっている内容です。

しかし打線の援護点は5試合でわずか2点!

これだけのピッチング内容で打線の援護がなければ…精神的に腐ってしまうのが普通なのですが、今永は違ったのです。

自分を律する言葉しか出てこない

敗戦の弁といえば言い訳ともとれてしまうことが多いのですが、今永の言葉は一つ一つが重たいのです。

「僕が打たれた事実は変わらない。エースを目指すなら、味方のミスもカバーできる存在にならないと」

「負けた投手の名前は残らない。いい投球だったとしてもプロ野球は昨日得た信頼を今日失う世界なので」

「そういう言い訳は防御率0点台の投手だけが言えること」

「全ての試合で要所で粘れない。前回と同じようなミスをして投球のレベルが低い。打線の援護より自分ができることをやらないと」

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この他にも、

「相手投手もDeNAの中継ぎも粘った。僕だけが粘れなかった。」

味方がエラーで足を引っ張ろうが、打線の援護がなかろうが、悪いのは自分の力の無さ。ここまで言い切れる今永の凄さは他球団のファンも一目置いているとかいないとか。

6度目の挑戦で念願の初勝利!

5/6 広島戦 6度目の先発に挑んだ今永。この日のピッチングも傍目には素晴らしい内容でした。しかし今永本人は決して調子がよかったわけではなかったのです。ただ悪いなりにもストレートだけは走っていたのでそれを主体にピッチングを組み立てていきました。

横浜OBの野球評論家・同じ左腕として優勝にも貢献した野村弘樹氏はこのように語っています。

さすがと感じたのは、調子の悪さを受け入れて投げられたことだ。投手は調子が悪いと、良くしようと思って自分との戦いになり、調子を取り戻す前に打たれてしまう。
回を追っても左投手の持ち味である右打者へのクロスファイアは決まらなかったが、真っすぐは走っていたので、それを中心に打者との勝負ができていた。しかも好調な広島打線から空振りが取れるのは、ポテンシャルの高さ。1ランクも2ランクも上のルーキーだと思う。

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やはり一流の投手だった人は、一流になる可能性のある投手の考え方がわかるものなのだなと感心しました。

素直に喜びを爆発させるかと思いきや…

プロ野球人生で初めての勝利を掴んだ今永。嬉しかったはずです。そんな彼へのヒーローインタビューは満面の笑みに包まれ、華やかな言葉が並ぶかと思っていたのですが…ここでも今永は名言を残しました。

「勝つことがこんなに大変とは思わなかった。広島に勝ったと言うより、過去の自分に勝ったと思った」

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初白星にただ浮かれることなく「過去の自分に勝った」…こんなことを言える精神力の強さは並大抵のことではありません。

苦悩の72時間

今永はプロ入りを決断する前に「苦悩の72時間」を過ごしたそうです。駒沢大学4年の時に肩を痛め実績が残せないまま、プロ入りするか社会人へ進むかの選択を迫られた時のこと。今永は自分の4年間を振り返りました。

「何のための4年間だったのか考えた。福岡から来て、社会人に行くためにやってきたのか。それは違う」

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そして、悩みに悩んだ末にプロへ進むことを決心したわけですが、この時の心境を含め今永はこのように語っています。

「人生で一番考えた3日間。あの時、悩むことなく、どこかに拾ってもらってプロでも活躍できるだろうと、いいかげんな気持ちで決めていたら、今の自分はいない」

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どんなに苦しい結果を背負おうとも、諦めずに前を向くことだけ考えている今永の下地はこの「72時間」で既に出来上がっていたのかもしれません。

まとめ

試合前のブルペンでどれだけいいピッチングができても、試合で結果を出せなければ意味がない。これは今永に限った話ではなくどの投手にも当てはまることです。

5/6を終えた時点でリーグ奪三振2位という数字を残している今永ですが、彼には一つの考えがあります。

「三振を取れる投手よりも勝てる投手がいい投手」

これが今永だけでなく、ベイスターズ投手陣全てのスローガンになった時には…ベイスターズが投手王国になる日もそう遠くないかもしれません。

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