カルシウムやたんぱく質など、栄養成分がたくさん含まれていて、健康に良くて毎日の食生活でも欠かさず飲みたい牛乳は、小さい頃から飲み慣れていたし、ヨーグルトやチーズやバターなどの乳製品も好きで、また乳製品の入っているお菓子なども、風味の良さがより一層そのお菓子の美味しさを引き出すから大好きだった。

よく、お腹を壊すから飲まないという人がいるようだが、私もお腹は超弱いし とても敏感な方だが、牛乳を飲まないという選択は有り得ない。

しかし、今でも牛乳を飲む時に たまに思い出すのが、小さい頃に家族と一緒に銭湯に行き、そのお風呂上りに飲んでも良いと許可されていたのは、唯一『 白い牛乳 』だけだったということが、ちょっと残念だったし その理由は今も明確には分かっていない。

その頃の家の中では、オレンジジュースやサイダーも、粉末を水で溶いて作るクリームソーダとか、甘酸っぱくて美味しい 今も有名な乳酸菌飲料も、どれも好きな時に飲ませてくれた。
だが、一番さっぱりスッキリしたい筈の 銭湯での風呂上りの飲み物だけは、なぜか白い牛乳だけしか、両親は許可してくれなかった。
想像ではおそらく、子供の健康な成長の為には 唯一白い牛乳しか身体に良くないという判断で、それしか許可してくれなかったのだろうと思っている。

それでも当時は、銭湯の脱衣所に置いてあるガラス張りの冷蔵庫の中にある、白い牛乳の他にも たくさんのカラフルな飲み物が、とても美味しそうで魅力的に並んでいたのを覚えている。
今でこそ、フルーツ牛乳やコーヒー牛乳、苺牛乳でもレモンやバナナの香りの楽しい飲物は、買おうと思えばいくらでも大人買いするのも可能だが、それだけが飲むことを許されなかった当時も家計は十分に有ったはずだし、家に帰れば好きなものを飲ませてくれたにも拘らず、銭湯での飲み物は白い牛乳オンリーというのが、子供心にとても残念で仕方なかった。


そういえばあの頃、父親が仕事で様々な都市に出張に行ったときに、いろんな珍しいお土産を買ってきてくれるのが、とても楽しみだったし 買って帰って来てくれるのがすごく嬉しかったのもよく覚えている。
たぶん横浜の中華街だと思うが、そこのお土産で『 ツァーサイ 』や『 龍眼の缶詰 』、それに『 横浜のシューマイ 』も とても美味しいし大好きで、毎回父のお土産を楽しみに待っていた。
『 龍眼の缶詰 』は 当時はとても珍しく、その味も見た目も食感も今のライチに似ているが、ちょっとだけ香りというか、風味はライチよりも独特の癖があるかもしれない。

また『 ツァーサイ 』の漬物も、今でこそ有名な惣菜メーカーのおかげなのか、『 ザーサイ 』という言い方が一般化しているようだが、当時はそんな食べ物もほとんど誰も知らなかったし、あんなに辛い美味しい漬物も珍しい存在だった。

幼少の頃のそういう経験のどれもこれもが、楽しく美味しかった想い出になっていて、今でも ものすごく辛い物や塩気の多いもの、珍しい世界の珍味なんかが大好きなのも、すべてはそういった理由なのだと、自分自身でも ほぼ納得がいく。

そういえば、父親に連れられて行った、ホルモン焼き屋で もうもうと立ち上る白い煙の中で燻されながら食べた、当時は珍しかった色んな種類のホルモンの焼き肉は、今でも懐かしく、時々無性に食べたくなってくる。
市街地の中心を流れる川端の小さな喫茶店の、それぞれ各テーブルに設置してあった、小皿に小分けして販売するおつまみ用の、ピーナツやアーモンドの入っている『 ミックスナッツ 』のガラスポットの自動販売用のケースを眺めながら食べた、あの『 ポテトチップ 』の美味しさも、幼い頃の脳裏に焼き付いていて、今もとっても懐かしい。

出来ることならあの頃に戻って、若かりし日の父や母と一緒に、ホルモンとポテトチップをつまみにしながら、生ビールか父の好きだったスコッチ・ウイスキーを飲みながら、思い出話で語り明かしたいものだ。


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