みなさん、ユニバーサルデザインって聞いたことあります?

ユニバーサルデザインとは?

「さまざまな人たちが、いつでも、どこでも、わけへだてなく安心して使える製品を生み出すこと、これが未来をめざす製品作りの基本になる」

出典 http://www.kokuyo.co.jp

米国ノースカロライナ州立大学ロン・メイス博士らは、広く世界にこう呼びかけました。これが「ユニバーサルデザイン」の考え方です。

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1960年代アメリカで障害者が急増

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1960年代、アメリカでは障害を持つ人が急増しました。
これらの人々が、あらゆる分野で差別を受けないようにするため、また、不便さを取り除くため、自身も車椅子を利用する障害者であったロナルド・メイスが、それまでのバリアフリーなどの概念に代わって提唱したのが「ユニバーサルデザイン」です。

出典 http://www.ud-web.info

日本では1995年頃から始まった

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日本では1995年頃からユニバーサルデザインという言葉が知られるようになり、企業でもこの考えが取り入れられるようになりました。

誰でも不自由さを感じることになる場合がある

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障害者といっても、視覚や聴覚を始め、さまざまな障害があり、同じ障害を持った人でも程度の差がありますよね。
また、誰でもが事故や怪我等で一時的に障害者になることがあるのです。

言葉のわからない外国に行けば、誰でも不自由さを感じますよね。

「すべての人が人生のある時点で、何らかの障害をもつ」という発想を起点としている点で、それまでのバリアフリーデザインとは大きく異なります。

バリアフリーとは違うの?

バリアフリーは障害者や高齢者など生活弱者に限る

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バリアフリーは障害者・高齢者などの生活弱者のために、生活に障害となる物理的な障壁の削除を行うという、過去の反省に立った考え方で進化してきました。

出典 http://ud-shizuoka.jp

ユニバーサルデザインとバリアフリーの違いについて、わかりやすく説明します。

玄関前のスロープ

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ひとつ例を挙げて考えてみましょう。建物玄関前の段差について注目します。 玄関前にある段差にスロープを付けるのはバリアフリーの考え方です。一方、ユニバーサルデザインでは、設計時点からスロープを計画し作りあげる事となります。

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ユニバーサルデザインは障害の有無、年齢、性別、国籍、人種等にかかわらず、
様々な人々が気持ちよく使えるように

あらかじめ都市や生活環境を計画する考え方なのです。

身近にあるデザイン例

お酒の缶には点字で『おさけ』と入っている

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街で見かける『点字ブロック』

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黄色の点字ブロックは、バリアフリーデザインの代表例ですが、ユニバーサルデザインの「環境をつくる」という全体的なデザインということになれば、ユニバーサルデザインの一部となります。

ユニバーサルデザインの7原則

ロン・メイス博士は、アメリカ国内だけでなく、 世界でみとめられた設計者(せっけいしゃ)で、すぐれた教育者でもあります。 彼が中心となって、世界中に呼びかけたのが「ユニバーサルデザイン」の考え方です。 それは、このような7つの提案(ていあん)です。

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原則1 誰にでも公平に利用できる
原則2 使う上で柔軟性に富む
原則3 簡単で直感的に利用できる
原則4 必要な情報が簡単に理解できる
原則5 単純なミスが危険につながらない
原則6 身体的な負担が少ない
原則7 接近して使える寸法や空間になっている

出典 http://www.universal-design.jp

ユニバーサルデザインの7原則に基づいて事例をあげてみます。

1、公平性 <自動ドア>

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自動ドアは誰でもが公平に利用できます。

使う人がだれであろうと、公平に操作(そうさ)できること
できるかぎり、すべての人が、いつでもどこでも、同じように使いこなすことができる

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2、自由度 <2段スロープ>

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2段の手すりは上下それぞれ使いやすい方を選んで使えます。

使用するときの自由度(じゆうど)が高いこと
たとえば、右ききの人でも、左ききの人でも、思いどおりに使える

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3、簡単(シャンプーとリンス)

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使い方が簡単で直感的にわかるものです。たとえばシャンプーとリンスのボトルでは側面やフタの部分に凹凸を付ければ、触るだけでどちらか分かりますね。

使い方がとっても簡単であること
ひと目見ただけでも、すぐに使い方が理解(りかい)できるわかりやすい作り

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4、明確さ <ピクトグラム>

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欲しい情報がすぐに理解できるように、ピクトグラム(絵文字)などがあります。
これなら海外からの観光客の方もすぐに分かりますね。

わかりやすい情報で理解しやすい
使う人の知りたいことが、わかりやすくていねいに説明されている

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5、安全性 <電子レンジ>

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例えば電子レンジ等は使用ちゅうに開けたら止まるようになっていますよね?
これは危険防止機能と言い、事故につながらないように配慮されたものです。

使うときに安全、安心であること
うっかりミスで、まちがった使用をしても、できるかぎり危険につながらない

出典 http://www.kokuyo.co.jp

6、持続性 <ミフラー>

出典 http://www.amazon.co.jp

ミフラーは片手で身に付けたり外したりできます。
無理な姿勢や強い力が必要でなく、楽に使用できるように作られているのです。

使用中からだへの負担が少ない、少ない力でも使用ができること
長い時間使っても、どんなかっこうで使用しても、疲れにくい

出典 http://www.kokuyo.co.jp

7、空間性 <ワイドスイッチ>

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ボタンの部分が広くなっているので、押しやすくなっています。

だれにでも使える大きさ、広さがある
使う人の大きさや、姿勢(しせい)、動きに関係なく、ラクに使いこなすことができる

出典 http://www.kokuyo.co.jp

ユニバーサルファッションもある

いかがでしたでしょうか

日頃見慣れている日用品や公共の施設に設置されているものにも、いろいろと意味があるようです。

そして、単に物理的なデザインを指すことではないことも分かりました。
ユニバーサルデザインについては、まだまだたくさん事例があります。
これからもすべての人が使いやすいものや、暮らしやすいといった環境作りがすすめられていくことでしょう。

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東京でクリエイターをしています。最近は主にデジタルコンテンツの制作をしています。
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