ちょっと不思議な出会い

先日、ペットショップで売れずにいた犬を我が家に受け入れ、その後新しい飼い主を探してお渡しした記事を書きましたが、それには後日談があります。

その前に、当初は里親サイトではなく、いつでも会えるよう、周囲の知人を中心に新しい家族を探しましたがまったく見つかりませんでした。それどころか「飼いたい!」と言う方がいたので真っ先に相談にうかがうと、同時にそこのご家族が入院することになり飼えなくなったりと、一向に決まらないんです。

そんな経緯があり、里親サイトを利用することになったのですが、最終的に決まったお宅と不思議な縁を感じるエピソードがあります。

そこは息子さんが可愛がっていた犬が亡くなって随分経っていたそうです。その息子さんが突然「犬が欲しい」と言い出し、“ブリーダーやショップで買うより里親という選択も子供の為にいいのではないか?”と閃いた両親が見つけたのがサイトにアップされた、うちにいた犬です。

うちが載せる以前から探し始め、ある程度決まっていた犬もいたそうですが、何故か急に連絡が取れなくなったりとまったく決まらなかったそうです。こちらも同様で、そのお宅の前にも決まりそうな里親さんがいましたが、急に事情が変わったりとまったく駄目でした。

そんな両家が突然繋がり、意外にも住所も近く、本当にスムーズに決まってしまったんですが、驚きは他にもありました。

何故かそっくり

そのお宅で飼っていた犬とうちが譲った犬は犬種がまったく違います。それなのに、以前飼っていて亡くなった犬に顔がそっくりなんです。中型犬と小型犬なので体のサイズは違いますし毛色も違いますが、顔は耳が垂れているか立っているかぐらいの差です。

しかも、息子さんが求めていた犬の特徴がはまっているということで、非常に喜んでいました。

犬が繋ぐ新しい家族の絆

我が家にいた時には、居場所を奪われ始めた愛犬の顔は雲っていき、その犬自体もどんどん荒んだ意地悪な顔になっていき、家庭内は暗くなっていました。そんな原因になった犬をよそに譲るのは始めは正直気も引けたものです。

しかし、そこのお宅では、そのコを迎えたことでバラバラになりつつあった家族が明るく繋がったそうなんです。当然と言うのも何ですが、我が家は我が家で元通りの家に戻りました。

犬が一匹、家から家へ移動しただけで元気のなかった2つの家庭が一気にどちらも明るくなったということなんです。そのお宅にはその後何度かうかがっていますし、年賀状などのやり取りもありますが、犬も本当に明るい表情になって生き生きしているんです。

犬自身も幸せになった

何より肝心のその犬の表情が変わったのも驚きでした。我が家では下痢が続いていましたが、そこのお宅に引取られた途端に治ったそうです。恐らくやっと自分の家が出来たと安堵したんだと思います。

いろいろな境遇もあって、多頭飼いには無理な性格だったのだと思います。我が家にいた時にうちの愛犬から取ろうとしていた環境を今はすべてそのコも持っています。

他にも不思議な縁を感じることがあります。そこのご家族と我が家では、誕生日が同じという人が何人かいるのも後から知りました。

始めは安易な気持ちで犬を引取ってしまい、大変なことになった、と途方に暮れましたが、その犬が元で出会った不思議でほのぼのするエピソードでした。

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音楽業界を経て、フリーのデザイナー兼ライターを生業にしております。ポジティブに解決したトラブルや実体験ネタを中心に書いています。8歳下の夫と愛犬の気ままな3人暮らし。音楽好きのゴシック好きの和服好き。オカルトも大好きでございます。好きな作家は芥川龍之介、詩人は中原中也☆

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