インドで販売されるすべての携帯電話にパニックボタンの装備を義務化

インド政府のRavi Shankar Prasad情報通信技術大臣の発表によるところ、増え続けているインドでの女性に対する性犯罪に対しての防止策として、2017年よりインド国内で販売されるすべての携帯電話に対してパニックボタンの装備を付けることを義務化する方針だという。更に2018年からは携帯電話にGPSを内蔵することを義務化するとしている。

パニックボタン

パニックボタンとは、携帯電話の5か9を指で押し続けると緊急コールを発し、警察につながるようにするというものだ。スマホに関しては、電源ボタンを3回押すことでパニックボタンになるようにするという。これによって、女性の安全を守ろうという取り組みである。

出典 http://www.telegraph.co.uk

すべての携帯電話にパニックボタンの設置を義務化することで女性の安全を守る

インドでは近年レイプなどを含む女性への暴力が増加

実際にインドでは近年、レイプなどを含む女性への暴力が増加している。2012年には女性の医学実習生(23)が婚約者とバスに乗車している時、6人の男たちから強姦され、鉄パイプで女性器に激しい暴行を受けた後に死亡した。

これにより女性への暴力に対する抗議活動や刑の厳罰化を求める運動が活発化したが、それでもこの種の犯罪は減らず、2014年には女性に対する暴力事件が約34万件も発生。その中には3万6000件のレイプも含まれ、前年より9%も上昇したそうだ。

しかも被害はインドの女性だけにとどまらない。昨年1月には日本人女性が5人の男達に3週間も監禁され、レイプされるなどの暴行被害を受けている。

出典 http://irorio.jp

IRORIO

Twitterより

確実に変わり始めたインド

増え続けているレイプ事件は、大問題ですが、インドは確実に変わろうとしているのがよくわかります。まず、女性がレイプされても通報するようになったし、こうして市民がレイプ容疑者に対して対抗したり、デモ活動を起こすようになっている。カースト制度がまだ根強く残っているインド社会において、この動きはかなりの変化だと思います。それにしても、子供や女性、弱い者に対して暴力を加えるのは、本当に許せない行為です。今回の携帯電話での取り組み以外でも、もっと政府が対策を考えなければならないでしょう。

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さくらまい このユーザーの他の記事を見る

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日本生まれですが、米国に30年間住んでいた米国籍のライターです。2014年に家族で日本に移住してきました。どうぞよろしくお願いします。

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