今年は梅雨入りが早く長雨になる予想。傘は何も言わず雨から身を守ってくれます。それなのに忘れ物第一位。もし傘に心というものがあったらどんな夢を見るのでしょうか。

傘のみる夢

出典著者画

かささんは ないていました。 
「わたし すてられちゃうのかしら。
 だったら・・・・
 ねえ かぜさん わたしをどこかに つれてってくれませんか?」

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ぴゅろろろん。
やさしいかぜは かささんのおねがいを きいてあげました。
「わあ すごい ありがとう かぜさん。」

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かささんは しゃらりと おがわに まいおりました。
そこへ かわせみたちが かさのおふねで うとうと。
「うふふ おなかいっぱいなのね。いいゆめ みられますように。」

かささんは ふわふわゆらりと ゆっくり ながれていきました。

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しばらくすると ながれが はやくなりました。
かささんは どきどきしながら しゅるりと にじのアーチを くぐりました。
「きゃっ たのしい。」

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すると かわうそたちが かさのプールで うとうと。
「うふふ あそびつかれたのね。たのしいゆめ みられますように。」

かささんは すいすいゆらりと しずかに ながれていきました。

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かささんが かわうそたちを みをくっていますと
「きっきっきー これなんだろう。」

おさるさんたち かささんで あそびはじめました。

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そのうち かさのブランコで うとうと。
「うふふ ゆっくり おやすみなさい。やさしいゆめ みられますように。」

かささんは ほわほわゆらりと のんびり かぜにゆれていました。

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「きっきっきー これ すてきね。」
おさるさんたちは かささんをつれて もりにかえっていきました。

「わたし どうなるのかしら。」
かささんは きたいと ふあんで いっぱいでした。

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かささんは やねになりました。
「うふふ なんてかわいい あかちゃん。あったかいゆめ みられますように。

かささんは いつまでも やさしく みまもっていました。

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そのよる かささんは はじめて ゆめをみました。

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かさの ゆりかごに ゆられて みんな しあわせそうです。
かささんの こころも しあわせで いっぱいになりました。

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1児の主婦。アニメ大好き、潜伏中のイラストレーター。

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