2016年は4年に一度のオリンピックイヤー

今年はブラジルのリオデジャネイロで、4年に一度のオリンピックが開催されます。

長い歴史のあるオリンピックですが、過去に芸術作品で競い合う競技があったことはご存じですか?

オリンピックにおける芸術種目とは

1912年のストックホルム大会から始まった

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かつてはオリンピックの正式種目として「芸術競技」が存在した。1912年のストックホルム大会から1948年のロンドン大会までの計7大会では、音楽、絵画、建築、彫刻、文学の5分野でスポーツを題材にした芸術作品の採点競技を実施。

出典 http://www.huffingtonpost.jp

初めて提唱したのが『ピエール・ド・クーベルタン男爵』

ピエール・ド・クーベルタン男爵は、オリンピックのシンボルである五輪のマークも考案しました。

スポーツを題材に芸術作品を競わせる発想は、100年後の現在からすればかなりユニークだが、近代オリンピックの創設者ピエール・ド・クーベルタン男爵の掲げた、精神と肉体およびスポーツと文化の融合という理想には、今より近かったとみることもできる。

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個人的には芸術は人と競うものではないと思うので、あまり楽しいイメージはないですね。

しかしスポーツと文化の融合ということなら、納得できますね。

1936年のベルリン大会では日本人も銅メダル獲得

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鈴木朱雀と藤田隆治が絵画種目で銅メダルを獲得しました。

評価の難しさ等から現在は廃止されている

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スポーツ競技での記録の更新が重要とされるようになったのが、廃止の原因のひとつなのでしょうか。

その後、芸術競技は、評価の難しさや選手の高齢化といった問題から、昭和23(1948)年の第14回ロンドン大会を最後に廃止されることとなりました。

出典 http://www.ndl.go.jp

近年は文化イベントが義務づけられている

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現在はオリンピックを開催する都市では必ず、オリンピックに関連した文化イベントを開催することが義務づけられているようです。

『文化オリンピック』という発想

文化を通じて他国や他民族を理解しようと努めることや、平和の祭典というオリンピックの特質を、文化プログラムでより強固にすることが重要になった。

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平和の祭典の特質を文化イベントでより強固なものに

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どの国でも必ずしもスポーツが大好き!な人ばかりではないと思います。しかしこのような文化イベントが開催されるといえばオリンピックも楽しめますね。

国際的な文化交流の機会となった1992年バルセロナ大会

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バルセロナと言えば、ピカソや建築家のガウディ等で有名です。美術館も多くまさに『芸術の街』ですね。

観光地としても人気が高いので芸術作品を披露するだけでなく、国際交流でも変化をみせたというのはうなずけます。

なかでも特徴的な変化は、1992年のバルセロナ大会である。オリンピックまでの4年間にわたって多様な文化プログラムを展開し、それを「文化オリンピック(カルチュラル・オリンピアード)」と位置付けた。

内容も、自国の芸術作品や文化の披露にとどまらず、グローバルな文化交流の機会となった。「文化オリンピック」のコンセプトはその後も継承され、ソチ五輪など冬季オリンピックでも実施されている。

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さらに発展した2012年のロンドン大会

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ロンドン大会ではポール・スミスがデザインした記念切手がオシャレ!と話題になりました。他にもステラ・マッカートニーやヴィヴィアン・ウエストウッド等、人気のデザイナーが活躍されていましたね。

ちなみに、これまで男性しか参加できなかった国もあったのですが、この大会では全ての国から女性も参加が可能になりました。これはオリンピック史上初のことのようです。

いろいろな意味で大きく発展したようですね。

この流れをさらに発展させたのが、前回の2012年ロンドン大会である。2008年から2012年までのカルチュラル・オリンピアード期間中に、17万7717件のプログラムが英国全土で開催され、4万464人のアーティストが参加(うち新進作家6,160人、障害のある作家806人)、市民も4,340万人が参加体験した。

新しくつくられた作品数は5,370点、文化機関や企業、教育機関、地方自治体、スポーツ団体等の新たなパートナーシップも1万940件生まれた。その予算規模は、実に210億円にのぼったという。

出典 http://www.huffingtonpost.jp

こんなにいろいろと文化イベントってあったとは!驚きです。2020年の東京でもこのようなイベントは期待できるのでしょうか?

ジャンル別プログラム一覧は、「美術、デザイン、展覧会」「コメディ」「ダンス」「映像、放送、デジタル」「博物館、遺跡」「音楽」「野外、祭」「詩、朗読」「演劇、パフォーマンス」の9カテゴリー。

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ロンドン大会ではオノヨーコ氏が参加

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世界中からアーティストが招へいされ、オノヨーコ氏も新作の個展を開催しました。

2020年東京大会はどうなる?

昨年『リーディング・プロジェクト』が始動した

東京大会では、スポーツ競技に先立ち2016年リオ大会後から、2020年までの4年間にわたって『リーディング・プリジェクト』が開催されるようです。

劇作家の野田秀樹氏が発案した『東京キャラバン』

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野田氏の他には彫刻家の名和晃平氏と現代美術家の日比野克彦氏が中心となるようです。

松たか子氏ら出演、五輪向けた朗読劇など稽古

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昨年の秋にテレビのニュースなどでご覧になった人も多いかと思います。

劇作家の野田秀樹さんが監修。東京五輪が開かれた1964年を舞台にした朗読劇で幕を開け、バイオリンと三味線、アイヌ舞踊と琉球舞踊などを組み合わせたステージが繰り広げられた。

出典 http://www.yomiuri.co.jp

美術分野では特に期待できる日比野克彦氏

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日比野氏は芸大在学中にダンボールで制作したオブジェで注目を浴びました。現在の日本では幅広く活躍している人気のある現代アーティストです。

展覧会の他にワークショップも開催されていますので期待できます。

『六本木アートナイト』も期待できる

オリンピック公式サイトより

文化・教育委員会における検討状況

・文化・教育委員会(2015年5月発足)は、宮田亮平委員長以下、28名の文化・芸術の専門家や教育分野の有識者等で構成しています。

・メディア芸術や伝統文化といった文化に係る具体的アクション、初等教育や高等教育等におけるオリンピック・パラリンピック教育の具体的アクション、それぞれの分野で残すべきレガシーについて議論を進めています。

出典 https://tokyo2020.jp

※レガシーとは『遺産』という意味

文化庁のサイトで詳細が発表

ちなみに1964年の東京オリンピックではどのような文化イベントが開催されたのでしょうか?

浮世絵や日本画などが披露された

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横山大観氏をはじめ、日本を代表する日本画家や洋画家を中心に開催されたようですね。

麗子像でおなじみの岸田劉生氏

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ちなみに麗子像は70点あるそうです。

「展示は日本の芸術のみに限定する」「展示はスポーツに関係するものに限定しない」という方針で、美術部門4、芸能部門6を公開。

その内容は多岐にわたり、古美術や浮世絵をはじめ、横山大観、前田青邨などの日本画、青木繁、岸田劉生などの油絵に加え、歌舞伎、人形浄瑠璃、雅楽、能楽などが披露されました。

日本の芸術文化の発信という意味において、大きな成功をおさめるに至ったのです。

出典 http://www.sportsarts.gr.jp

また、この当時活躍中だった岡本太郎氏や丹下健三氏のお二人はどのように関わったのでしょうか?

岡本太郎氏はメダルのデザインを担当

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岡本太郎氏はどのように関わったのか気になりますね。調べたところ記念メダルのデザインをされていました。

丹下健三氏は国立競技場と国立代々木競技場の設計を担当

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国立競技場(解体済)と国立代々木競技場の設計を担当されました。

国立代々木競技場では日本人初のオリンピック功労賞を受賞されました。また、丹下氏の他に坪井善勝氏と井上宇市氏の3人で設計されたようです。

いかがでしたでしょうか

オリンピックはスポーツ選手の記録やメダルの数が重要なのかと思いがちですが、
国際交流やいろいろと文化的なイベントも楽しめるのです。

また、オリンピックをきっかけにスポーツの楽しさも発見できればいいなと思いました。

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