被災地での片づけ、破傷風に注意

23日はボランティアが続々と被災地に入った。被害を受けた家屋などの片付け作業では、けがをして破傷風になることがないように注意する必要がある。

 土壌や汚泥の中には、強い毒性を持つ破傷風菌がいる。けがをした傷口から体内に入ると3~21日の潜伏期間をへて筋肉に障害を引き起こす。食べ物をのみ込みづらくなったり、けいれんを起こしたりし、重症化すると呼吸困難で死亡することもある。東日本大震災では50~80代の男女10人で感染が確認された。

出典 http://headlines.yahoo.co.jp

2016年4月24日朝日デジタルより

破傷風とは

 破傷風は、破傷風菌(Clostridium tetani )が産生する毒素のひとつである神経毒素(破傷風毒 素)により強直性痙攣をひき起こす感染症である。破傷風菌は芽胞の形で土壌中に広く常在し、 創傷部位から体内に侵入する。侵入した芽胞は感染部位で発芽・増殖して破傷風毒素を産生す る。破傷風の特徴的な症状である強直性痙攣は破傷風毒素が主な原因であり、潜伏期間(3 ~21 日)の後に局所(痙笑、開口障害、嚥下困難など)から始まり、全身(呼吸困難や後弓反張など)に 移行し、重篤な患者では呼吸筋の麻痺により窒息死することがある。近年、1 年間に約40 人の患 者(致命率:約30%)が報告されているが、これらの患者の95%以上が30 才以上の成人であった。

出典 http://idsc.nih.go.jp

死亡するケースもある怖い感染症。破傷風は、5類感染症全数把握疾患に定められている。

症状の現れ方

外傷のあと、3~21日の潜伏期をへて発症します。口をあけにくくなり、歯が噛み合わされたままの状態になり、食事をすることが難しくなります(第一期)。 このあと、次第に口をあけにくい症状が強まり、顔面の筋肉が緊張して、引きつり笑いをしたような表情になります(第二期)。さらに、首の筋肉の緊張から背部の筋肉も緊張が強くなります(第三期)。この時期が最も生命に危険で、とくに、ここまでの経過時間が48時間以内である場合、予後は不良です。
 この時期を超えれば、筋肉の強直(こわばり)が少しとれます(第四期)。第三期を無事乗り越えて第四期を過ぎれば、救命に成功します。

出典 http://medical.yahoo.co.jp

傷口から破傷風菌が入ることで引き起こされる感染症

検査と診断

感染部位の一部を切り取って調べる検査(生検)を行います。しかし、細菌培養によって診断が確定することはむしろまれで、感染部位が特定されない場合も少なくないので、主に症状から診断が行われています。

出典 http://medical.yahoo.co.jp

傷口はすぐに消毒して菌が侵入しないようにふさぐこと。

治療

毒素中和のため、ただちに抗破傷風免疫グロブリンの投与を行いますが、いったん体に取りついた毒素は中和できません。対症療法として、全身の管理を集中治療室で行います。 予防接種が有効ですが、たとえ小児期に接種を受けていても、5~10年で予防効果は薄れます。そのため、成人の外傷の場合は、追加接種が行われています。
 事故などで破傷風を発症するおそれのある場合には、発症の予防を目的に、沈降破傷風トキソイドが投与されます。

出典 http://medical.yahoo.co.jp

被災地へボランティアで片づけなど行う場合は、予防接種を受けておいた方が安心。

予防

予防の第一は、けがをしないこと。肌を露出しないように長袖と長ズボンを着用し、厚手のゴム手袋をはめ、底の厚い靴をはく。

 破傷風の発症を防ぐワクチンもある。東京医科大病院渡航者医療センターの濱田篤郎教授は「ボランティア活動を考えている人は被災地に行く前に接種してほしい」と話す。ただ、接種費は全額自己負担となる。

出典 http://headlines.yahoo.co.jp

肌の露出をしないことと、ワクチン接種をすること。

激務による疲れから破傷風に

疲労がたまると免疫力も低下する

破傷風の恐ろしさ

映画『震える舌』は破傷風になってしまった少女がテーマです

片づけの際は指先・足先に気をつけてください

まさにその通りですね。

災害時は様々な問題が発生

災害時は、様々な問題が発生します。感染症もその一つです。被災地では断水などで手洗いもできない場合が殆どです。衛生面で大きな問題が発生しています。消毒液、ウェットティッシュ、絆創膏は必需品となります。今のところ、熊本・大分地震の被災地では、破傷風での感染症は報告されていませんが、ノロウイルスやインフルエンザの感染はすでに出ています。これから片づけなどのボランティア活動が盛んにおこなわれるかと思いますが、くれぐれも感染症にはご注意ください。予防することである程度防ぐことが可能となります。

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