いまさら、どんなに嘆いても、もうどうにもならないし あの時に戻ることは出来ないが、この世の中もこの国も、なんとなくいつの間にか、ちょっとづつ本来の進むべき未来への道筋を、微妙にずれて進んで来てしまっているんじゃないかと、そんな風に気が付いたのは、たしかバブルの弾ける直前の頃だったろうか?

何か確証めいたことがあった訳でもないし、当然、本来進むべき正しい未来を知っているわけも無く、もちろんそんなことを言うと、頭がオカシイとか言われそうだし、何一つの証拠もないけれど、それでもただ何となくではあるが、当時、ある日に感じた『 地軸がずれてしまったような違和感 』というか、急に何の前触れも無く、自分だけがまるで他の『 パラレル・ワールド 』に飛ばされてしまってきたんじゃないかと ふと思うような違和感を感じる出来事が有ったことを、今も確実に覚えている。

それがどんな出来事でどんな内容だったかと考えても、今もいっこうに思い出せないし、普段もそんなことに気を取られて生きているわけでもない。
ただの『 何となく感じている違和感 』としか言いようがないのだが。
確かに、未来や過去にタイムマシーンで旅したり、宇宙のことを題材にした映画とかは好きだけど、のめり込むほど夢中になったことも無いし、特に空想や妄想癖があるわけでもなく、他人から訝しげに見られるような行動もとったことは無い。

でも、今の世の中やこの国の有り様を見ていると『 あぁ、やっぱりな 』と思ってしまうというか、あの頃に感じた違和感が『 ボタンの掛け違い 』の始まりだったから、今生きているこの世界で感じている違和感や、どうしてそんな風な世の中になってしまったんだよと感じてしまう絶望的なことや、人間不信に陥りそうなほど 廻りの老若男女の社会的な行動規範の崩壊が続いているというか、およそモラルやエチケットの欠片も無くなってしまったのかという様な、嘆かわしい程の醜態を晒す発展を遂げてしまったことは間違いないようである。

そりゃぁ、昔から悪い奴もいたし、モラルやエチケットが無い人間も見受けられたし、他人を思いやり信頼できる愛情に満ち溢れた人間だらけというわけでもなかったが、今のこの国の現状は、あまりにも酷くはないだろうか。

まだジジイと言われるような年齢ではないが( あと20~30年後にはそう言われるだろうが )、それでも『 昔は良かった 』という、お決まりの懐古趣味みたいな感情というか、現状に対する不信感があることは確かである。

例を挙げればキリがないが、経験を重ねてきた筈のいい年をした大人も、高齢者も子供達も、なんだかみんな自己中心的になってきて、他人の失言や不正を見逃せない代わりに自分のことは棚に上げて正当性と権利ばかり主張して、『 堪え性 』が無くなって我侭な言動をとる人々の場面に遭遇することが圧倒的に増えた気がする。

電車で明らかな高齢者に席を譲れば「 ワシはまだそんな歳じゃない!」と威張ってみせたり( てか、ワシって表現、いつの歳から言い始めるんだよ? とそれこそツッコミを入れたくなるが )、小学生が既に男女の関係を経験していたり、中学生が薬物に手を出してしまったり、ネットの世界やメディアでも、他人の言動に誹謗中傷を浴びせ、特定の有名人や芸能人の発言に揚げ足を取り、まるで寄ってたかって『 魔女狩り 』でもして陰でほくそ笑んで楽しんでいるような、自分のストレスを発散する為に他人をいじめて、嬉々としている残忍で残虐なモンスターと呼ぶに相応しいような人々の姿が目立っている。

もう、あの頃のような、 他人のことを思いやり、お互いに信頼し合って和やかで平和な暮らしをしていた、世界一安全で親切な国民が暮らしていたはずの国には戻れないのだろうか?
それとも、この自分の身体だけが、知らない間に『 悪いほうのパラレルワールドの世界 』へと転送されて来てしまったのだと、諦めて生きてゆくしかないのだろうか。

なんとも虚しく、悲しい気持ちでいっぱいである。
神様がいるのなら、どうかあの平和な道を進んでいた筈の、『 正しいほうのパラレルワールドの日本 』に戻して下さいと、切に願うしかないのだろうか。


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