読み物『アマギさんと非常食』

登場人物
アマギ 会社で働くOLしっかりもの。趣味は貯金。
モエ アマギの友だちで同僚。マイペースで天然。

 アマギはモエの住む家に遊びに来ていた。
 その時、部屋においてあるピンクのリュックサックが気になってたずねてみた。

「ねぇ、モエ。あのリュックサックは何?」

「これはわたしの非常用リュックだよ」

(モエも非常時に備えてるのね)
 意外であるのと同時に少し感心しながらアマギは思う。

「何が入ってるの?」

 アマギがリュックの中を見ると、全部お菓子だった。
 モエの大好物である『激うまチョコ』がぎっしりと詰め込まれている。

「これがあれば地震が来ても大丈夫だよね!」

 モエがにっこりと自信を持って笑う。

「ぼりぼり。・・・意外とうまいわね」

「なんで食べてるのー!?」

「リュックに隙間を作るためよ」

「えーっ! わたしの非常食なのにぃ」

「このお菓子は賞味期限が短いでしょ。乾パンや缶詰も入れなさいよ」

「乾パンってまずそうじゃない? 食べたことないけどビスケットでしょ?」

「乾パンは長期保存ができる非常食の定番よ」

「小学生の時に学校からもらったことあるけど、いつのまにか賞味期限切れてたなぁ」

(そういえば、今食べてたこれは賞味期限いつなのかしら)
 アマギは激うまチョコの袋を裏返して期限日を探す。

「これ、賞味期限切れてるわ・・・」

 アマギの表情がこわばった。

◎非常食の賞味期限は定期的に確認しましょう。

「非常食ってどれくらい必要なのかなぁ」
 
 モエがアマギに聞いてきた。

「災害復旧までの数日間のために、最低3日分といわれるわね」

 アマギはノートパソコンを開いて、非常食について調べ始めた。

「3日分の激うまチョコっていくつ必要かなぁ」

「チョコ以外のものも考えて」

「だって、乾パン食べて何日も過ごしたくないよ」

「乾パン以外には、栄養補助食品とか、レトルト食品、カップラーメン、フルーツ缶詰がいいらしいわよ。賞味期限が長くて常温保存ができるわ」

「ほーなるほど」

「あと水! 水が必要よ」

「なんで水がいるの? 水は蛇口から出るじゃん」 

 ジャーとキッチンの水を出して、モエが言う。

「災害時は断水することだってあるのよ。飲料水は必要だわ」

「そっかぁ。水が出てこなくなることもあるんだね」

「水は一日あたり3リットルは欲しいわね」

「そんなこと言われるとのどが乾いてきた……ごくごく」

「私にもちょうだいっ!」

・・・

「非常食の備蓄に、ローリングストックという方法があるそうよ」

 ノートパソコンをいじっていたアマギが言う。

「なにそれ」

「使いながらストックする方法よ。普段から食べてるものを使っては補充して、を繰り返していくのね。そうすれば、非常時も普段食べなれてるものを食べることができるというわけ」

「そっかぁ。じゃあ、わたしは激うまチョコをローリングストックしよう」

「え。ほかの食料は……」

「あ、まだこの激うまチョコ食べられそう。わーい」

「……よかったわね」

 モエは激うまチョコがあれば生き残れそうだ。
 「これもあげるわ」と食べかけのチョコをアマギは渡すのだった。

非常食のポイント

・非常食の賞味期限は普段から定期的に見直す。
(ローリングストック法を使って、普段から食べなれてるものを使っては補充するなど。)

・非常時は食料が手に入らなくなる可能性が高いため、最低でも3日分の食料を用意する。

(水は一日、3リットル必要とされる。)


・おすすめは、乾パン、缶詰、栄養補助食品、レトルト食品、カップラーメンなど。賞味期限が長くて常温保存ができ、調理しないか簡単な調理で食べられるもの。

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