我が家の床の色は、どの部屋も ほぼ全てが明るい色合いである。

普段の生活上での洋服や身の回りの持ち物等の色の好みは、だいたい黒とか、ネイビーブルーやダークグリーン、あるいはダークグレーやダークブルーパープル等、出来るだけ黒に近い、暗めの色が好きだが、こと家の床の敷物の色に関しては、特別明るい色になるように気を配っている。

以前、両親と一緒に生活していた頃は、どの家でも殆んど、結構暗めな色合いの敷物が多かった。
特に母の好みで、トルコなどの高級な 毛足の長いペルシャ絨毯等が家中の床に敷き詰められていた。
しかも色合いはダークブルーやダークブラウン等で、黒っぽい色の複雑な模様も手伝って多少の汚れやゴミも目立たないから、そういった点では重宝していたようである。

だがしかし、暗い色合いの最大で最悪のデメリットは、あの嫌な奴、すなわち『 害虫 』がどこかの床に潜んでいても、いっこうに見つけられないということであった。
昼間ならば、まだ家の中のどこでも 外からの日差しが有れば、そういう極めて不審な存在をいち早く発見して即座に退治することもできる。
しかし問題は夜間で、特に夜中に小用を足しにリビングや廊下を歩く時に、小さな常夜灯やブルーやグリーンの淡い光のセンサーライトだけしか、足元を照らす光が無い時に、たまたまアイツが行く手を阻んでいるのではないかと思った時の不安と恐怖感は極めて大きい。
しかも、万が一絨毯の模様に擬態して潜んでいるその害虫を、たまたま足の裏で思いっきり踏んづけて潰してしまったら最悪である。

たとえ、大急ぎでバスルームに行き、足の裏を洗って どんなに綺麗に洗い流したとしても、虫を踏んづけてその体液が自分の足の裏に付着してしまった時に感じた、あの最悪の嫌な触感は暫らく脳裏から離れないし、その気持ち悪さは次の朝を迎えても、なかなか消し去れるものではない。

これから夏にかけて、どんどんそういった嫌な害虫どもが、不謹慎にも家主の知らない間に勝手に家に上がり込み、許可もしていないのに堂々と居候して、自由気ままに家の床じゅう、夜中に「 ピラララピラララッ 」って高らかに電子ホーンを鳴らしながら、悪趣味な特注のダークブラウンメタリックマイカ塗装に塗りたくって、車高調をギリギリまでシャコタン設定にしてアクセル全開で走り回っている( ← それじゃまるで族車じゃねーかよ )忌々しい害虫どもに
ワイワイガヤガヤと殆んどパリピポみたいに、好き勝手に宴会騒ぎされないように対策をとらねばならない。

だからこそ、暗い色合いの絨毯を敷いていたがために、そういう嫌な思いをした過去の経験上、二度とそんな状況にならないように、万全の対策をして家中のあらゆる床の敷物の色を、極力明るい色に統一しているのである。

そう、もう二度と我が家には、ただ一匹の昆虫の襲来も侵入も認めないし、居候も占拠も絶対に許さないと誓ったのだから。


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