写真はフィレンツェのシニョーリア広場に面して建つ人気のカフェテラス・バール「リヴォワールRivoire」

ウフィツィ美術館を目の前にして建つリヴォワールは1872年、サヴォイ王家のチョコレート職人だったエンリコ・リヴォワールが創業した老舗バールで知られます。

ウフィツィ美術館を目の前にして建つリヴォワールは1872年、サヴォイ王家のチョコレート職人だったエンリコ・リヴォワールが創業した老舗バールで知られます。

春以降、秋まではこの画像のようにカフェテラスは満席。その人気の高さは半端ではありません。それはロケーションの良さばかりではなく、店自慢のチョッコラータ(ホットチョコレート)とチョコレートの味が評判だからです。

創業者がサヴォイ王家のチョコレート職人だったエンリコ氏。昔ながらの製法で作られるチョッコラータのコクのある味わいは一度食べたら忘れられないのです♫フィレンツェを訪れたら、是非、お試しあれ♫

住所:Piazza delle Signoria angolo Via Vacchereccia 4R

《生粋のフィレンツェっ子たちがお気に入りのカフェ》

生粋のフィレンツェっ子(フィオレンティーニ)たちがお気に入りのカフェは、強いお酒サンブーカを混ぜたカフェ(エスプレッソ・コーヒー)。サンブーカは日本ではアブサンと呼ばれるリキュールのことを差します。サンブーかをお持ちの方はカフェにスプーン一杯程度のアブサンを入れてお試しあれ。止められなくなるそうです。

写真のお菓子はカントゥッチ

「プラートのビスコッティとヴィンサント」Biscotti di Prato

プラートはイタリア・トスカーナ州の一角に広がる古都で、フィレンツェから北西に15キロのところにあります。街は中世後期から繊維業で潤う都ですが、聖母マリアが身に着けたと言われる「聖母の帯の伝説」が有名で、帯はプラートの大聖堂に今でも保管されています。

そして、伝統菓子のビスコッティであるカントゥッチは、卵・砂糖・塩・リキュール・小麦粉・ベーキングパウダー(イーストでも可)・アーモンドを混ぜ合わせ、二度焼きされたもので、水分は皆無。それ故に歯が立たないほど硬いという代物。とはいうものの、栄養たっぷり味は抜群!でも、歯が立たない程の固いお菓子。容易には食べられません。

そこで考えられたのが、地元で造られたワインに浸して食べる方法で、ワインは甘い香りのするヴィンサントと定められました。

なぜなら「vin Santo」の意味は「聖なるワイン」。プラートという聖母崇拝の地で生まれたお菓子ですから、聖なるワインがもっとも合う、ということのようです。

ヴィンサントに浸して食べるビスコッティの味は世界一!!それ以来、私は硬めのクッキーを選んでは甘口ワインのヴィンサントに浸して食べる癖が抜けません。一度お試しあれ。

(旅行ジャーナリスト・作家 市川昭子著)

★画像・記事の転載・転用、ダウンロードはお断りいたします。どうぞよろしくお願い致します。

この記事を書いたユーザー

市川昭子 このユーザーの他の記事を見る

★旅行ジャーナリストとして長い間、公私共に海外の国々を訪れ取材し滞在。美術館巡りが好きで「ヨーロッパの美術館」など著書も出版。海外ガイドブック30冊以上(フランス、イタリア、イギリス、ベルギー、オランダ、スペイン、ポルトガル、ギリシャ、ハワイ、アメリカ、香港、韓国、グアム、サイパンなどなど十数カ国のガイドブック)を取材し出版。★小説【あなたが生きた街】を出版。

得意ジャンル
  • 海外旅行
  • 国内旅行
  • カルチャー
  • コラム

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス