記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
ダイエットしていると「間食はやめなきゃ」と思う人も多いのではないでしょうか。
でもいざ、ごはんを食べようと思うと「急に食べたら吸収たくさんして太っちゃうんじゃ…」と不安になることもあるようです。

今回のテーマは「空腹とダイエット」です。医師に話を聞きました。

Q.ダイエットをしているときに空腹状態になることは、栄養の吸収という点から合理的なのでしょうか?

空腹状態になると胃は活発で強いぜん動運動を行います。この波は小腸まで波及していきます。

この活発なぜん動運動は「お腹の掃除が終わった」サインです。
つまり、胃腸の中がすっかりきれいになった状態で、新たな食物を迎える準備ができているということです。

お腹が鳴るくらいの空腹感を感じてから食事をするのは、きれいな消化管に食べ物を入れることなので、ダイエット時の食べ方として合理的と言えます。

Q.空腹の状態で食事をすると、栄養を吸収しすぎて太ってしまうのでは?

基本的に太るかどうかは消費カロリーと摂取カロリーの問題です。
同じ量を空腹時に食べたとしても「栄養を吸収しすぎる」ということにはならないと思います。

(食事を摂らないダイエットで身体を飢餓状態にしている場合などは、この限りではありません。)

Q.空腹時の食事について、ダイエットという観点で気をつけるといいことはあるでしょうか?

また、食事をしても満腹は避けたほうがいいです。
ダイエットや健康維持という観点からは、やはり腹七分目~八分目にとどめておくのがいいです。

食べる順番に関しては、血糖値を上げる作用の弱いものから摂るといいですね。例えば野菜などから食べたほうが急激な血糖値上昇を避けることができるので、好ましいと思います。

Q.健康的なダイエットのために「食べる」ことで気をつけることとは?

食事量を制限することは、確かに手っ取り早い減量法と考える人もいます。
しかし長続きしないことや体調を崩すといったことも考えられる方法です。

≪食べないダイエットで起こりうる身体への影響例≫
・お肌がガサガサになる
・きれいに痩せられない
・ストレスでリバウンドしてしまう

もちろん、ダイエットのためにある程度のカロリー制限は必要な場合もあります。
とはいえ、身体を作るもとになる栄養素は摂るようにしましょう。

・たんぱく質
 赤身の肉・魚・卵・豆類 など
・体調を整えるビタミン・ミネラル
 野菜類や海藻類など

なお、炭水化物や脂質が気になるからといって、完全に摂らないようにするダイエットは健康上よくないと考えられます。

やはり適度な運動によって筋肉量を増やしたり、必要な栄養素は摂り入れましょう。

≪ダイエットがうまくいかない…それって生活習慣のせいかも≫
あなたはどんな生活習慣を送っていますか?【痩せない生活習慣】チェック

最後に医師からアドバイス

ダイエットにある程度の空腹感はつきものです。
ちょっとの空腹感はできるだけポジティブに『きれいになるための時間』としてとらえたいですね。

空腹時をつくることは、胃の活発なぜん動運動、消化管全体の活動をよくします。
胃もたれなどの不快感を避け、朝の快適なお通じを助けてくれる可能性もあるといわれています。

便秘はダイエットの大敵です。お腹の不調はダイエット中の大きなストレスにつながります。お腹のストレスも避けられるとダイエットにもいい効果がありそうですね。


(監修:Doctors Me医師)

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