伊丹十三監督

惜しくも突然の死でこの世からいなくなりましたが伊丹十三監督が日本映画に残した功績は大きいと思っています。
伊丹監督が日本映画に残した一番の功績は観客動員を増やしたことだと思います。
それまでには黒澤明監督をはじめとした実力派の監督はいましたが、観客動員という点では成功したとは言えなかったと思います。
でも伊丹十三監督の作品は過去の大監督と同様にメッセージ性も強いですがエンターテインメント性もあります。
これが伊丹十三作品がヒットした理由だと思っています。
特に「マルサの女」シリーズは肩肘張らずに観れましたね。
効果的な音楽やテンポの速い展開は観ているものを飽きさせませんでした。

そんな伊丹十三監督ですが、一時期は商業デザイナーとして活躍していました。
社内の吊り広告等のデザインを担当していました。
その頃の経験が映画監督になっても活かされていたのかもしれませんね。
伊丹十三監督独特の映像美を筆者は感じました。

筆者は伊丹十三監督の作品はほとんど観ていますが、どの作品も素晴らしいです。
でも敢えて筆者の中での最高傑作を選ばせてもらえるならば「大病人」を挙げます。
三國連太郎が演じる主人公は末期のガンを宣告されるんですが、ガン治療の苦しみにガンを宣告した親友である外科医を主人公はなじるのですが、やがて主人公は自らの死を覚悟するようになります。
最後に自転車に乗った少女のシーンがありますが、とても印象的です。

伊丹十三監督は人生の最後で謎の死を迎えますが、筆者は伊丹監督は大病人を撮った頃には自分の死に方について漠然と考えていたのではないかと思っています。
それにしても日本映画界は貴重な監督を失いました。
もし生きていればもっと社会風刺をした作品も作っていただろうし、「大病人」のように死生観を反映させた作品も作っていただろうと思います。



この記事を書いたユーザー

富夢 このユーザーの他の記事を見る

はじめまして!
ここでは富夢というハンドルネームで記事を書かせてもらっていますが「マサ」や「ありがとう工房」の著者名で絵本もキンドルストアやインターネットの創作サイトで公開させてもらっています。
多くの人が絵本や漫画を気軽に公開出来たらいいと思い、フリープログラムを提供しています。
http://drawing-bookstore.com/mywork/
宜しくお願いします

得意ジャンル
  • 音楽
  • 社会問題
  • インターネット
  • 暮らし
  • 感動
  • コラム

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス