それはうだるような暑さの日曜日のことでした。
コスタリカ南部にあるオサで車を走らせていたタニアさん、その道中、砂ぼこりが舞う道端の上で黒いやせ細った野良犬が歩いているのを発見し、気になった彼女は車を止める。
野良犬は車から降りてくるタニアさんの姿を見るや、その場に突っ伏しまるで助けを請うように鳴き声をあげました。

それがガイア、飢えと渇きで死にかけていたところを幸運にも救われた真っ黒な毛並みのワンちゃんです。

ガイアを救った二つの“偶然”

燃えるような暑さとひどい渇きにより脱水症状に陥っていたガイア、タニアさんはすぐに持っていた水と食料を与え、死にかけている彼女の命を繋ぎ留めます。

自分で体を起こすことも出来ない程に弱っていましたが、いくらかの水と食料のおかげで何とか少しづつ元気を取り戻していくガイア。

暑さを和らげてあげる為、体にも水をかけてあげるタニアさん。
よく見ると、ガイアの体には大量のダニやノミが巣くっており、長い間誰にも相手にされず孤独に彷徨っていたことが伺えます。

そうしてタニアさんはガイアを保護することを決意。
実はタニアさん、『Charlie's Angels Animal Rescue』という動物保護団体の創設メンバーの一人。

一つの命を救うという行為は、本当に勇気と覚悟の必要なこと。
ですが偶然その為の活動をしているタニアさんと出会えたこと、これがガイアにとっての幸運の始まりでした。

そしてこの出会いには、実はもう一つの偶然が含まれています。

それは、昨日、タニアさんが家に帰る途中この近辺で一匹のクリーム色をした毛並みのやせ細った野良犬を見かけたこと。通りがかった時に見かけ、すぐに走り去ってしまったそのワンちゃんのことを、タニアさんは一日忘れることが出来ませんでした。
一夜明け、やはりどうしてもそのワンちゃんのことが気になったタニアさん。そしてこの日、一日かけて島中を探し回っていたのですが、結局見つけることは叶わず、諦めて家に帰ろうとしたその矢先に見つけたのがガイアでした。

元々この日は出かける予定のなかったというタニアさん。
この二つの偶然が、ガイアとタニアさんを引き合わせたのでした。

ガイアの幸運は続く

そうして運ばれた施設で体を綺麗にしてもらい、適切なケアを施されたことでみるみるうちに元気を取り戻したガイア。

次にタニアさんは、地元の保護団体と協力し彼女の里親を探しを開始。
すると、間もなくしてコスタリカのプエルト・ヒメネスに住む女性が名乗りをあげ、あれよあれよという間にガイアに新しい家族が見つかりました

今、ガイアは素敵なお家で、新しい家族から沢山の愛情をもらい、そんな嬉しさから得意のハイタッチを決める幸せな毎日を送っています。ほんの先日まで、路上で瀕死状態だったのが嘘のようなガイアに訪れた数々の幸運。しかし大事なのは、この幸運は、全て人々の優しさが源泉にあるということ。誰かの優しさが、誰かの幸せになる。そんな大切なことを教えてくれる、偶然が生んだ幸運のエピソードなのでした。

【参照:Stray Dog Collapses When Someone Finally Comes To Help Her】
【画像出典:Charlie's Angels - Animal Rescue - Costa Rica】

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