記事提供:カラパイア

欧州保全プログラム(EEP)のもと、繁殖目的でドイツ、ベルリン動物園に連れてこられたオスのキングペンギン、スタンとオッリ。

繁殖期が到来してもどういうわけかメスには一切目もくれない。飼育員がよくよく観察したところ、どうやらこの2羽は、愛し合っているようで、お互いを求めあう姿が確認されたという。

ペンギンの同性愛はわりとよくあることで、世界各地の動物園で確認されているが、スタンとオッリもそうだった。このままでは繁殖計画には参加できそうにない。

通常なら一時的に2羽を切り離すところなのだが、この2羽には幸せな結末が待っていた。ゲイ専用の施設に移送されたのである。

ドイツ、ハンブルグに新しくできたティアパーク・ハーゲンベックのペンギン施設にはオスしかいない。

既に各地から引き取られたペンギンのゲイカップルたちが住んでいる。

ペンギンは受精卵さえあればオス同士でも卵を孵すことが可能なことが判明している。

子どもが欲しくて死んだニシンを温めていたデンマーク、オーデンセ動物園のオスカップルや、6年間愛を貫いたニューヨークのセントラルパーク動物園のオスカップルは、受精卵をもらいそれを孵化させ、赤ちゃんを大事に育て上げた。

ということで、スタンとオッリは、新たに名前をケールとグロービィに変え、機会に恵まれれば子育てに参加できそうだ。

ベルリン動物園の方では、オランダの動物園から新たにオスのキングペンギンを連れてくるというが、こっちもどうなっちゃうかは神のみぞ知る世界。

人間世界でも性の多様化は認知されつつある。ドイツでは憲法上は同性婚が認められていないが、2002年よりライフ・パートナーシップ法が制定され、同性カップルも夫婦と同じ世帯を持ち、財産を共有しすることができる。

ただし養子を取ることができないので、ドイツの場合、ペンギンが一歩先を行った形となったわけだ。

出典:thelocal
出典:thedodo

権利侵害申告はこちら