地震大国と言われる日本。4月14日に発生した熊本地震の際、「最大震度7」と聞いて、ハッと阪神・淡路大震災や新潟県中越沖地震、東日本大震災を連想した人も少なくなかったと思います。しかし、14日の地震の時点では被害は局地的だったため安心したような意見もあった中、16日に本震とみられるマグニチュード7.3の超巨大地震が発生。14日の地震には耐えていた多くの建物も倒壊、けが人や死者も続出し、道路が寸断され孤立してしまう地域も発生。避難所となるべき病院や指揮命令系統の中枢である市役所庁舎も影響を受けるなど、さらなる被害の拡大に被災地はまさにパニック状態となってしまっています。

震災後のマスコミ対応に非難も

そんな被災地の様子を刻一刻と私たちに発信し続けているのがマスコミの存在です。現地の映像と被災者の声を届け続けることで、視聴者に募金や救援物資を呼びかる重要な役割を担ってくれています。

しかし、そんなマスコミに「救助の邪魔だ!」「過去の教訓が生かされていない!」と怒りを覚える人も多いようです。

桂吉弥さん

関西で活躍する落語家の桂吉弥さん。自身がレギュラーを務める番組での一コマ。熊本からの中継後にコメントを求められた際、他の出演者が被災状況に驚く声をあげる中ただ一人
「あのね、今も後ろでずーっと鳴ってたんやけどね、マスコミのヘリコプター。何台も飛んでますやんか、あれどうにかならんのかね。現場で救助活動してると「助けてー!」とか「誰か居てるかー?」ってゆう叫び声がヘリの音にかき消されてしもて、全く聞こえへんのよ。マスコミ各社で協力して、ヘリ1台だけにするとかね、ほんまどうにかしてほしいなー・・・」とコメントされました。


実は桂吉弥さん、大学生の時に阪神・淡路大震災で被災された経験を持ちます。春から落語の世界に入門する、という矢先に震災に見舞われ、入門を延期し災害ボランティア活動を行っていた経験から、被災地への思いは一段と強く、また救助活動を邪魔するヘリの存在が許せなかったのでしょう。

神戸大生だった私はとんでもない揺れで目を覚まし、部屋の中が滅茶苦茶になっていくのを「夢であってくれ」と祈って見ているしかなかった。揺れがおさまった後に窓を開けると、折れた電柱とガスのにおいでこれは現実なんだと突き付けられた気がした。「これから大変なことになるやろうな」と覚悟したのを覚えている。夜が明けたら落語研究会のクラブ員の無事を確かめに走った。

出典 http://kobe-kobecco.com

同じく、被災地でのヘリに疑問を持つ声も

マスコミのヘリが飛んでいるのは自衛隊ヘリとは高度が違うから「邪魔にはなっていない」ということですが、被災地で実際に迷惑となっているのはその”音”なんですね。これは被災経験者でなければ気づくことができないことかもしれません。

こうした声にマスコミ側は

こういった意見を受けて、NHKでは早々に公式ツイッターでヘリコプターの件にコメントしました。

災害時のヘリ使用には見直しが求められている

”72時間以内”に救助されるかどうかが命の分かれ道と言われるように、災害発生後数日間は昼夜を問わず必死の救助活動が行われます。そんな状況を、大量のヘリによって妨害されてしまうという事態が起きてしまっては本末転倒、とても悲しいことです。

黄金の72時間とは、地震などの災害が発生によって倒壊した建物等の下敷きになった人の救出にあたっては、経過時間72時間を境に生存率が激減するとされることから、72時間以内に救出をめざすという意味で使われる。「72時間の壁」という言い方もある。

出典 https://www.hazardlab.jp

地震に限らず、大きな事故や自然災害が起こった時、私たちに現場の状況を伝え続けてくれるマスコミ。現場の記者たちも命がけでのリポートをしてくれています。

しかし、ヘリコプターの台数や、渋滞の元になる大量のロケ車両は一分一秒を争う救助活動の妨げになりかねません。緊急時におけるマスコミの対応は一度見直される必要があるでしょう。

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