幼稚園の頃から、髪の長い女性が好きだったようだ。

自分ではその記憶が無いのだが、幼稚園時代にいつもとっても仲良くしていた女の子が、まっすぐな長い黒髪の、顔立ちも凄く可愛いらしい子で、その子とはずっと長い間仲良く遊んでいたらしいのだが、ある日のことその子が、何故か急に髪の毛をジャッキリと切って短くしてしまったという。

それまで散々いつも仲良くしていたその子とは、髪の毛を切った直後から、いっさい一緒に遊ばなくなってしまい、それ以来ずっと逢わない間に、いつの間にかその子の家族はどこかに引っ越して行ったのだと、大人になってから母からそう教えられた。

さらに私の母はのちに、大人になってからのその子と再会したそうで、その時の印象は『 ものすごく綺麗で素適な御嬢さんに成長していたよ。』と教えられて、そう聞いて幼稚園の時にサヨナラも言わずに離れ離れになってしまったことを、いささか申し訳ないことをしたものだという思いと同時に、もしも髪を切った後も仲良くしてたらよかったのになぁと少し後悔もしたものである。

今も何故か髪の長い女性が好きで、ショートヘアーの女性は、よっぽど可愛いか美しい顔立ちでもなければ一切興味を持てないでいる。
かといって、私の母親の髪型はパーマをかけたセミ・ロングのヘアスタイルだったので、マザコンと言う心配はなさそうだ。
そういえばちょっと前までは、母親と少しでも仲がいいなんて雰囲気の事を、廻りの女性とかに話でもしようものなら、散々非難されてその上気持ち悪がられたものだが、最近の若い男性は母親と結構仲良くて、それでも若い女性からも評判は悪くないようで、つくづくいい時代になったものだと感じている。

話を元に戻すが、まっすぐに伸びた綺麗なロング・ヘアーの女性の後ろ姿も、なかなか魅力的である。
ところが、満員電車やエスカレーターなどで、たまたま髪の短い女性の後ろに立ってしまった時に、その女性が襟の大きく開いた、後ろ側の首筋から背中の上の部分が、肌の露出が多い服装をしている場合に、背中の産毛が見えてしまったり、産毛は生えていなくとも鳥肌のような、小さな凸凹がたくさんあるのを発見してしまった時には幻滅してしまう。

普段、満員電車に乗っていても、男性の背後に立った時は大体Yシャツを着てネクタイを締めているので、背中側の首筋が見えるなんてことはまず無い。
しかし、女性の場合の特に襟ぐりの大きい服の時は、後ろの首筋から背中にかけての肌が直接見えてしまう時がある。
何も好き好んでマジマジと見ているわけではないが、満員電車の身動きのとれない場面で、スマホの画面すら観れない状況で自然と視野に入ってしまうのだから仕方がない。

特にこれから夏に向けてエアコンで冷房の効いた季節に、背中側の肌の露出の多い服を着ているショートヘアーの女性の後ろ姿を目にしてしまった場合は、なんだか『 参鶏湯 』の鳥肌のブツブツを見てるようで、ちょっと不気味な感じがしてしまう。

だからサラッと長い黒髪の女性の後ろ姿を見ると、尚更魅力的に見えてしまうのかもしれない。
たぶんこれからもずっと、短い髪形の女性を好きになることは無いんだろうなぁと、帰りのスーパーで特売のローストチキンのもも肉を選びながら、しみじみと思った水曜の夕方であった。


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