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前までは大丈夫だったのに、最近揚げ物やカルビを食べた翌日に、胃が重たいと感じます。

Doctors Meにも脂っこい食事による胃もたれについて、相談が寄せられました。

Q.相談者からの質問

年を取ると、脂っこいものを食べると胃もたれするのは、なぜでしょう?

出典 https://doctors-me.com

A.医師からの回答

脂っこいもの、味のこいもの、夜遅くに食べりすると胃もたれするのは消化機能の低下や消化酵素の減少などが原因だと思います。

出典 https://doctors-me.com

そもそも、どうして脂っこい食事をすると胃がもたれるのでしょうか。それでもおいしく脂っこい物を食べたいときはどうしたらいいのでしょうか。

気になる質問を内科の医師にフカボリしました。

Q.脂っこいものは、体内でどのように消化されるのでしょうか?

いわゆる脂っこいもの(脂質を多く含む食物)の多くは、中性脂肪を含んでいます。

この中性脂肪は胃を通過した後、十二指腸で胆汁の作用を受けて、どろどろに乳化されます。
この後、リパーゼと呼ばれる膵臓から分泌される酵素によって、分解されます。

分解された中性脂肪は、大きく3つに分けられます。
・脂肪酸
・モノグリセリド
・グリセロール

小腸でグリセロールが吸収され、残りは腸内でさらに胆汁酸のはたらきを受けて腸から吸収されます。

Q.年をとると、なぜ脂っこいもので胃もたれするのですか?

加齢によって胃もたれしやすくなるのは、胃の機能そのものが落ちてしまうことです。
胃の機能が低下すると、十二指腸に食物を送り込む力が低下したり、胃の粘液分泌が少なくなったりします。

すると食べ物を消化するときに、以下のようなことが起こります。
・食物をスムーズに処理する機能が落ちてしまう
・胃に食べ物が溜まりやすくなる
・胃の中の消化液と食物のバランスが乱れる

つまり、年齢を重ねていると胃の機能が低下するため、胃もたれを感じる考えられます。

Q.どうしたら胃もたれしにくい身体を作れますか?

加齢は誰にとっても避けられないものです。
とはいえ、胃もたれしにくい身体を作るように心がけるためのポイントもあります。

・食事を消化の良いものにすることを心がける

・ストレスは適度に解消して過ごすようにする
・深酒を避ける

「胃もたれしやすくなったな」と思ったときに気をつけることで、ある程度の改善はできます。
胃もたれの原因は加齢以外にもあります。精神的なストレスやアルコールの飲みすぎ、脂肪分や糖質の過剰摂取、不規則な食生活をしないように気をつけましょう。

Q.脂っぽいもので胃もたれしないように、予防できますか?

脂っこいものを食べる予定があるときは、まずベースの状態をよくしておくことが大切です。
少し前から食事を節制したり、生活リズムに気を付け飲酒を控えたり、胃への負担を軽くするように心がけましょう。

そのうえで胃薬、脂質の消化を助けるお薬なども必要に応じて使用しておくと安心ですね。

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最後に医師からアドバイス

年齢とともに、脂っこいもので胃もたれを感じやすくなるのは自然の現象です。
体をいたわるべきサインのひとつと考えて、うまく付き合っていきましょう。

また、パーティーや歓迎会など、脂っこいものとお酒を一緒に摂る機会も多いかと思います。脂っこいものとお酒を同時に取ることは胃にとても負担がかかるので、控えめを心がけるといいですね。

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