イタリア・オルヴィエートに近いトスカーナの丘の上にある私の親友カルラの家。今は亡きご主人が別荘として100年以上も経った豪農の家を購入したのは、もう指折り数えなければ分からないほど遠い昔のことです。

ドンキーのプルートと姪の飛鳥の会話はエンドレス♫いつまでも続きます♫

ドンキーを叱り、言い聞かせているカルラ。素敵な家族です♫

見てください。ご主人のガブリエルがいた頃と同じように、カルラは庭から外に出ようとしたドンキーのプルートを叱っています。広く大きな庭でも、時折外で遊びたくなるプルートだったから。だから、猫のジジがカルラに知らせに走ったのです。

“カルラ、大変だよ!またプルートが屋敷の外に出ようとしている!早く行ってプルートを引き止めて!でないと道路に出て車に轢かれてしまう!”そう言ってジジはカルラを呼びに行ったのです。

そのおかげでカルラは門の一歩手前でプルートを引きとめました。そして、カルラはいつものように子供を諭すようにプルートに門の外に出ることを禁じ、なぜそうしなければならないのかを説明するのです。

カルラの優しさです…。いつだって、相手が例えドンキーでも尊重してこうして会話を交わすのです。プルートも母親のようなカルラの言葉に耳を傾け、ちゃんと言うことを聞いてこの後、庭で猫や犬たちのいる広い庭に戻るのです。

おすましのジジです。

彼女はカルラの助手。プルートやモスカ(猫)、キュート(もう一頭のドンキー)、カルロ(羊のボス)など広大な庭に住んでいるカルラ家の動物家族の見張り番。庭から道路に出ようとする家族を引きとめたり、カルラにその様子を知らせにと、昼夜頑張っているのです。そして、朝にはこうして私の部屋の窓辺に座って私を起こしに来るのです。可愛いです♫

ドンキーのプルートは私たちの言葉を理解します。私の部屋にもこうして入ってきます。カルラが育てた動物たちは客人の私にまで親しく接し、素敵な時間をプレゼントしてくれます♫

ドンキーのプルートは私たちの言葉を理解します。私の部屋にもこうして入ってきます。カルラが育てた動物たちは客人の私にまで親しく接し、素敵な時間をプレゼントしてくれます♫

今日は私のトスカーナの家族、カルラとプルートを紹介しましたが、これも私の旅の一環である“大切な人との出逢い”だからです。カルラとは旅先の宿で知り合ったことがきっかけでした。これといった出来事にあったわけではなかったのですが、波長が合ったのでしょうか、目と目が合った途端、すぐ意気投合して。いつしかイタリアを訪れる度にカルラの家にお邪魔するようになったのです。

カルラの家には優しさがあふれていて、そして、まるで絵画の世界のように優雅で美しい情景がありました。とても素敵な生活があったのです。うれしかった。とてもうれしかったのです。ですから、お互いの波長も合ったのを幸いにして友達になれたことにどれほど感謝したか。

いずれにしても“旅の出逢い”ってロマンにあふれ、予期しないときにやってくる夢物語の一端と思いませんか?ですから夢を見るために旅を続ける。吟遊詩人のように自分の世界と見聞を限りなく広くしてロマンを謳う…。ですから旅は素敵です。

(旅行ジャーナリスト・作家 市川昭子著)

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★旅行ジャーナリストとして長い間、公私共に海外の国々を訪れ取材し滞在。美術館巡りが好きで「ヨーロッパの美術館」など著書も出版。海外ガイドブック30冊以上(フランス、イタリア、イギリス、ベルギー、オランダ、スペイン、ポルトガル、ギリシャ、ハワイ、アメリカ、香港、韓国、グアム、サイパンなどなど十数カ国のガイドブック)を取材し出版。★小説【あなたが生きた街】を出版。

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