ならし保育が始まって数日。
いつものんびり食べてた朝ごはんはスピード重視になり。
その後のままごとや絵本の時間も短縮ぎみで。
それでも「さあ、お出かけするよ!」の言葉に嬉しそうに玄関へ行き、
靴を履かせてもらうのをワクワクして待つ君。

だけど、保育園についた途端顔がこわばり、足を止めて私を見上げる。
「今日もがんばろうね。あとでお迎えくるからね」
ギューっと君を抱きしめてから先生にバトンタッチ。
足早に去る背中に、君の泣き声が響いてくる。

君のいない家に戻るのは気が進まなかったけど、ならし保育の間にしなきゃいけないことが山のようにある。

ああ、なんて静かなんだろう。
まずは掃除。いつもは後ろをついて歩く君にコードをぬかれたり、掃除機に乗られたり。
今日はスムーズに片付けがすすむな、なんて思ったりしたけど。
床の上に、ころんと食べこぼしの人参。
ゆく先々に落ちている積み木やままごとのお皿、ミニカー。

君の残した様々なトラップに、ため息をつき、微笑む。そして涙。

やっと片付いた部屋は、久しぶりに誰かを呼んでも恥ずかしくないくらいにピカピカだけど、とても寂しくて悲しい。

君がいるから、この家はあったかくて楽しくて明るい我が家でいられるんだ。
そう思いながら、わざとまた散らかしてみる。
お気に入りの機関車、今日読んであげたい絵本、それからそれから…

もう、お母さんダメだね。
君が新しい世界で頑張ってるのに、ずっとメソメソして弱虫だね。
でも、もう少しだけ君とずっと一緒だった日々の余韻に浸らせて。
そうやってたくさんの大好きを溜め込んで、おひさまの笑顔でお迎えにいくから。

だからあと少し、あと少しだけ、泣いてもいいよね?

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