さくらの語源は?

・咲く者たちという意味で「咲く」+「等(ら)」

ストレートに思い浮かぶ由来ですね。分かり易くはありますが、風流な花見の話題にはなりそうもありません。

・古事記に登場する美しい女神「コノハナサクヤヒメ」(木花咲耶姫=アマテラスオオミカミの孫ニニギノミコトの妻、海幸彦、山幸彦=浦島太郎伝説のモデル、の母)の「サクヤ」がなまったもの

ひとつオマケに、漢字の由来の話です。

実際の由来とは違うようですが、「桜(櫻)」という漢字は「木の隣に王冠を被った女性が立っている姿」すなわち「コノハナサクヤヒメ」そのものであろう、とする説があります。

美しい桜と神話世界のコノハナサクヤヒメの儚い美しさとが相まって何とも風流ではありませんか。

花見の始祖って誰?

花見の始祖は、嵯峨天皇

自身が編纂を命じた日本後記に812年京都の神泉苑で花見の節を開いたのが文字で残っている日本最古のお花見とのこと。

但し、時間軸で見ると当時の春の「花」と言えば「梅」が主流で、実際、万葉集で「花」とだけ歌われていれば「梅」を指すことが多く、時季的に見て「多分さくら」だろう、という推測は、もしかするとちょっと怪しいかも知れません。

花見と言えば「さくら」を世に知らしめたのは豊臣秀吉。1594年に5000人を引き連れて行った「吉野の花見」は、5日間に渡ってのドンチャン騒ぎだったそうです。

「年月を 心にかけし 吉野山 花の盛りを 今日見つるかな」

という秀吉の歌は、百姓からなりあがってようやく我が世の盛りを迎えた自分と、桜の盛りを重ねると共に、その儚さもまた見通していたかのようであり、明るく陽気に振る舞う中に秘めた秀吉の”本心”が、遠く偲ばれます。

花見を庶民のものにしたのは徳川吉宗でしょう。

暴れん坊将軍の話のどこまでが史実かは分かりませんが(ほぼ創作?)、吉宗に”庶民視点”があったことは間違いないのでしょう。

政策もそうですが、隅田川や飛鳥山など、東京の花見の名所のほとんどは吉宗の治世の時に整備されたものなのだそうです。

風紀を乱す(きっと酒を飲んで暴れる人がいたのでしょう)として禁止されていた夜桜見物も解禁して、庶民の楽しみを復活させた功績は、目安箱の設置よりもずっと大きかったのではないでしょうか?。

ソメイヨシノはみんなクローン?

今や日本の桜の8割を占めると言うソメイヨシノ

葉のない冬木にイキナリ鮮やかな薄ピンクの花が満開になる、日本の誇る美しい木です。花見の始祖のところで紹介した秀吉がくり出した桜の名所・吉野の地名が入っているので、吉野の桜の系統だろうと思われがちですが、これが全く違うのだそうです。

ソメイヨシノは明治時代に豊島区駒込あたりあった染井村の植木職人が大島桜と江戸彼岸桜を配合して作ったところからスタートします。

当初は営業的に「吉野桜」という明らかな「偽名」を語っていたのですが、後にあまりにメジャーな品種になった為、改めて「ソメイヨシノ」と命名されました。

ソメイヨシノはその配合の影響で種からでは育たない為、挿し木・接ぎ木で増やされます。

つまりソメイヨシノはその殆どがいわば「クローン」なのです。さくらが同じ時期に一斉に咲き、一斉に花を散らし、葉を茂らせるのは「クローンだからだよ」と聞くと、なるほどと頷かされますね。

お花見で食べたいものって何?

ここはコラム風にまとめてみました。

お花見シーズンというのは、実はあまりいい天気に恵まれるということが少ないようです。

雨が降ったり、風が吹いたり。。。

晴れた日の昼間の花見ならば良いのですが、お酒を飲むならやっぱり夜桜。
そうなると今度は冷え込みがきつかったりします。

冷えた身体を温めるなら、やっぱり、熱燗。
インスタントで熱燗になる看板娘ならぬ「燗番娘」という商品がありましたが、
ちょっと調べたところではどうやら燗にするカップの製造会社が倒産してしまい、
販売中止になってしまったとのことです。実に残念です。
となると、ちょっと面倒ですがポットで持参するより仕方ありません(これは頑張りましょう)。

さて、熱燗を持参したならば、
そこで食べたい肴といえば、美味しい刺身もいいですが、ここはやはりアツアツ系のおでんやブリ大根

またまた持参するのが難しいものばかりです(これはさすがに無理ですね)。

そこで簡易に持参出来る、これぞという肴は、

ジャーン!!やはり「エイヒレ」でしょう。
出来れば少し炙って欲しいところですが、そこは贅沢言いません(これで十分酒はいけます!)

あとは、誰と一緒に飲むかが大事ですね。
もちろん贅沢は言いませんが、やはりいいおん・・。(まあまあ、その辺で)

今年の桜。

東京の開花宣言は(3月)21日にありましたが、まだちょっと寒さに咲くのを渋っているようです。
満開は4月の初めの頃でしょうか。
実際のところ花見には、「忙しい」を口実にもう何年も行っていません。

でも本当は、行こうと決意すれば、行けないなんてことはないのです。
本気でやろうと決意して、本気で努力したならば、
出来ないことなんてありませんし、
行けない所もないのと同じように。

いつか豊臣秀吉のように、5日間連続とは言わずとも、
いい酒と、いい肴と、そしていい仲間と一緒に、
花の盛りを見つりながらドンチャン騒ぎをしたいものです。

今の仕事柄、1年で一番忙しい季節のココロのつぶやきでした。(了)

皆さん、
どうぞ風流なお花見をお楽しみください!

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心にいつも熱い想いが詰まっている「夢多きアラフィフ」です。子育ても給料を運ぶ以外はほぼお役ご免になりましたので、これからの自分はどう生きるかを模索しながら、第二の青春を生きています。『アオハルはいつも間違える』ので、記事には誤字脱字のなりように気をつけます(^^;;

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