田中金権政治を批判する急先鋒だった石原慎太郎氏が、田中角栄に関する『天才』という本を上梓し、今では45万部を超えるベストセラーとなっています。

田中角栄とは

あなたは田中角栄という人物をご存知ですか?「コンピューター付きブルドーザー」と呼ばれた頭脳と行動力で、高等小学校卒から54歳で首相の座に着いた政治家です。

田中角栄に学歴はないことから、44歳で大蔵大臣に就任した際に、大蔵省幹部を前にしての挨拶はとても有名です。

できることはやる。できないことはやらない。しかし、すべての責任はこの田中角栄が背負う。以上

「私が田中角栄だ。小学校高等科卒業である。諸君は日本中の秀才代表であり、財政金融の専門家ぞろいだ。私は素人だが、トゲの多い門松をたくさんくぐってきて、いささか仕事のコツを知っている。・・・・・・一緒に仕事をするには互いによく知り合うことが大切だ。われと思わん者は誰でも遠慮なく大臣室にきてほしい。何でも言ってくれ。上司の許可を得る必要はない。・・・・・・できることはやる。できないことはやらない。しかし、すべての責任はこの田中角栄が背負う。以上。」

出典田中角栄という生き方

これまで田中角栄を取り上げるとき、金権・金脈、ロッキード、闇将軍など悪い面に注目されてきましたが、最近では、とても人間的魅力がある人物として取り上げられることもあります。そこで田中角栄の懐の大きさを感じさせるエピソードを紹介します。

返済は無用

田中派時代、派内の若手の議員が女の不始末の清算で、今日中にどうしても100万円が必要ということになった。

ところが、すぐ現金で百万円を揃えることができない。やむなくその議員は田中のもとに電話をかけ、100万円の借金を申し込んだ。話半分まで聞いていた田中は「わかった」と一言。「カネは直ぐに届けさせる」と約束した。

30分もすると、田中事務所の秘書が紙袋を届けにきた。その議員が開けてみると、本人が申し込んだ額よりも多いなんと300万円の現金が入っていた。そして田中の筆による一枚のメモが入っていた。

一、 まず100万円でけりをつけろ
二、 次の100万円でお前の不始末で苦労したまわりの人たちに、うまいものでも食わせてやれ
三、 次の100万円は万一の場合のために持っておけ
四、 以上の300万円の全額、返済は無用である。

その若手議員は、涙しながらそのメモを読んだ。そして、その後、田中派内で竹下登の創政会の旗揚げ問題がクローズアップされた時でも、ビクとも動かなかった。あの時の300万円の一件で、田中という人物に殉じるハラを固めたという。

出典 http://tamiyataku2.blog.fc2.com

昨今、芸能界では不倫問題が取り上げられていますが、こんなに潔く解決できる人はいないのではないでしょうか。お金に関してはこのように述べていたこともあります。

「約束したら、必ず果たせ。できない約束はするな。ヘビの生殺しはするな。借りた金は忘れるな。貸した金は忘れろ」

上京する時にお母さんから「貸した金は忘れてもいい、借りた金は返すまで絶対に一生覚えて」と言われたそうです。そんな田中角栄の名言を厳選して紹介します。

1.人を愛する

人間は、やっぱり出来損ないだ。みんな失敗もする。その出来損ないの人間そのままを愛せるかどうかなんだ。政治家を志す人間は、人を愛さなきゃダメだ。東大を出た頭のいい奴はみんな、あるべき姿を愛そうとするから、現実の人間を軽蔑してしまう。それが大衆軽視につながる。それではダメなんだ。そこの八百屋のおっちゃん、おばちゃん、その人たちをそのままで愛さなきゃならない。そこにしか政治はないんだ。政治の原点はそこにあるんだ。

2.目立たず慎ましやかに

いい政治というのは国民生活の片隅にあるものだ。目立たずつつましく国民の後ろに控えている。吹きすぎて行く風ー 政治はそれで良い。

3. 最初から毛嫌いをしない

世の中には、会って話をし、付き合えば、その人間がよくわかるのに、知らないまま食わず嫌い、毛嫌いしている場合が多い。互いに自戒すべきことだよ。

4.無理はしない

無理は、しなければ、しないほうがいいんだよ。苦労というものは、いい部分もあるが、悪い部分もある。苦労はしてもいいけど、無駄な苦労はしないほうがいいんだ。

5.自分の物差しだけで判断しない

自分の物差しばかりでものを云っちゃいかんということだ。世の中には、人の為に働かないで、文句ばかり言う横着な人間が少なくない。こういうのはダメだ。使いものにならない。

6.努力が運を引き寄せる

僕は運だけでここまで来た。人間の一生というのは、結局、運だ。実力があり、いくら自分が自負してもダメなものはダメ。努力、努力。努力と根気と勉強。こういったものが、運を捕らえるきっかけになる。

7.必ず返事をする

必ず返事を出すんだ。結果が相手の希望通りでなくても『聞いてくれたんだ』となる。大切なことだよ。

8.自分の言葉で話す

分かったようなことを言うな。気の利いたことを言うな。そんなものは聞いている者は一発で見抜く。借り物でない自分の言葉で、全力で話せ。そうすれば、初めて人が聞く耳を持ってくれる。

9.逃げ出すことはしない

皆、僕のことを逆境に強いと言うが、必ずしもそうでない。ただ、逃げ出すことはしないということだ。じっとしていて、吹雪のときはしばし待つ。雪は人間を全部、運命論者に変える。

10.情報収集を欠かさない

決断力は、情報力によって支えられる。単なる直感だけでは、見通しを誤る。新聞代が月2、3千円というのは安い。あれだけの情報が詰まっているのだから、1万円でも安いものだ。

11.懐に入る

偉くなるには大将のふところに入ることだ。大将は権力そのものだ。だから、そのふところに入れば、あらゆる動きがすべて見える。それがわかればムダな手間がはぶかれ、ボタンのかけ違いもなくなる。

12.時間を意識する

私はメシも仕事も早い。一生の間理想を追っても結論を見いだせないような生き方はキライだ。すべてのことにタイム・リミットを置いて、可能な限りの努力をするタイプなんだ。

13.あいまいにしない

一体引き受けてくれるのかくれないのか、イエスノーの無い奴が少なくない。頼んだ方は結論を急いでいる。うまいことを言って、中途半端、曖昧にするのが一番いけない。自信が無ければ、はっきりとノーと言え。ノーと言うのは確かに勇気がいる。しかし、長い目で見れば信用されることが多い。

14.身内を知る

身内のことを知りなさい。身内のことも知らないで一人前の口をきくな。そして身内のために汗を流せ。損して得を取れ。手柄は先輩や仲間に譲れ。そうすればお前、めんこがられて、好かれるぞ。

15.嫌なことは忘れる

食って、寝て、嫌なことは忘れることが一番。

あなたも田中角栄から学びませんか?

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