とんがり屋根のトゥルッロが約1000軒も点在するアルベロベッロはメルヘンチックなおとぎの国として世界に多くのファンを持つ類稀な町です♫

町の至るところに建つ円錐屋根の白いトゥルッリ

町の至るところに建つ円錐屋根の白いトゥルッリを目の辺りにすると、旅人は、まるでおとぎ話の世界に紛れこんだように、胸をときめかせ、でも、あまりの優しい情景に心を癒し、安らぎを覚えます。

『白い家と銀色の風』Alberobello in south Italy

《末尾に■アルベロベッロへの行き方■を解説しています》

メルヘンチックでお伽の国に出て来るように愛らしい家並みで旅人を魅了するのです。この町を訪れたらいつの間にか不思議の国のアリスになったような、そんな気分になって思わず兎と手を繋いで歩きたくなってしまう。素敵なトゥルッリの町なのです。

ここは数え切れないほどの形容詞を持つ町なのですが。でも、どんな形容詞を並べても、どんな美辞麗句を口にしても目の前で見るトゥルッリの可憐さは言葉以上に可憐で優しいのです。だって見て下さい。この家を。愛くるしいほどに笑みを浮かべているこの家を。

通りの奥まったところに遠慮がちに建つこのトゥルッリは実はレストランなのです。でも、行きずりに何気に覗いた路地の奥に何も言わず建っていたのです。あまりの清楚な佇まいに私を立ち止まらせた三角屋根の真っ白な家。可憐で可愛くて、思わず頬ずりをしたくなってしまった自分に驚いたりもしてただ見つめていました。だって見て下さい。この家を。プーリアの風の中で思い切りメルヘンしていると思いませんか?白く光り輝く風が銀色に見えませんか?

そして、甘く薫る銀色の風はここだけに吹くメルヘンの風だって知っていましたか?あなたの愛する人のとっておきの大切な銀色の風はここだけに吹いている風だって知っていましたか。

だから今日は銀色の風を探しに出かけましょう。あなたの愛する人に会いに出かけましょう。でも、これからアルベロベッロへ出かけるのも大変ですから、とっておきの旅をお教えしますね。

まずは庭に出て、いいえ、ベランダでもいいのです。外に出たら空を見上げて深呼吸して下さい。目をつぶって深呼吸するのです。次に愛する人の顔を思い浮かべて下さい。ご両親のお顔でもいいのです思い浮かべていると優しい風が吹き始めます。もちろん、あなたが思い浮かべている愛する人を包み込むように優しい風が吹き始めるのです。その風は次第に輝くようになりますから、それまでじっとして下さいね。

風が甘い香りを運ぶようになったら目を開いて下さい。優しく美しい風が銀色に染まってあなたの周りに吹いているはずですから♫

そう、愛する人を思っていれば、銀色の風はあなたの心の中にいつだって吹き渡るのです。

アルベロベッロの風はこうしたマジックもできるのです。素敵でしょう。だから是非、一度、この町へ足をお運び下さいね。アルベロベッロの銀色の風はあなたの夢を叶えることもできるかもしれませんから♫

■アルベロベッロへの行き方■

アルベロベッロはローマからもナポリからも離れていますが、交通機関は基本的にはバーリまで飛行機、国鉄、バスの3つの方法があります。

★ローマから★

№1=飛行機を利用する場合はバーリBariまで国内線が飛んでいます。所要時間は約1時間。バーリ空港から市内までバスを利用。

№2=高速バスを利用する場合はローマから高速バスがあります。運航する会社はMarozzi(ホームページhttp://www.marozzivt.it)。
ローマ発=7時30分、アルベロベッロ着13時55分
ローマ発=23時59分、アルベロベッロ着6時35分
《註:ローマのバス停はTermini駅ではなく、Tiburtina駅前ですので注意なさって下さい》

№3=バーリから=私鉄のSUD-EST(国鉄の駅の9=10番ホーム)から1時間半、日曜日と祝日は運休していますので要注意です。

《註:文中の歴史や年代などは各街の観光局サイト、取材時に入手した資料、そして、ウィキペディアなどを参考にさせて頂いています》

(旅行ジャーナリスト・作家 市川昭子著)

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★旅行ジャーナリストとして長い間、公私共に海外の国々を訪れ取材し滞在。美術館巡りが好きで「ヨーロッパの美術館」など著書も出版。海外ガイドブック30冊以上(フランス、イタリア、イギリス、ベルギー、オランダ、スペイン、ポルトガル、ギリシャ、ハワイ、アメリカ、香港、韓国、グアム、サイパンなどなど十数カ国のガイドブック)を取材し出版。★小説【あなたが生きた街】を出版。

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