ジャッキー・ウォラー事件

2011年6月1日、ミズーリ州ケープジラード郡に住む39歳の3児の母親、ジャッキー・スー・ウォラーさんが行方不明となった。

ジャッキーさんの最後の姿が目撃されたのは、 同日午後4時ごろでミズーリ州ジャクソンの ウッドランド・ドライブとノース・二ール・ストリートで別居中の夫の家に、5歳の息子を迎えに来ていた。夫の話によると、その時ジャッキーさんと口論となり、そのままジャッキーさんは歩いて立ち去ったという。

その後、ジャッキーさんの姿を見かけた者はおらず、 翌日の朝、夫の家から約3マイル離れたステート・ハイウェイのインターステート55で、ジャッキーさんの乗っていた車、ホンダ・パイロットが乗り捨てられていたのが発見された。発見された車のタイヤの1つはパンクしており、 故意にパンクさせられたものだったという。 車の中には、ジャッキーさんのバック、財布、 鍵、携帯電話はなかった。だが、その後、ジャッキーさんのクレジットカードや携帯電話が使用された形跡はなかった。

別居中の夫(元警察官)が重要参考人

米国では、高速道路沿いに止った車から人が誘拐され、行方不明になる事件が頻繁に起きる。だが、今回のケースは、そのような事件にジャッキーさんが巻き込まれたように装われたものと思われる。

ジャッキーさんは別居中の夫との離婚手続きを行っていた。この行方不明事件では、別居中の夫 (元ジャクソン警察の警察官)が重要参考人となっている。

ジャッキーさんの名刺が郵便受けに

ジャッキーさんが行方不明となってから44日後の2011年7月11日(月)、ジャッキーさんの車が発見された場所から約8マイル離れた場所ハイウェイ177沿いの ある家の郵便受けにジャッキーさんの”Blue Cross Blue Shield”(保険会社)の名刺が入っていたという通報をうけた。

ジャッキーさんはその会社のマネージャーをしていた。発見された名刺は、綺麗な状態であったという。 行方不明になっているジャッキーさんの名刺を発見した家の家族は、その名刺がいつ、郵便受けに入れられていたのか記憶にないという。

何者かによって、何かの目的で、ジャッキーさんの名刺が使われたのかは、不明である。ジャッキーさんの名刺は、行方不明となった時、ジャッキーさんのバックの中に入っていたため、ジャッキーさんの行方不明事件に関わった何者かがその名刺を使った可能性があり、それが何を意図するものなのか現在何もつかめていない。

警察は、ジャッキーさんの名刺が発見されたエリアに住む住人たちに、自分の敷地内にジャッキーさんに関わる何かが落ちてないか探すよう、協力を求めた。

別居中の夫がネットでジャッキーさんの姉を脅迫して逮捕される

その後、ジャッキーさん行方不明後、ジャッキーさんの3人の子供たちの面倒を見ていた姉を、重要参考人となっているジャッキーさんの別居中の夫が、ネットで脅迫していたことが判明、夫は逮捕され5年の懲役刑を言い渡された。

ジャッキーさんが行方不明になってから約2年後、ジャッキーさんは白骨遺体となって発見された。脅迫の罪で服役していた夫が殺人犯として再逮捕され、最終的に20年の刑を言い渡された。

卑劣極まりない元警察官の夫 殺人犯として20年の懲役

この事件は、当時全米でかなり話題となった。ジャッキーさんの車を高速道路に停めてわざとパンクをさせて高速道路上での誘拐事件になるよう見せかけたり、ジャッキーさんの名刺を配ってジャッキーさんが生きているように見せかけたりしたことで、余計にジャッキーさん行方不明事件は世間から注目を集めてしまったのだ。

そのうえ、ジャッキーさん最後の目撃者であり、重要参考人になっているのにも関わらず、自分の子供たちの面倒を見ていたジャッキーさんの姉をネット上で脅迫して逮捕された元警察官の夫が、更にジャッキーさん行方不明事件のことを人々の記憶から絶対に消えないものに位置づけてしまった。

その後、ジャッキーさんは白骨遺体で発見されるという最悪の結果となってしまい、この夫は全米の怒りを集めた。なんとも卑劣な犯行の積み重ねであった。

厳しいチャイルドサポート(養育費)の法律がある

これは、夫婦間のトラブルの末の最悪の結果となった代表的な事件となってしまった。だが、子供たちには手を出さなかったことが唯一の救いであった。

アメリカでは離婚すると、子供の面倒をみていない夫(妻)は毎月、決められた養育費を子供たちの面倒をいみている妻(夫)に支払う義務がある。これを怠った場合は、最悪の場合は、犯罪者として逮捕される。

もっとたちの悪い夫婦関係の殺人事件も発生している。それは子供がいる夫婦に起きてしまう。

離婚しても、未成年の子供がいる場合、ひきとった片親の方に、もう一方の片親が養育費を払わなければならない。離婚する時に、その額を双方で決めて裁判所の離婚書類に記載する。養育費を支払わなければいけない立場が父親の方だけとは限らない。母親の場合もある。 毎月ちゃんと決められた養育費を支払わなければ、犯罪となり、訴えられれば、支払わなかった過去の分までもさかのぼって請求され、お給料から自動引き落としの手続きを政府がしたり、銀行口座を差し止められたりする。それでも支払わなければ、監獄行きとなる。

養育費の未払いもアメリカでは、れっきとした犯罪なのだ。だから、養育費を支払わなければならない片親が、子供と離婚した相手(もしくは別居中の相手)を殺害してしまうという事件も多い。

殺害理由は単に”養育費を請求されたくない! 支払いたくない!”というただそれだけなのである。だから、もし未成年の子供がいたら、Just Divorce!ではおさまらない時もあるのだ。

出典 http://next.spotlight-media.jp

これは私が先に書いた「離婚のススメ」という記事の一部。アメリカではこういうことが背景となり、夫婦間での殺人事件が多発してしまうのだ。

しかしながら、今回の事件での殺害理由がこれに当てはまったのかは定かではない。

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