"Hudson River Tragedy" (ハドソン川の悲劇)

2011年4月12日(火)夜、ニューヨーク州オレンジ郡のニューバーグ(ニューヨーク市から60マイル北)で ハドソン川にバンが転落するという事故が発生した。

夫婦喧嘩が発端となり、母親が発作的に川に突っ込んだ

だが、後にこれはバンを運転していた母親が4人の子供たちを連れての無理心中だということが判った。

夫の浮気が発覚、夫婦で口論となり、その結果、4人の子供を連れて車で家を出た母親が自宅から6ブロック先のハドソン川に発作的に車を突っ込んでしまったのだ。

長男が自力で車外に出て岸辺まで泳いで助けを求めた

車が川に沈む寸前に窓を蹴破り、その隙間から自力で車外に出て、命が助かった10歳の息子がいた。

冷たく暗い川の中で、岸辺まで自力で泳ぎつき、助けを求めた。「まだ、車の中に母親と3人の弟たちと妹がいる!」と。

車の中には、母親(当時25歳)、5歳の男児、2歳の男児、11ヶ月の女児、そして一番上の息子、10歳の男児が乗っていた。 助かったのは、自力で脱出した10歳の長男だけであった。

母の最期の言葉

母親は、車で川に突っ込んだ後、子供たちが乗っている後ろのシートに滑り込んできて、子供たちを抱きしめて“if we’re going to die, we’re going to die together.”(もしも私たちが死ぬとしたら、みんな一緒よ。)と言ったという。

事件現場のハドソン川では、沈んだ車の捜索が行われ、翌日夜、ようやく車が引き上げられた。 車中には母子4人の遺体が確認されている。

とても静かに暮らしていた家族だった

この母子を知る近所の人々の話しでは、母親は子供たちを遊ばせるために、いつも外に連れて出ており、とてもよく子供たちの面倒を見ていたという。この家族たちは、とても静かに暮らしており、夫婦喧嘩のような声や、悲鳴や叫び声などは聞こえてきたことはないという。とても自殺するようなトラブルに追い込まれていたとは思わなかったという。

親は子供を育てる責任はありますが、命を奪う権利はないのです

子供を道連れに自殺するということは、英語では”Muder-Suicide"(無理心中)といいますが、これもれっきとした”殺人”です。

どんなにその時に辛くても、死んでしまいたいという衝動にかられても、生きていれば必ず別の道が開けます。そして絶対にやってはいけないことは、母親が自ら愛しいわが子たちを殺してはいけないということ。

子供たちにも、将来があります。いずれ自分たちで築く未来があります。母として、子供たちだけを置いておけないと、強引に道連れにするのは、絶対にしてはいけないことです。

死にたいという衝動にもしかられてしまったら、まず、車には乗らない。絶対にハンドルを握ってはいけません。そして、1人でいないことです。誰かに相談してみましょう。電話をかけて、誰かに来てもらいましょう。車には、絶対に乗ってはいけません。

私も遠い過去にそういう気持ちになったことがあります。経験者だから、わかるのですが、こういう追い込まれた時にに車に乗ると、無償に死にたくなってしまってスピードも出してしまいます。そして子供を連れて一緒に海や川に飛び込んでしまいたくなるんです。

でも、それは発作的な気持ちにすぎないんです。永遠に続く気持ちでは絶対にないんです。子供を産んだら、親となった人たちには”育てる義務”が生じますが、”殺す責任”も”命を奪う権利”もありません。

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さくらまい (Mai Sakura) このユーザーの他の記事を見る

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日本生まれですが、米国に30年間住んでいた米国籍のライターです。2014年に家族で日本に移住してきました。どうぞよろしくお願いします。
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