車が道路脇の縁石に衝突して、後部座席で母親のひざの上に抱かれていた4歳の男児が車外に放り出されて死亡するという痛ましい事故がありました。2011年に日本で起きた事故です。(当時のニュースはもう見つけられませんでした。)

日本でよく見かける危険な光景

上記事故は後部座席でしたが、日本では助手席で母親が幼児を抱っこして乗っているのを本当によく見かけます。さらに子供が助手席に乗っていることもよくありますし、チャイルドシートを助手席につけているのもよく見かけます。

これらは米国では絶対にありえない光景なので、「危ないのに!」とつい思ってしまいます。

抱っこでは子供を事故の衝撃から守れない

抱っこでは、事故の衝撃から子供を守ることはできません。時速40kmで衝突したとき、乗員に加わる衝撃は、体重の約30倍にもなるという実験の結果があります。体重10kgの子供でも、30倍の300kgの重さとなれば、大人が抱っこしていても支えきれるものではありません。衝突時の衝撃で、抱っこしている腕の中から飛び出し、車内に叩き付けられてしまうでしょう。もし、抱っこしている人がシートベルトを着用していなかったら、その人にかかった衝撃力までもが子供にかかってしまうことになります。仮に助手席に座っていた場合には、子供をエアバッグ代わりにしてしまいかねません。抱っこしている人の体重が60kgあったとすれば、1800kgもの衝撃が子供にかかることになるのです。

出典 https://www.pref.gunma.jp

車の衝突時は、想像以上の力が働きます。子供を抱っこして車に乗ると、どれだけ危険なのかを自覚しましょう。

チャイルドシートは後部座席に!

2012年にようやく日本でも幼児に対してチャイルドシートが義務化となったわけですが、そのチャイルドシートを後部座席にという記述がないので、この法律ではまだ危険を防げないと私は感じています。

米国では、幼児に対してのチャイルドシートは後部座席限定とされています。なぜなら、助手席は車衝突時に一番衝撃が伝わるからです。さらに助手席は衝突時にはエアバッグが作動します。これによって幼児は窒息する危険があるのです。

チャイルドシートの種類と安全性

チャイルドシートといっても、様々な種類があるので、どれを選んでいいのか迷いますよね?以下、参考にされてください。

チャイルドシートと一般的に言われているシートも、実際には年齢別で3タイプあります。

●乳児用(ベビーシート)年齢:新生児~生後約10ヶ月まで体重:10kg未満 身長:65cmまで

●幼児用(チャイルドシート)年齢:生後約10ヶ月~4歳まで体重:9kg~18kgまで身長:65cm~100cmまで

●学童用(ジュニアシート)年齢:4歳~10歳まで体重:15kg~36kgまで身長:100cm~135cm以下

どのシートを選ぶかは「子供の身長・体重」を参照して決める方がよいです!同じ年齢でも体格にはバラつきがあるので、ピッタリ合わないと事故は防げません。

体格にピッタリ合うシートで、子供の安全をしっかり守ってあげて下さいね

出典 http://xn--p9jbr9b1a6d5316g.com

これはとてもわかりやすいですね。

12歳以下の子供たちを助手席に乗せないで!

アメリカでは、12歳以下(州によって年齢制限は多少異なる)の子供は後部座席でシートベルトを着用させて乗せなければならないということが法律で定められています。日本では助手席に関しては年齢制限などありませんが、助手席は一番危険な場所です。そういう席に子供を乗せるのはどうかと思います。車の衝突時にエアバッグが作動して、子供が窒息死するという事故も実際に発生しています。

子供たちの安全を考えて、12歳以下の子供は後部座席でシートベルト着用、幼児も後部座席でチャイルドシートを固定して乗せてあげましょう。

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さくらまい このユーザーの他の記事を見る

最後まで読んでいただきありがとうございました。
日本生まれですが、米国に30年間住んでいた米国籍のライターです。2014年に家族で日本に移住してきました。どうぞよろしくお願いします。

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